オンライン上で行われた1学期は、実際に学校に行くのではなく在宅で行う形もあったため、ついやるべきことを後回しにしてしまったり、優先順位を考えずに生活してしまいました。だから私は今学期が始まる時に、目標を立てて何か目に見える形で結果を出そうと考えました。因数分解コンクールで80点以上を取って教室棟前に貼り出されること、自分のやるべきことに取り組むこと、という2つのことを自分と約束しました。自分のやるべきことを判断し、取り組めば結果も付いてくるかなと考えていました。

1年間の学校生活の中でも一番長く、沢山の行事がある2学期は例年とは違った形で学校が始まりました。コロナ感染の予防のため、時間が細かく決められていたり規制が多い中で自分で時間を見つけて勉強することができたこの2学期は自分にとって少し成長出来たのかなと実感できました。因数分解コンクールは自分なりに空き時間などを使って沢山練習したのですが、結果は77点で、勉強したのにな…とすごく悔しかったです。勉強の仕方や効率などを見直すきっかけとなりました。

また2学期のオープンデーは凄く自分にとって沢山のことが学べました。まず、コロナウィルスによって未来はどう変化しているのかというテーマを自分たちで調べて文章にすることで、現在のコロナウィルスについて沢山の情報や知識を得ることができました。クラス全員が1つの教科書 (※オープンデーで各クラスが作成したレポートを指す。) を作ることは、みんなで作るため簡単だなと最初は思いましたが、教科書の内容だけでなく、周りの状況を把握して自分は今何ができるか、何をすれば効率がいいか、など自分のことに集中するだけでは良い作品ができないのだということを知れただけでなく、自分が今何をしたら役に立つのかを考えるのは凄く難しいことだなと痛感しました。去年は色塗りや模型作りなど手を動かして体力が必要となる作業が中心でしたが、今回は調べて考えるということが中心だったため本当に大変でした。その分完成した時の達成感はほんとうに大きかったです。

2学期の初めに決めた2つの目標は、最初は簡単そうだと感じたものの実際行動に起こしてみると難しかったです。しかし、この2つを決めたことによって2学期の学校生活はとても充実して学びの多い学期となりました。

最後に2学期を通して1番感じたことを書きます。それは自分を支えて下さった先生方への感謝です。2学期を通して日常になってしまったひとつひとつのことに目を向けてみると、当たり前のことですが先生方のサポートがありました。朝の体温のチェックや、他のバブルと被らないように時間を調節し誘導すること、生徒の体調を気にかけて下さること、隔離になった時は食事を寮まで運ぶことなど、日々の生活は先生の支えがなければ成り立たないものだなと強く実感しました。2学期を通じて私は1番、先生方のありがたさを感じることができました。

※教科書は以下のリンク(https://drive.google.com/file/d/1GcbVBFYgPTa4gO45hi0Nh0tHLEx51bSM/view)からご覧になれます。
(高等部2年 女子)

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