中高グラウンドには、本校開校時に記念樹として植えられたブンゴウメの木があります。毎年3月下旬に淡いピンクの花を満開に咲かせ、6月に多くの実をつけます。
今年は、「青ウメを収穫し、ウメシロップを自宅でつくる」という青ウメ収穫祭を行い、中1から高1までの26名の生徒が参加しました。

収穫祭当日の昼休みに収穫をしました。生徒たちは交代で棒を使って枝をゆらし、残りの生徒たちがブルーシートで落ちてくるウメを受け止めました。青ウメ落としは棒を使っても一筋縄ではいかないため、“ボコボコボコ・・”と続けざまにウメが落ちてくると「オー!」と歓声が上がっていました。高いところにあるウメは教員が脚立に乗って棒で枝をゆらし、最終的に「7kg」と予想を大きく上回る量の青ウメがとれました。

放課後は食物室に集まって、持ち帰るウメと氷砂糖の準備です。1人230gの青ウメと、同量の氷砂糖をジプロックにはかり取り、レシピ・シールと共に持ち帰りました。
自然の恵みを愉しむ昔ながらの方法を体験しておくと、今後の人生が少しだけ豊かになり、その体験を使える場面もでてくるかもしれません。
収穫祭翌日には、「先生! 昨日早速漬けました!」と元気に知らせてくれる生徒もいました。甘酸っぱく爽やかなウメジュースで、初夏の味を愉しんでもらえたら嬉しいです。

6/9に仕込んだ青ウメシロップを職員室前に展示します。中高グラウンドのブンゴウメだけでなく、高2・高3教室前から見える車用スロープ横に咲く紅梅(花ウメですが)の青ウメ、購入した青ウメも使いながら、条件を変えた6種類のシロップを準備しました。ウメの種類や生ウメと冷凍ウメの違いなども比較しながら、浸透圧によりウメのエキスが抽出される違いを観察してもらえたらと思います。

放課後にウメを計量 氷砂糖も計量 配布したレシピはこちら

学校の青ウメシロップ

購入した青ウメのシロップ

6種類のシロップ

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