大妻多摩は毎年10月初めに、学校が閑散とします。理由は高2と中3が修学旅行に出かけるのに合わせて、高3を除く他学年も校外学習に出かけるからです。先週、学校は閑散として少し寂しかったです。

修学旅行では、中学3年生は平和教育として広島・岡山方面へ3泊4日で、高校2年生は奈良・京都へ4泊5日で出かけます。海外への修学旅行が次第に主流となる昨今ですが、大妻多摩では国内にこだわっています。海外セミナーは別に持っているからでもありますが、中学でしっかりと戦争や核兵器について歴史から学び、高校2年生で本物の日本文化を味わうことが、将来国際的な舞台で活躍する人材の育成には欠かせないと判断しているからです。

私も昨年度は大妻学院の研修制度で海外の大学院に留学をしていましたが、強く感じたのは「日本人としての自覚」であり、他国の同級生達と話すのに一番役立った内容は、「自国日本のこと」でした。英語が使えなければならないのはもちろんですが、その英語を武器に何を語るのかが実は見落とされがちな大切な点なのです。

大妻多摩ではこのような考えから、海外セミナーがある以上、修学旅行は自国の歴史や文化をしっかりと学ぶ機会として、広島・岡山、奈良・京都へと出かけています。毎年そうですが、原爆資料館の展示物の前で、集合時間を忘れるくらいメモを取ったり見入って立ちつくしている生徒、優しい目の仏像の前から動こうとしない生徒の姿を見るにつけ、我々の修学旅行の質の高さを誇りに思います。詳しくは本校のホームページでご覧下さい。

また、10月6日()より、秋のオープンスクール「はじめての大妻多摩」(11月6日[]10:0012:00実施)の参加申し込みの受付が始まりました。ホームページより参加申し込みができます。多くの受験生の方の参加をお待ちしております。

    大妻多摩中学校ホームページ:http://www.otsuma-tama.ed.jp

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