1学期末のOxfordプログラムが催されました。その研修報告を以下のご紹介します。

中学3年生の作文です。

 

   Oxford

Oxford大学での一週間は、私にとって忘れられない貴重な体験となりました。歴史ある街並みや落ち着いた雰囲気のキャンパスに囲まれて過ごす日々は、新鮮でありながらどこか心地よく、学ぶことの楽しさを改めて感じさせてくれました。
この一週間の中で、生活面で特に印象に残ったのは、買い物のときに役立つ単語や表現を学んだことです。スーパーやお土産屋さんで実際に「How much is this?」や「Do you have a smaller size?」といったフレーズを使う機会がありました。自分の言葉で伝えて相手に理解してもらえた瞬間はとても嬉しく、英語を勉強してきてよかったと強く感じました。実際の生活の中で学びがすぐに生かせることを体験できたのは、大きな自信につながりました。
授業も充実していました。自分のレベルに合ったクラスに参加できたので安心して取り組むことができ、他の国から来た同世代の仲間たちと交流する時間はとても楽しかったです。ゲームやディスカッションを通して自然に会話が生まれ、国籍を超えて同じ学びを共有できることに感動しました。中でも印象的だったのは、日本のアニメキャラクターを当てるゲームです。私は日本人としてなじみ深いキャラクターばかりでしたが、外国の友達もたくさん正解していて驚きました。その姿を見て、日本のアニメが世界中で愛されていることを実感し、改めてその素晴らしさに気づきました。日本文化の影響力の大きさを感じると同時に、自分の国を誇りに思う気持ちがさらに高まりました。
ホームステイでの経験も忘れられません。私がお世話になったのは優しい老夫婦のご家庭で、雑談をしていく中で日本が大好きだということを知り驚きました。家には日本料理のレトルト食品がたくさんストックされていました。その中では、サトウのご飯やバーモンドカレーが一番多かったです。朝食の時間には日本のポップ曲を流してくれたり、おやつには日本のお菓子を出してくれたりしました。遠く離れた国で日本の文化に触れる機会があることに感動すると同時に、日本が幅広い年齢層の人々から愛されていることを肌で感じました。老夫婦との会話を通じて、言葉だけでなく文化を共有する楽しさを知ることができました。
また、立教の生徒同士での交流も貴重な思い出です。町中を散歩したり、それぞれのクラスの授業の様子を話したりする中で、同じ環境で学んでいる仲間と経験を分かち合うことができました。研修を通して新しい発見をするのはもちろん、自分と同じ立場の友達とのつながりを深められたのも大きな喜びでした。
この一週間を振り返ってみると、英語を学ぶことの面白さや異文化交流の大切さを実感すると同時に、日本の文化の力強さと影響力を改めて認識しました。Oxfordで過ごした時間は、私の視野を大きく広げ、自分の国や言語、文化に対する誇りを育ててくれました。今回の経験を糧に、これからも積極的に英語を学び、国際的な交流の場で自分を表現できるよう努力していきたいと思います。

ページ
TOP