今年も立教英国学院は恒例の秋のアウティング(遠足)に行ってきました。

アウティングは2学期と3学期に予定されていますが、秋は学年ごとに学校からアクセスの良い、一見の価値の高い地が選ばれています。

高3は最後の遠足なのでロンドン、今年は見事なゴシック様式建築が有名な国会議事堂を見学しました。

高2・1は高校生らしく、学問の街が行き先です。それぞれオックスフォード、ケンブリッジへ行き、世界に名高く、英国でも最も古い大学の様子を現地のガイドで見学しました。

今年の小6~中3は軍港の街ポーツマス、ここもまた華やかなりし大英帝国時代から続いてきた英国有数の地です。

冬将軍の到来を感じさせる冷え込みでしたが、さわやかな秋晴れの一日となり、澄んだ空気と紅葉と英国らしい雰囲気の街を楽しむことができました。

 

  

 

  

 

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高1のアウティング ケンブリッジ探訪

 

 ケンブリッジを訪問してきました!

今年の高1のケンブリッジ・アウティングはほんの少し違いました。

しおりをあらかじめ配って各班が計画を練り、ガイドツアーにワークシートが付きました。

ガイドツアーは毎年頼んでいますが、普通の街観光ツアーとサイエンス・ツアーとし、生徒たちで好きな方を選んで参加しました。時間は1時間。

ちょっと短いですが、そのぶん盛りだくさん。

ワークシートも埋めなければなりませんから、一生懸命英語ガイドを聞きました。

半数は4月入学の生徒たちという構成の高1でしたが、わからないようなわかるようなガイドツアーに、先生の説明も加わりながら面白い話をたくさん聞くことが出来ました。

1つだけ披露しましょう。

 

ケンブリッジ大学の校章とオックスフォード大学の校章にまつわる、ユーモラスな逸話について。

  「ケンブリッジ大学の校章には閉じた本が、オックスフォード大学のものには開いた本がデザインされています。オックスフォード大学の学生は『ケンブリッジの学生は勉強しない。本が閉じたまま。』と揶揄し、それに対してケンブリッジ大学の学生は『オックスフォード大学は本を開いているけれど、何百年も同じページ。』と応酬するのです。」

英国で古い歴史を持ち、互いに競い合って、最高峰の学問の府であり続けた両大学のたくましい気風がしのばれますね。

このほかにも、街の名前の由来やニュートンの木、ケンブリッジ大学のCOLLEGE制度、トリニティ・カレッジ正門のヘンリー8世像の逸話、DNAの二重らせん構造を発見したワトソンとクリックのパブ訪問、タイム・イーターの大きな時計などなど。

ワークシートにはガイドになかったものもありましたので、最後に、一生懸命英語で質問しました。

少々時間をオーバーしましたが、楽しいツアーでした。

ちょうど近隣の別の大学で修了式があった様子で、帽子・ガウン姿で歩く学生たちを多く見掛け、古い大学の街により一層雰囲気を添えていました。

風のあるとても寒い日でしたので、計画を変更し、お楽しみのPANTING(ボート遊び)は断念。

ですが、街を楽しみ、食事を楽しみ、クラスメイトとの時間を楽しみ、見識も広げた1日。

帰りのバスの中はとても静かでした。

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