日常生活の喜怒哀楽、大きな行事から小さな出来事まで、生徒達が書いた生の文章で立教生活を生き生きと綴るコーナーです。

 

「最高の思い出」

今年のオープンデイと昨年のオープンデイでは大きな違いがあった。

生徒会の仕事をしつつ学級委員としてクラス企画をまとめていく事、つまり生徒会と学級委員の両立だ。

これは決して簡単なことではなかった。

 

オープンデイ期間が始まる前から生徒会の多くの仕事をこなし、且つクラスの申請物の確認などの学級委員としての仕事もこなさなければならない。

準備期間中はクラスメートが各自フリープロジェクトに行っている間、生徒会のみでオープンデイ作業、正直こんなに忙しいつらい時間は今後多くないと思う。

でも逆に言えば、こんなに充実して真剣になる時間もそんなに多くはないんだろうと思った。

 

なかなか企画が進まなく、何度か喧嘩しかけたこともあった。

でもその中で協力し合い、勝ち取った総合優勝は本当にうれしかった。

そして今年のオープンデイで生徒会として活動した事で気付いたことがある。

それは今まで普通にオープンデイ作業していては気付くことができなかった、係・本部また先生方の協力、努力があって初めてオープンデイという行事が成り立っているということだ。

今まで体育館にビニールシートが貼ってあることなど気にしたこともなかったが、自分も本部として体育館設営を行うことで初めて、その大変さや、ありがたさを実感することができた。

 

 今年のオープンデイを通して、昨年よりは少しは成長したのかもしれないと感じつつ、今後忘れることのない最高の思い出になった。

 

(高等部2年 男子 生徒会長)

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