休校期間ではございますが、オンライン授業に向けて各教員が授業の準備に取り組んでいます。

理科は理科室からのライブ配信を行いました。

保健体育では中学1年生の学年の先生が一緒にラジオ体操第2を撮影しました。
中学2年生から高校3年生の生徒を対象に、月・水・金曜日にラジオ体操の動画を更新してますので、毎朝ラジオ体操をするようにしてください。
また中学2年生は火・木・土曜日、中学3年生から高校3年生は火・木曜日にダンスの動画も更新されますので、動画を見ながらからだを動かしてみましょう。

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 5/6まで休校ということが決まってから、今できることをしっかりとやっていこうという空気が我々教職員に流れています。写真は教材等の郵送準備をしているところと、オンライン授業の準備をしているところです。Google meetというアプリを使って授業を配信するのですが、写真の教員はClassiを使ってアンケートを挿入し、より生徒に参加感が出るように工夫していました。実際にやってみると生徒の反応の早さに驚いたと言っていました。
 0限が体操、1限国語 2限数学 3限英語 4限 理科 5限社会 6限 質問タイム
 各授業は月~金までで、各30分です。土曜日は実技教科を中心に配信する予定です。また適宜、ホームルームを設定する予定です。しばらくは試行錯誤しながら進めていくことになる思いますが、全力を尽くしたいと思います。

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大妻コタカ先生の言葉に「仕事に追われずに」というものがありますが、まさにこの1週間は追われておりました。
7日に始業式を、本日は午前中学校、午後高校の入学式をweb配信で執り行い大妻での新たな生活のスタートをお祝いいたしました。

本校では5月6日までは登校禁止、家庭での学習期間となりました。
既に一人一台のタブレットが手元にある中2生から高3生についてはGoogle社のシステムを駆使し、学校での特殊(この期間専用)日課表に従って明日より0時限体育科による体操時間、1~5限主要5教科、6限質問タイムとwebを利用した授業や自習時間の確保を行います。
新中1生のご家庭には明日か明後日までに届く形で学年の先生がたが丹精こめて作り上げた新1年の学び方、各教科学ぶためのガイダンスの資料、学習手引き、課題などがご自宅にお届できることと存じます。

大妻コタカ先生の時代にも試練は沢山あったといいます、関東大震災や戦争で新校舎を作っては壊され、どん底から何度も這い上がっての大妻の今があります。
私たちも100年に一度と言われる困難が続きます、大震災を超えて今度はウィルスとの闘いになりました。
いまは「壁のない大妻」という学校を最先端の通信技術を駆使して動かそうとしています。
正直、学年によって昨年度までのタブレットの活用度合いの違いが大きく、混乱も少なからずある学年もあります、一方で情報科の先生のホットラインも準備し、「オンライン学習についての質問、不安」に対応できる体制を整えています。
ご家庭におかれましてもこの間、通信環境の整備などご協力いただけましたら幸いです。
生徒たちの健康と安全を第一に、学校は閉めても学びを止めることなく、またこの時期ならではの家庭でのお手伝いや整理整頓などの時間を有意義に過ごしていただきながら大妻を選んでよかったと思っていただけるような最大の努力をしていきたいと思います。

校舎の前には本来生徒を花いっぱいで迎えようとしていた枝垂れが意地らしく孤独に咲いています。
一日も早くまた生徒たちがこの学び舎に集い学校が賑わいますように。
雲の上はいつも晴れ、いまはじっと我慢です。

校長 成島由美

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桜もほぼ満開、日増しに春の陽気、3月も半ばを過ぎたというのに、町にでても殆ど艶やかな袴姿の卒業式学生を目にしない年でした。
それどころかこの1か月弱、電車にも街中でも「制服姿」の学生を目にすることはほとんどなく、朝夕寂しい、異様な3月でした。
休校から3週間が過ぎ、縮小での卒業式実施、在校生は修了式もできずに学年を終えました。
学年最後のところでクラスの仲間、先生に別れの挨拶もできず、成績も新学期に手渡しされることになります。
皆さんにとっては何かを置き忘れたような気持ちを持ち続けることにもつながり、節目の儀礼をできなかったことで「これから頑張る」といった気持ちの整理もできにくくなっているのではないでしょうか。

一方で、毎日のように世界情勢、感染数が変わり、「今、日本と世界で何が起きているのだろうか」 「自分はこの先どう生きていくべきか」「見えない敵との闘いの中で自分ができることは何か」など、黒板の前の世界から離れて各家庭に身をおきながら普段では絶対考えないようなことを考えるきっかけにしてほしいと思います。

さきほど萩生田文部大臣から「原則、すべての学校を再開へ」という方針が出されました。
議論が繰り広げられている国会、日本の中心に最も近い学校でもあるわけで、人の往来は相変わらず多く日本の中枢ともいえる地域です。
生徒、教員の健康、安全に注意を払いつつ、工夫を凝らして4月から授業を再開できるよう、準備を進めます。
生徒の皆さんも年間の復習はもちろん、そして新年度から始まる科目への備えなど、新たな構えをはじめてください。
ごきげんよう。

校長 成島由美

3月19日午前、中学は放送で卒業式をしました。
映像の配信の形で、各教室にて授与式です。

また、高校は前後左右の1列づつ空ける形での大妻講堂での卒業式を執り行いました。
いつもと同じようにできない残念な気持ちもありましたが、それでもできる限りのことで生徒の門出を祝えたのは私たちにとっても喜びです。
生徒登校のない間、黒板アートの準備も教員たちでしました。心をこめて。
ご卒業の皆様、本当におめでとうございます!

校長 成島由美

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本日中学及び高校の卒業式を挙行しました。
中学は各教室で映像を配信するという形式で実施しました。窓を開け、換気に気を配りながら厳かに実施されました。
高校は講堂で実施しました。席を一つずつ空けて着席し、保護者の方は1名のみの参加をお願いしました。例年より短い卒業式でしたが、卒業生や保護者の方々の喜びは例年以上に感じられました。尚、会の模様は後日映像で保護者の方に向けて配信予定です。
例年は在校生が準備をしますが、今年は教員だけで準備しました。黒板アートに挑戦する先生や百人一首にちなんだ語呂合わせでメッセージを送る先生等様々でした。

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2020年度のオープンスクールは6月6日(土)14:20に実施する予定です。
一部の受験雑誌等には4月25日(土)に実施として告知されていますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、6/6に変更いたしました。
5月6日(水)より予約を開始します。
尚、今後の状況により日程に変更がある場合ホームページにてお知らせします。

ご予約は本校HPよりアクセスして下さい。

休校から2週間が経ちました。
生徒の声が響かない校舎、ボールをつく音のしない体育館、こんなに静かな学校は異様です。
専門家の指摘でも日本はこういった国民それぞれの我慢、自粛により「なんとか持ちこたえている状況」。一方で韓国、イタリア、アメリカをはじめ日本に遅れる形で大流行となっている国が続々と出ています。
日々、メディアに登場するコメンテーターによるといろいろな見方もあるようですが、人口比でみれば日本は抑え込みがうまくいっていると言えます。日本の医療従事者の努力、医療環境や設備水準が世界で比較しても誇れることも意味しているのではないでしょうか。また、何より国民の公衆ルールや衛生意識の高さがすべてを支え、インフラになっている国民健康保険制度も成功の要因かと思います。しかしながら、まだワクチンが市場に出るまでは時間が相当かかるわけで我々は油断せず、この過ごし方に慣れる必要もあるのかもしれません。

4月以降の学習について、今日は教員全員と話をしたり、ツールの扱いなど研修など学校は変化にどう対応していくか、備えるか動いています。

自宅で個別に学習している生徒の皆さん、そろそろストレスもたまっていることでしょう。散歩や適度な運動など、日課にも取り入れながら健やかにお過ごしくださいね。

この2週間、コロナと戦う世界の様相は、歴史を学ぶ上で貴重な映像や国民性を理解するのにつながるかもしれません。政治と国民の関係性や人の気質が、国によって同じウィルスへの構えでもかなり異なることがわかってきます。
いつかはこの騒ぎも歴史になります。
そのど真ん中にいて学ぶこと、世界を知ること、そして本質を自ら考え抜くこと、これはいましかできない学びでもあると思います。自分の頭で考え、類推し、まとめてみる、問いをたててみる、関連したことを調べてみる、学校の黒板と机から離れて今ならではの学びの「型」を身に着けてほしいと思っています。

校長 成島由美

休校に入って1週間が過ぎようとしています。
世界中が見えないウィルスと戦っています。
政府も企業も子供たちも。
去年の今頃、誰が想像したでしょうか?
今回の経験を通して私たちはいろいろなことを学ぶことになると思います。
そして今後の人生に生かしていきたい、教育活動の中でも100年に1度ともいわれる今回の経験を深めていかねばならないと思っています。

生徒の皆さんは、規則正しい生活ができていますか?学校の課題は進んでいますか?
一日が自由にデザインできることはあまりないことなので、この機会を利用して趣味や特技、苦手の克服など充実させていってください。
教養を深めるには人にあったり、旅をするがいいのですが、いまの時分困難なので、読書がオススメです。
私は高校時代に最も影響受けた本がヴィクトール・フランクルの「夜と霧」です。
確か記憶が定かでないのですがわたしが高校時代、英語でUNIKORNという教科書を使っていて、アンネの日記が題材にありました。
英語の先生がさらにこの時代の理解を深めるならと紹介してくれたのが「夜と霧」でした。
衝撃的な内容、何度か大学になっても読み返しました。
社会人になって二度ユダヤの収容施設を訪ねました。
アウシュビッツは小学生の息子を連れていってしまい、彼は怖がって夜何度も起きてしまったのを覚えています。
一冊の本の出会いが、そのあとの価値観、人生、経験を大きく変えることもあります、若いうちの読書は心の肥やし、大いにいろいろな書に触れ、考え、疑問を持ち、本物に触れる、原点を訪ねる、そんな行動をしてほしいと思います。

校長 成島由美

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