小学校最後の冬休み、私は基本的に家で過ごし、時々ソーシャルディスタンスをとりながら買い物に行ったり、近くの公園に運動や、散歩に行っていた。このように、外出のことしか考えないでいると、この冬休みは退屈そうに見える。例年では、どこかに旅行したり、友達の家へ行ったりしていたが、今年は出来なかった。

冬休みの初めは、「外に行きたい!」と思っていたが、今はパンデミックが世界中で起こっているし、大好きなディズニーランドに行くこともできない。そのうちに、少し考え方を変えて、「コロナだからこそ、できることをしよう」と気持ちを切り替えた。

それからは家でペットのうさぎと遊んだり、家族みんなで映画や紅白歌合戦を観て年越しをしたり、お節料理を作ったり、たっぷり時間をかけて絵を描いたり、母とケーキを作ったりする時間を大切にしながら過ごした。家族と過ごす時間はとても大切で、貴重だと思う。

私は、毎日毎日コロナに関する悲しい情報を目にするのは心の負担になるので、そのような報道ばかりみないように、読みすぎないようにと気をつけている。そして常にポジティブに物事を考えるように意識している。例えば、コロナのパンデミックによって、インターネットによるオンライン学習が発達し、遠くにいても授業が受けられるようになった。もちろん、それにはたくさんの先生方の懸命な努力があったからだと分かっている。

人と人とが離れて出来ないことが増えた分、自分の想像力を働かせて、相手の気持ちを考えたり、新しい工夫を生活に取り入れようと考えることが、以前より格段に増えた。

この1年で世界は大きく変わった。きっと歴史的に世界が大きく変わる時期だったのだろう。過去は振り返らず、今、”ここ”に生き、自分がやりたいこと、自分にできること、未来に向かって望むことを、自分の頭で考えて行動し、みんなと力を合わせて、このコロナ時代を乗り越えていきたい。

(小学部6年生 女子)

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