秋は涼しい気候のためさまざまなことにチャレンジしやすい季節です。何か新しいことを始めてみるのも良いですね。
 大妻では、10月29日に中学芸術鑑賞会として、中学2、3年生は宝生能楽堂に狂言を見に出かけました。「日本文化」とはいえ、生徒たちにとって身近な文化とは正直言えず、初体験の生徒も多かったようです。まずは、知ることの第一歩を踏み出した?という感じでしょうか。舞台における狂言体験や、人々のちょっとした失敗談などをユーモラスに描いた狂言の内容に、「古典」「伝統」とは難しいものであるという先入観にとらわれることなく、生徒たちは心から楽しめていたようです。生徒の目線からみると、「モダン」「斬新」な文化の発見といったところでしょうか。
 これをきっかけに今まで自分の知らなかった分野にも興味・関心を持ち、舞台鑑賞や図書館に本を探しに行くなど何かしら行動を起こしてくれる生徒もいるかな?と期待しています。

gm20191105_a01

大妻では毎年、冬休み期間に高校生を対象とした「社会科見学会」を実施しています。希望者のみの自由参加です。今回はそのための事前学習の様子をお届けします。

奈良・京都を中心に、中学の修学旅行では回りきれなかった場所や自分ではなかなか行かないような場所を巡るのが基本的な方針ですが、生徒同士で少人数の班をつくり、その中でテーマを設定し、コース決めから段取りまですべて自分たちで決定します。

たとえば、「源氏物語ゆかりの地を巡る」とか「新撰組の足跡を追う」とか、「阿修羅を完全制覇!」……といった具合です。

中学の間の旅行や校外学習で培った「自分たちで企画し、実現する」力の実践演習ともいえるイベントで、生徒たちはみなとてもいきいきと、楽しそうにテーマ設定やコース選びをしています。

学校から支給されているタブレットは、寺社仏閣の情報を調べたり、地図で効率的に回るコースを検討したり、交通機関料金を調べたり、場合によっては施設や体験の予約をするのに大活躍。

最終的には、そのテーマに関するレポートをデジタルデータで提出して完成となります。データは蓄積され、次年度社会科見学に向かう後輩たちの参考資料となる予定です。

gm20191105_01

gm20191105_02

gm20191105_03

 秋といえば、食欲、スポーツ、そして読書ですね!大妻でも10月24日~30日まで「読書週間」がもたれました。大妻は読書に力を入れており、大変図書室も充実しています。実際、本好きの生徒も多く、生徒たちは熱心に読書に集中していました。
 ところで、「読書週間」は単なる学校行事で、活字離れがさけばれる子どもたちに読書を推奨するための行事と思っていませんか?実は、終戦まもない1947年「読書の力によって、平和の文化国家を作ろう」という決意のもと「読書週間(10月27日~11月9日」が開催され、それが今日に至っているそうです。当たり前に、あらゆる本がすぐに手に取って読めることが本当に素晴らしいことなのです。
 目まぐるしく変化する現代においても、人間性を育て形づくるのに「本」が重要な役割を果たすことはかわりのないことですから、「読書週間」だからではなく、暮らしのスタイルの中に「本」とつきあっていってほしいと思い、大妻では多様な図書を推奨しています。

gm20191031_01

 9月2日から27日まで、オックスフォード大学からインターン生がお二人いらしていました。お一人は政治学、もうお一人は言語学を専攻されており、視野の広い大変優秀な学生さんです。英語の授業への参加はもちろん、クラブ活動への参加や留学を予定している生徒との懇談など様々な場面で生徒と関わってくださいました。大妻生は、授業中だけでなくお昼休みや放課後にも積極的に英語で話しかけており、良い刺激を受けていました。特に、何故オックスフォード大学を目指したのか、中高時代はどのように勉強したか、また大学卒業後はどのような道を志しているかなどに興味を示す生徒が多くいました。今後、今以上に積極的に海外に目を向ける生徒が増えることを期待しています。

gm20191002_01

gm20191002_02

9月21、22日、お天気が心配でしたが、無事秋晴れの中で終了することができました。
教室展示も力が入って、飾りつけも校舎全体が七夕のような美しい出来栄えでした。
大妻講堂での各部、団体の演技、演奏、パフォーマンスも見事でした、支える裏方の活躍も光っていましたし、友達を応援する大妻生の姿も素敵でした。
彼女たちの可能性は無限大です。
どんなに技術が進化しても、人の心をゆさぶったり、感動を与えたりするのは一生懸命な人の姿、そこに宿る創造力であることは変わらないと思います。
個々が授業以外の時間に練習や工夫を凝らし、仲間と協力しながら表現することは学校の外に出てからの人生でも大切な要素です。
「文化祭」という大舞台で鍛えられた生徒たちのこれからが楽しみです。

校長 成島由美

gm20190922

gm20190922_01

明日9月21日(土)と9月22日(日)は本校の文化祭が開催されます。生徒の準備も仕上げ段階です。
中学1年生は日々の生活の様子や入試当日の様子等を展示しています。
入場はチケット制を取っていますが、受験希望者とその家族の方はチケットがなくても入場できます。ぜひご来場ください。
舞台発表等のタイムテーブルは本校webサイトに掲載中です。お気をつけてお越しください。

bunkasai0920

 8月1日(木)~4日(日)まで長野県戸隠高原にて、中学生14名・高校生6名の合計20名が参加して、美術部の合宿を実施しました。宿舎は標高1200メートルの戸隠高原スキー場ゲレンデのふもとにあり、戸隠連峰が一望できる眺めの良いホテルです。幸い天候にも恵まれ、雄大な戸隠連峰ときれいな水面の鏡池を目の前にしながら4日間熱心に油絵で風景写生に取り組みました。3日目には、てびねりによるお皿やカップの制作にも挑戦。それぞれ趣向を凝らした装飾を施し、発想の豊かさが垣間見られる楽しい作品に仕上がりました。4日目には白樺の切り株に、戸隠のイメージを考えながら、アクリル絵の具で絵付けを行いました。
 4日間都会を離れ自然の中で、中学生・高校生一緒に活動することを通して、お互いの親睦を深め、集中して制作に取り組む貴重な機会になりました。

gm20190904_01

gm20190904_02

gm20190904_03

 高校茶道部は、7月末に、京都のお家元(表千家不審庵)を見学に参りましたので、ご報告いたします。台風の影響もあり、露地を歩いての見学は叶いませんでしたが、御祖堂で千利休さんのお参りをさせていただき、残月亭にて、茶の湯の歴史について説明を受けました。今回は、お家元しか点前をすることが許されず、普段は入ることのできない不審庵の三畳台目の茶席にも座らせていただけ、暗い中で「不審庵」の扁額も拝見することができました。
 翌日は、大徳寺聚光院、三玄院にて月釜に参加。期せずして大妻女子大学茶道部の方々にお会いしご一緒することができました。お茶をいただく間に、名品のお茶碗や両器も手に取って拝見させていただき、大変勉強になりました。利休さんのお墓にもお参りし、充実した合宿となりました。ご指導いただきました柴田コーチに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。(写真は、不審庵表門・大徳寺・茶杓削り体験です)

gm20190827_01

gm20190827_02

gm20190827_03

8月17日・18日、東京都高体連主催の夏季大会に出場しました。最高気温37度の予報が出る中、万全の暑さ対策で臨みました。頼りにしていた高校3年生が引退し、新チームになって3ヶ月。発展途上ながら持ち味を発揮でき1回戦、2回戦を2-0(ストレート)で勝利して2日目に進出。2日目はパワフルな攻撃を展開する相手に真っ向勝負で挑むも完敗。

8月21日・22日、町田市立総合体育館で行われた武相大会に出場しました。1日目は予選4チームリーグを1位で通過。2日目は、昨年度何度も大きな壁となって超えられなかった強豪校。1セット目、粘り強いラリーを展開し接戦から抜け出し先取。2セット目を落として迎えた最終セットは最大7点リードするも相手の猛追によって23-25で悔しい敗戦。続く敗者戦は苦戦が予想されましたが、勢い勝って2-0で勝利。

上記2大会を通じて、試合をするごとに成長を感じることができました。人数の少ない新チームですが、それを言い訳にしないで、また少ない良さをしっかりと生かして、夏休みの練習を頑張ってきました。今後も期待できそうです。

gm20190824-01

gm20190824-02

gm20190824-03

7月26日、27日に大阪府泉佐野市立文化会館エブノ泉の森ホールで全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクールが開催されました。録音審査を経て、今年も出場してまいりました。
 今年演奏した曲は「歌劇『イーゴリ公』より序曲」(アレキサンダー・ボロディン作曲・石村隆行編曲)です。この日の為に部員一同精一杯練習を重ねて参りました。結果は「優秀賞」と全国1位にあたる、「文部科学大臣賞」を受賞することができました。
 この大会で高校3年生は引退となりました。8月からは高校2年生を主体とした新しい1年が始まっています。先輩の思いを受け、後輩たちが伝統を受け継いでくれることを期待しています。

ページ
TOP