
「高1が作り出した宇宙」
`The space Odyssey !`
チャペルの中で響くH1の声。
その声は1週間の作業を終えた後の疲労感は全くなく、達成感に満ちていた。
H1の企画は宇宙という抽象的なテーマで、何のトピックスをやるかの話し合いはかなりの時間を費やしたと思う。
その反面作業をし出すと止まらなかった。
エイリアン制作がその例だ。広いテーマはまとめづらいが、発想が出やすく今のH1に合っていた気がする。
作業は惑星ごとに人を分け、行っていたがどのチームも個性が出ていた。
宇宙の探検のわくわくするストーリーにそって作られていった模型、背景はどれも工夫が施されている。
ただ赤く塗るだけではなく、場所によって黒を入れた赤で塗っていた太陽。入った瞬間きれいなビーナスがお出迎えする金星。
一見地球儀に見えるがよくみると陸地が反対になっているα星の模型。
背景を使って星座の紹介を描いた火星。
惑星の中がどうなっているかを見せた木星。
どれもこれも何を伝えたいかが分かっておもしろい。
私は学級委員のため、チームの作業をちょくちょく見ていた。
案が決まらなかったり、意見が合わなかったりと最初はバラバラな星達だったが、後半は1つの惑星と化していた。
目まぐるしく過ごしたハーフタームはたとえるならば、銀河だ。
銀河はたくさんの星が集まっていて、天の河のように地球にいる私たちにその美しい姿を見せている。
H1という星27人が集まって見事クラス企画を完成させ、いらっしゃったお客様に感銘を与えた個性あふれる銀河。
来年のこのクラスの企画がどうなるのか、かなり楽しみである。
高1の皆さん、お疲れ様。
そしてありがとう。
(高等部1年 女子)
※日曜日に行われた全校投票の結果、このクラスは総合3位を獲得しました。