2月11日(金)、高校1年生女子6名がGuildfordという町の近くにあるGeorge Abbot Schoolを訪れ、ミュージカル「OLIVER」を鑑賞してきました。

この学校は数年前に本校のオープンデイで中学1、2年生と共同プロジェクトを行った学校でもあります。

他にも、Guildfordにある大学で行われたサイエンスワークショップに一緒に参加するなど本校と交流がある学校のひとつです。

今回招待されたのは、彼女達と同年代の生徒が演じるスクールプロダクション「OLIVER」。歌って踊る華やかなステージ、磨き上げられた演技の素晴らしさ、そして生演奏の臨場感…と生徒たちはありとあらゆるものに感動して帰ってきました。

オープンデイで劇企画に属する生徒たちの衝撃はさらに大きく、きっとこれから準備を始めていく上で大きな刺激になったと思います。

 

以下、生徒の感想をご紹介致します。

 

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演技がすっごく上手でした。

皆、堂々と歌って踊っていてカッコよかったです。

帽子をかぶった少年が特に良かった!!

 

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今日、George Abbot Schoolにてミュージカル「OLIVER」を見た。何から何まで生徒によって作られたものなのに、完成度がとても高く、途中から無意識のうちに「プロの作った劇」を見ている気になってしまった程。

キャストの演技はとても上手く、力強い女性、おどけた男、冷酷で威圧的な男… そして主人公オリバーの、思わず同情してしまうような弱々しくも必死に生き抜く姿。

そういったそれぞれの役のキャラクターを、彼らは細部にわたり、素人とは思えない歌唱力で巧みに表現してくれた。

オーケストラや照明などももちろん素晴らしいもので、演技だけでは観客に伝えきれないものを見事に補い、劇をより良いものにしていた。

私たちの学校ではなかなか難しいものがあるとは思うが、こんな企画があったなら是非自分も参加してみたいものだと強く思った。

 

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劇は役者を見る人はもちろん、裏方や照明などを見る人もいるだろうと思うが、私はいつも劇を見る時、あえて音楽を中心にして見ている。

だいたい、役者は音楽があるからこそもっと映えるわけだし、照明だって音楽のリズムやテンポに合わせて動かしたりするのだから、もし舞台がメインであるとするのならば、音楽は裏のメインであると私は日々そう思っている。

そんな中、今回見に行ったGeorge Abbot Schoolの劇「OLIVER」は、私の度肝を抜くような音楽を披露してくれた。

まず、音楽団だが、1つ1つの楽器の演奏者は1人や2人ずつといった数にもかかわらず、舞台中、いやそのホール全体に広がるその音量はまるで50人ぐらいで演奏しているのではないかというほどであった。余談であるが、全員が美女、美男子である事にも気づき、さらに驚いた。

そしてそんな裏メインであるから、メインである役者達の歌声も相当なものだった。

役者達の歌声はその役にあった声、リズム、歌そして激しい強弱において強調されるその時その時の役者の気持ち、その全てが揃ったひとつの歌は私の気持ちを揺さぶった。

歌の途中で怒鳴ったり泣いたりして、これが劇である事を思い出すのだが、これも一種の音楽ではないかとさえ私は思った。

このような素晴らしい音楽のある劇はやはり面白味があると私は思っている。

だから立教にある演劇にも少し音楽というものを入れてみてはどうかと思う。

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