中学3年社会科の取り組み part11

今年度の中学3年では、第24回日経STOCKリーグに挑戦してきました。活動にあたり、最低目標は期限内にレポートを提出すること、最大目標は1次選考を突破することを掲げ切磋琢磨してきました。そして、エントリーした1チームが入選しました。全460チームの上位6%に食い込むことができました。以下メンバーが活動を通じて学んだことです。

◆今回のプロジェクトを通して普段授業では学べないことがたくさん学べました。1つ目は投資の方法やコツについてです。「株価とは人生みたいなもの。良いときもあれば、悪いときもある。」この先生の言葉がとても印象的でした。株価はとにかく変動が激しいものであり、良きタイミングを見極めることがとても大切であり、また面白さでもあると感じました。2つ目は、投資先の選別についてです。調べることによって普段身近に感じる企業がメインの事業だけではなく、他にどのような形で社会に貢献しているのかということを知ることができ、更に自分が知らない企業について知識を深めることができました。普段テレビやスマートフォンなどのマスメディアで見ると企業のメインの事業しか見れなかったり、マイナーな企業は中々情報が入ってこないので、今回調べたことによって、それぞれの企業の色々な側面や意外性が見えてきました。3つ目は、社会問題についてです。より深く学ぶことができました。私たちのグループのテーマは所得による教育格差についてですが、質の高い教育を受けたいけどお金がなかったり、近くにそういう場がなく受けることができなかったりする子どもたちがいます。それが将来コンプレックスになる場合があり、その現状をどうやって解決すればいいか、そしてそれを解決しようとしている会社はどこなのか等、グループでディスカッションしました。現代社会と向き合い、現状を知ることによってどうすべきなのかを学び、ディスカッション能力の向上にも繋がりました。今回はとても貴重な経験となり、将来これらを生かしていけるように日々精進していきたいと思います。(M.I)

◆日経ストックリーグに参加したことは私にとって本当に貴重な経験になったと感じています。なぜなら今まで株に関して興味が全くなく、「自分はまだ子供だし株なんてきっと難しいから今は関係ない」と思っていましたが、日経ストックリーグに参加して株について調べてみて、日経平均株価を毎朝チェックする習慣ができたり、雑誌や新聞などの隅に書かれている株式会社の株価や情報について関心を持ったりするようになりました。また知っている株式会社を見つけたら「この会社に日経ストックで投資したな」など思うことが増えて少し楽しめるようになりました。そして、それぞれの会社のその日の株価を調べるタイミングでその日のニュースを見ることが増え、日経ストックリーグに参加する前より世の中の出来事を知る機会が多くなり、普段より多くの情報を取得することもできるようになり、少し成長を感じました。私はグループになって大きなレポートを書くのが初めてだったので不安でしたし、最初は絶対無理だと決めつけていました。もちろん簡単ではなかったし、うまく意思疎通ができないこともありましたが、レポートが完成に近づいていくうちに感じる達成感は言葉では表せないほど嬉しいものでした。また私は貧困によって生まれる教育格差について調べてみて、今の貧困は経済的なものばかりではなく教育や健康、社会的な機会にも深く関わっていることもわかりました。加えて、発展途上国では教育以前に交通手段や必要な学用品が不足している家庭があったり、教育を受けれても品質が悪く十分な学びの機会が提供されていないことによって将来の選択肢が限定されてしまうこともあるという事実を知って、SDGsの目標の中に取り入れられているのも納得しました。投資については、将来、実際にお金を使って投資する時のリスク管理やリスクとリターンのバランスを考慮することの重要さを学ぶことができたと思います。これからも少しずつ投資や株について情報収集をしながら継続的に学習して、大人になったら実践し、失敗も経験にしながら安定した財産を築けるようになりたいと思います。(A.M)

◆今回の日経ストックリーグへの参加は第一スクリーニングから第三スクリーニングを通して非常に有意義な時間になったと感じている。自分は途中から日経ストックリーグに参加し、今のチームに出会いプロジェクトを進めてきた。最初は何をやっているのか、自分が何をすれば良いのかさっぱり分からず「自分はチームの皆んなの足を引っ張っているのではないか」と日々不安を感じていた。このままではダメだと思い先生やチームの皆んなに分からない事を何度も質問し、課題を任され実行してはじめて「やっとチームの一員になれた」と実感する事が出来た。そこからはチーム全員で順調に進めてきたが、単純作業の連続だった時期もあり集中力が切れてしまう事があったがそんな中でも日々知識が増えているのが身に染みて思うことが出来た。そこから社会人の先輩である親に投資に関するノウハウを聞いてみたり自分達のチームが第一〜第三スクリーニングを通して絞った企業を調べて本当に投資をしても良い会社なのか自分で分析してみたりした。自分にとって特に苦労した点は、冬休みの課題である投資家へのアピールポイントを考えた事だ。どのような描き方をすれば投資家の方々に興味を持ってもらえるのか自分なりにグラフの内容や配置、向こうの身になってみて知りたい事を考えてみた。そこから自分の中では最高の形でアピールポイントを投資家の方々に見せられると思っている。日経ストックリーグを通じて将来社会人として生きていく上で重要な情報を知って学び、活かすことが出来てとても感謝している。この経験を活かし、これからのニュースを見る時でも常に今回学んだ事を意識してメディアリテラシーを大切にして物事を見る目を養っていきたい。又、将来社会人になった際には日経ストックリーグで学んだ事を忘れずに大切にしていきたいと思っている。今回の経験を糧に立派な大人になりたい。(Y.K)https://www.rikkyo.co.uk/new/latestnews/socialstudiesinitiatives11-2024/

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