立教英国学院では、中学校3年生以上(中学校2年生以下は希望者のみ)を対象に、毎年1回、2学期に因数分解コンクールを実施しています。
このコンクールでは、特に理系の生徒の活躍がめざましく、生徒達の数学に対するモチベーションを上げる良い機会になっています。
「先生、因数分解コンクールの過去問下さい。」コンクールが近付くと、数学の教員の元に次々に生徒がやってきます。
2011年10月2日、今年も因数分解コンクールが行われました。
問題数は100問、制限時間は60分。生徒たちと因数分解の短期決戦です。
数学の教科書にもなかなか見当たらないような難解な問題も出題されます。
終わったときの生徒達の悔しい表情や爽快な顔に、コンクールまでの努力が垣間見えました。
夏休みにコンクールのために必死に勉強してきた生徒もいます。
今年トップになったのは高校2年生でした。
数学者ポール・エルデシュはこう言いました。
「数が美しくないのならば、他の何が美しいのだろうか。」因数分解の問題に挑戦することにより、生徒達は「数の美しさ」を存分に味わったことでしょう。