日常生活の喜怒哀楽、大きな行事から小さな出来事まで、生徒達が立教生活を生き生きと綴りました。
                                                                                    
「”Would you like tea or coffee?”」

待ちに待ったオープンデイ。

しかし、終わっても欲しくない。

そんな微妙な心境で迎えた11月7日は、あっと言う間に過ぎ去ってしまった。

 

「縁の下の力持ち」というスローガンの下、オープンデイを陰でサポートするという高3生の役割の中で私が担当したのはキッチンの給仕係だった。

紅茶・コーヒー・ジュースの中からお客さんの注文したものを注いで渡す、ただそれだけの作業。

開店する前は、そう思っていたけれど、いざ給仕し始めるとそこにはたくさんの「会話」があった。

 

始めのうちは、会話と言っても二言三言。

しかし、しだいに慣れ始めると自分から声を掛けたり、最終的にはトイレで会った人にまで声を掛けてオープンデイの感想を聞いたりした。

この日が今までで最も多くの英人の方と話した日だと思う。

 

もちろん、長時間立ちっぱなしでくたびれたし、お腹もすいたけれど、お茶を渡した後に笑顔で “Thank you.”と言われることで自分自身も笑顔になり頑張ることができた。

 

準備期間の2日と当日の1日と合わせて3日のオープンデイ。

期間も異なれば、関わり方も他の学年とは違う。

全く経験したことのない初めてのオープンデイは “Thank you.”の言葉とともにとても楽しく終えることができた。

 

(高等部3年 女子)

 

 

 

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