rikkyo school in englandここ数日、イギリスはとても天気に恵まれています。
爽やかな風に、昼間は強すぎるくらいの日差し。
そんな好天のある土曜の午後に、数名の立教生を伴い、
近くの村のフェイトに参加してきました。
フェイトというのは、村で行われる小さなお祭りのようなものです。
今回参加したLoxwoodという村のフェイトでは、カフェやバーのような軽い飲食ブースと、
手作りのお菓子や置物を展示・販売するブース、そして子供たち向けのゲームを行うブースが並んでいました。

今回、立教生は剣道部によるデモンストレーションと、
ジャパニーズイブニングで書道を担当した生徒による書道の紹介を行いました。
剣道部の4名は、会場の草原の上で裸足になって、稽古の様子や型を披露しました。
大きな掛け声とともに展開される剣道の様子に、村の子供や年配の方々が歓声で答えてくれました。

rikkyo school in england書道の紹介では、スタッフが用意してくれていたブースの机に書道一式を広げました。
ここでは、興味をもってくれた村の人々の名前を、漢字に変換し、
立教ロゴ入りのお札に書いて渡すというものです。
「お名前教えてください!」
難しい名前にどのような漢字を充てるか迷いながらも、
良い意味の漢字を探し、スラスラと書いては渡していきます。
ジャパニーズイブニングを経験した生徒たちですから、
村の人との接し方も慣れてきたようです。

さて、剣道部は何度かのデモンストレーションを終わらせ、
書道組も当番を時間で区切り、空いた時間を作ると、
さっそくフェイトをみて回り始めました。
お小遣いを握り締め、アイスを買うか、カップケーキを買うか、
ゲームに参加するか・・・・。
思い思いのブースへ足を運ぶ立教生。
その中で、中学3年生の男子生徒が報告に来てくれました。
「さっき、ホストファミリーに会いました。覚えていてくれてうれしかったです。」
ホストファミリーを見つけ、声を掛けてきたようです。
ハーフターム中にもホームステイをしていた生徒ですので、直に忘れることはないのでは、と思っていると、
なんと去年ホームステイをしたときのホストファミリーである、とのこと。

rikkyo school in englandとても嬉しそうに報告をしてくれた生徒を見て、
地域との交流が、個人の交流としてつながっていくことの喜びを、
実感した一日でした。

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