「100年以上前に建てられた本校女子寮の屋根裏から発見された埃まみれのトランク。

           現在、生徒たちの手によって、その調査が進んでいる。名づけてトランク探偵。」

トランク探偵第8回

 

2010年2学期に始まったトランク探偵。

高校2年生の情報授業の一つとして取り組んでいる。

1学期にはトランクの中から発見された品々の整理とリストアップを進め、デジタルカメラで丁寧に撮影を行って、生徒自身が記録をまとめた。

品々の中から特に手紙を選んで和訳と調査に取り組んだが、そこで期末考査を迎えて第1シーズンは終了した。

ここまでの探偵作業は、ホームページの各教科レポート『トランク探偵 第1~7回』をご覧いただきたい。

1学期の調査から導かれた、生徒探偵の推論は以下の通り。

 

トランクの持ち主は、ジェシカ・E・バレル(JESSICA E BURRELL)という女性である。

ジェシカは、比較的経済的に余裕がある階級の女性であった可能性がある。

ジェシカは大柄な女性であったかもしれない(洋服のサイズから)。

ジェシカは犬が好きであったかもしれない(発見された品の傾向から)。

ジェシカは1920年当時、ロンドンのハイドパーク前の住まいに居住していた。

 

以上の推論から、なぜバレル嬢のトランクが、かつてお屋敷だった女子寮屋根裏に残されることになったのか、いよいよ謎が深まっている。

この謎を解くため、今学期の第1タスクは『本館(女子寮)の歴史を探ること』。学校に残されていた資料を提供してもらい、現在解読に努力している。

もちろん資料はすべて英語。

辞書を引き引き、解釈を討論しつつ、新しいメンバーを加えて生徒探偵達はしばらく英語資料と格闘する予定である。

 

※ ※ トランク探偵シリーズ ※ ※

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