漢字書き取りコンクールが、去る2月10日(日)の夜に行われました。先日のセンター英語受験は中学部並びに高等部のみの開催でしたが、今回は小学部も含めた全校児童生徒が対象です。毎年恒例の行事ということもあり、学校の中では広く話題にのぼっていました。数日前からは、HRで過去問を解くクラスも見受けられ、児童生徒の中には自ら進んでより多くの過去問を解こうとする者もいました。

コンクールの出題は全部で100問。普段行っている漢字の小テストの内容も含めて、様々な漢字を覚える必要があります。膨大な数の漢字を記憶するのは骨が折れますが、それでも必死になって積極的に勉強する姿は頼もしいものです。担任の先生方も一緒になって勉強をしている様子は、さながら団体戦に臨むかのようでした。

とはいえ本番は個人戦です。最優秀賞に輝いたのは、前回の王者であるH2の生徒。漢字コンクールの覇者として、最高学年としての意地を見せてくれました。ただ、魅せてくれたのはH2だけではありません。今回の上位五名の中には、M2・M3の生徒がいます。高等部にあと一歩及ばなかったものの、正に健闘という言葉がふさわしいその雄姿には、感嘆するばかりです。

全体を見渡すと、高等部の生徒が上位を占めていたのは流石と言うべきでしょう。中学部・小学部の児童生徒も先輩に肉薄していたのは頼もしいものです。もしかしたら次は逆転するかもしれません。次回は新入生も交えてのコンクールとなりますので、その時に勢力図は変わるかもしれませんが、いずれにしても目が離せません。次は下剋上となるか、はたまた現王者の三連覇となるか、あるいは新勢力の台頭となるかが見どころです。

昨今では漢字の運用能力が低下していることに警鐘が鳴らされていますが、そのような時代においてもなお、今回のように漢字を積極的に学び、使っていってほしいと願っています。

ページ
TOP