本校は、パナソニック教育財団が主催する、ICTを効果的に活用したより良い教育の実現を目指す50万円の教育助成事業に応募をしておりました。そして、国内外256件の応募の中から厳しい審査を経て本校に対する助成がこの度決定いたしました。

(パナソニック教育財団HP:http://www.pef.or.jp/

 

<研究の目的・意図>
本校は、ロックダウンによって世界21ヶ国に居住する児童生徒に対してコロナ禍においても学びを保障するため1学期と3学期においてオンライン授業を実施してきました。その実践の中で本校の課題として浮かび上がった感染対策下での児童生徒の「探究活動」と本校の特色でもある英国近隣校との「国際交流」の2点を、本助成を一つの契機としてICTを活用することで「日・英協働 “Robotics” 探究プログラム」という1つの取り組みとして解決していきたいと考えました。具体的には、既に本校において実現している遠隔地にいる生徒と協働するロボット活動のノウハウを用いて、本校が毎年交流をしている近隣校と探究テーマを設定し、日・英の生徒が”Robotics (ロボット工学)”によって学校内や社会の問題解決に挑む探究プログラムを創設したいと考えています。そして、本校での学びを通して世界を舞台に社会の問題解決のために英語とICTを高度に用いて他者と協働できる人材の育成を目指して参ります。

本校が本助成の採択を受けるのは今回が初めてではありません。2002年(第28回)に「英国小中学校教育における情報メディア教育と探究学習」というテーマで助成を受けたことがあります(研究報告リンク:http://www.pef.or.jp/db/pdf/2002/j_14_58.pdf)。その際には、この助成により学内のICTを活用した教育実践が飛躍的に深化しました。今回の助成も本校におけるICT教育の発展の一つの大きなきっかけとなるよう、より一層邁進して参ります。

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