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毎日暑い日が続いております。コロナ感染第7波の中、行動制限のない夏休みを皆様いかがお過ごしでしょうか。引き続き、感染対策を続けましょう。

 

さて、7月11日にHPで「第1回ホスピタリティ甲子園 英語プレゼンテーション大会英語部門」に本校生徒が選出されたこと(記事を読む)をお伝えしましたが、7月28日(木)に決勝大会がフォーシーズンホテル大手町を会場に行なわれ、高校2年生の車川さんが見事に優勝しました。

この大会は今年から始まった大会で、東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校が主催しフォーシーズンズホテル東京大手町が協力をしています。大会名に「ホスピタリティ[もてなし(のよさ)]」という語が入っているのも納得です。以下の課題と制限時間、プレゼンテーションの仕様で大会が実施されました。

 

・課題:「あなたが考えるホスピタリティの仕事の未来」について

(英語でプレゼンテーション)

・制限時間:3分30秒~4分30秒

・Power Point や配布資料を使ってのプレゼンテーション

・個人、団体(グループ)どちらも応募可能

 

かなりユニークな大会ですが、決勝大会後に主催者の方とお話をする時間がありましたので、その時のお話を少しお伝えします。「おもてなし」という言葉は、東京五輪誘致の頃から有名になり、日本は Hospitalityの高い国であるという認識が皆さんの中にもあるのではないでしょうか。ところが、お話によればその認識とは大きく異なり、「この言葉に代表される日本のホテル業界における接客は、決して世界最高の水準にあるとは言えない」とのことでした。欧米を中心に、 Hospitality は大学の正式なコースになるレベルで学ばれているそうですが、日本はまだ立ち後れていて、特に次世代を担う日本の若者へのHospitality 教育が危ういとのことでした。それが理由でこの大会を始められたそうです。少し意外な気もしました。「おもてなし」の心による日本のホテル業界に関する私のイメージが違っていたからです。お話からは、かなりの危機感が伝わるほどでした。

 

話を英語のプレゼンテーションに戻します。車川さんの他に、本校からは同じく高校2年生の「青山さん・京小さん・増田さん」のグループも選ばれていました。優勝した車川さんのプレゼンは、とにかく内容が独創的で興味深かったです。「Hospitality と Service の違い」「Hospitality のサイクル」「Hospitality とは、それを受けた人がバトンでつないでいくレベルのもの」であるという内容が科学的かつ論理的で非常に良かったです。表現に関しても、Power Point が分かりやすく魅力的で、言いたいことが明確に伝わってきました。ただ、当日は緊張もあったのか、私の見る限りでは7月に学校で練習したときの方が良かったです。これは、当日応援においでになっていたご両親もおっしゃっていました。それでも優勝できたのは実力が高いからで、素晴らしいことだと思います。

 

もちろん他の参加者も素晴らしいプレゼンを披露していました。特に本校から決勝に選ばれたもう1組の生徒達も、「チームでプレゼンをする」という離れ業を見事に成功させ、こちらも内容的に素晴らしいものでした。内容について詳しくは、7月11日の記事を参照してください。審査の結果は僅差であったと思います。残りの発表生徒達は、埼玉県の男子高生たちでした。彼らが練習の成果が伝わる落ち着いた発表を最初に見せてくれたおかげで、本校の生徒達も波に乗って発表ができたのかもしれません。

 

発表者には審査発表後に、このホテルのレストランで会食のご褒美が用意されていました。(在校生のページに詳しい写真があります・要認証)会場はフォーシーズンホテル大手町の39階でしたので、眺望も素晴らしく目の前に夏の青空を背景にしたスカイツリーが美しく見えました。本校生徒だけでなく全ての参加者にとって思い出に残る夏の日となったことでしょう。大会運営に当たられた皆さんの Hospitality に感謝します。来年も第2回を実施されるとのことでした。連覇ができると良いですね。

 

伊藤 正彦

 

 

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