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ハーフタームが終わる1日前に東京タワーに行きました。起きた時に600段登ることを考えたらいやになりました。セユニはとても楽しみにしていました。
セユニは韓国人のいとこですが、兄弟みたいな存在です。年は10才です。とても元気な男の子ですが、いたずらっ子でもあります。
東京タワーに行く電車の中では、みんな静かにして体力を使わないようにしていました。
いよいよ東京タワーに到着しました。セユニはとてもわくわくしていました。登り切ると認定証がもらえるので、セユニはがんばろうとしていました。いよいよ登り始めました。登ってみると、そこまで大変ではありませんでした。下を見ているセユニがふるえているのを見て、面白いと思いました。頂上まで着くと楽勝だったなぁと思いました。でも、その後、階段を登るときには、階段はもうこりごりだよと言いそうになってしまいました。

(小学部6年生 男子)

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今回のホームステイは、過去2回に比べて一番ホストファミリーとかかわりを持てたホームステイでした。過去2回はホストファミリーと一緒に出掛ける機会があまりなかったのですが、今回はリトルハンプトンのビーチから始まり、近くの村のお祭りやペットワースハウスという昔の領主のお屋敷の見学、日本食レストランなど様々なところに連れて行っていただきました。一緒にビーチをお散歩したり、写真を撮ったり、時には将来の話をしたり、交流を深めながらたくさん学ぶことがあり、充実した一週間でした。

私たちがロンドンに行った際に突然帰りの電車がキャンセルになるというハプニングがありました。慌てて駅員さんに帰り方を聞き家に連絡すると、話がすぐには通じないくらい狼狽えてものすごく心配してくださって、家から少し遠い駅までわざわざ迎えに来てくださいました。私たちが「ご迷惑をおかけしてごめんなさい」と謝っても、「無事に帰ってくることができて本当に良かった。気にしないで。」と言ってくださり、二人の優しさが伝わって、心が温かくなりました。また、今回のステイ先は、娘さん一家がよく遊びに来るお家だったので、4歳の孫のソフィーと生後数か月の赤ちゃんのチャーリーとも仲良くなることができました。ペットワースハウスに行った時、入場料を払おうとしたら「私たちは今週1週間家族なんだからお金はいらないわ」と言ってくださったことが、今回のホームステイで一番嬉しく心に残っています。

私はホームステイの醍醐味は「出会い」だと思います。一週間楽しければ楽しいほど別れが辛くなるのも、ホストファミリーとの素敵な出会いがあるからこそです。今回も素晴らしい家族に出会えたことに感謝して、次のホームステイも実りあるものにしていきたいです。

(高等部2年生 女子)

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僕は今回初めてイギリスの現地校との交換留学プログラムに参加した。現地の同世代の人と今まで関わったことがない僕は、うまく会話ができるか、授業についていけるかなど不安な気持ちでいっぱいだった。交換留学先はギルフォードの街中から少し外れたところにあるGeorge Abbot Schoolというyear7(12歳)〜sixth form(18歳)までの子供たちが通う共学の学校だ。

交換留学に行ったメンバーは僕を含めて5人だった。学校に行く前日に、英語に慣れるために車の中では英語以外の言語を禁止するなどのルールを決めたり、たくさんの人と交流するという目標を立てたりして、新しい挑戦に対するやる気と準備は万端だった。当日朝、他の生徒よりも早く起床して朝食を食べて、学校へと出発した。学校までは先生が毎日車で送ってくださった。

学校に着いてエントランスにはいると、そこで僕たちのバディー(ペアになる相手)が待っていた。お互いの自己紹介が終わるとバディーが学校を案内してくれた。生徒用のiMacのパソコンがあったり、スクールカンティーンの支払い方法が指紋認証だったりと驚くことはたくさんあったが、何よりも僕は建物の広さと生徒の多さに驚いた。聞いた話によるとそこには1700人ほどの生徒が在学しているらしい。150人くらいの日本人生徒と閉鎖された空間で過ごしている僕からしたらそこはまるで一つの市街地のようだった。どこにどの教室があるか五日間いても全く覚えられなかった。学校案内の途中に気付いたのだが、制服に幾つかのワッペンが付いている生徒と付いていない生徒がいた。バディーに聞いたところワッペンは生徒の係や功績を表すものらしい。ちなみに僕たちのバディーはアンバサダーと書かれている、日本語でいうと地域交流委員会を意味するバッジをつけていた。僕は最初それを見た時単純にかっこいいと思ったが、ワッペンが付いていない生徒を見ると何か物足りなく、付いている生徒と比べるとかわいそうに思えた。他のメンバーが、付いていない人が差別されそうでかわいそうと言っていた。確かにその通りだなと思った。

ほとんどの授業は僕が中学の頃に学習した範囲だったので簡単だったが、ラテン語やフランス語の教科は理解できるどころか途中から先生が英語で話しているのかそれとも違う言語で話しているのか、その区別すらつかなくなった。生徒は授業より友達とのおしゃべりを楽しんでいて、とにかく自由だった。日本の授業の雰囲気と全く違い最初は少し抵抗がありうまく溶け込むことができなかったが、僕の目標はたくさんの人と交流することだったことを思い出し、僕も授業よりおしゃべりに積極的に参加することにした。話しすぎて先生に睨まれたり注意されたりもしたが、僕はなんだか現地の学生になれた気分になり、少しばかり嬉しかった。

そのような感じで五日間はあっという間に過ぎた。今回の経験を通じて、僕はもっと広い視野で世界を見ていかなくてはならないと思った。今まで話したことのないタイプの人と積極的に関わったり、新しい発見や経験の毎日で今までに体験したことのない疲労感に覆われたが、これらの経験は将来僕がいろいろなことに挑戦していく上でかなりの強みになるだろう。挑戦は成功に終わったようだ。

(高等部3年生 男子)

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高校三年生になる前、最後の春休み。学年のほとんどの人が受験に向けて、エンジン全開で走り出す準備を始めるだろう。
私も、もちろんその人たちの仲間だったが、一つ新しいことに挑戦することにしていた。それは、シンガポールの人たちとの交流を深めることだった。

両親がシンガポールに移住してから一年半がたったが、今まで特に現地の人たちと関わりを持つこともなく過ごしていた。ある時母が見つけてきたボランティアの会をきっかけに、今回シンガポールの人たちについて、国について、習慣について、いろいろ知ることになった。

この会は、趣味や大学時代に勉強したなどの様々な理由で日本語を学んだシンガポールの人たちと様々なお話をする会で、私にはとても興味深かった。私たちが学校で英語を勉強してそれを実際に使うときは、少し恥ずかしかったり、なかなか積極的に話しかけられなかったりするが、そこの会で出会った人たちは、上手く伝わらなくても、諦めずに、ゆっくり時間をかけて説明しようとしていた。その姿を見て、私は、私たち日本人に足りないものは一度言って伝わらなくてもあきらめない心と、伝わるまで頑張る心だと思った。

外国人との関わりが他より多い分、日本人の長所と短所がたくさん見えてきて、それがとても面白く感じられて、もっとたくさんの人と交流してみたいという気持ちに繋がったとてもいい経験になった。
今回学んだ諦めない心を忘れずに、受験をするときの面接試験などでもしっかり発揮できるといいと感じた。

(高等部3年生 女子)

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冷たい雨でした。日本からヘルシンキまで十時間、そこからイギリスまでさらに三時間。立教に着いて、タクシーから降りると、冷たくも優しい雨が長いフライトで疲れた私をいやしてくれた。そして高校生活最後の一年を歓迎しているようにも感じた。
「ああ、最後の一年が始まる。」

思えば、ここに来るまで本当に速かった。周りを見渡せば、少し大きめのブレザーを着た、まだ落ち着かない様子の新入生がたくさんいる。そんな後輩たちを見るたびに、二年前のことを思い出す。右も左も分からなかった私に優しくたくさんのことを教えてくれた先輩方。でも、今の私の周りから、先輩方は消えていなくなってしまった。では、今の私の周りにいる人たちは何だろう? それは二年前の私。そして、今の私を頼れる先輩として見ている私。

立教に着いた次の日に、高校三年生の象徴、赤ネクタイを貰った。入学前からずっと欲しかったので、素直に嬉しかった。赤ネクタイをしているだけで新入生は頼れる人だと思いがちである。私はどうだろう? 本当に頼れる人だろうか? ただの見せかけだけの赤ネクタイならば、私の門出を祝ったあの雨も、冷笑の雨に変わってしまう。タクシーを降りて、頭に浮かんだ最期の一年も、きっと不満に包まれた生活になってしまう。

私は悔いの残らない残りの一年を過ごしたい。勉強、友人関係、生活習慣。まだまだやらなくてはいけないことはたくさんある。しかし、残された時間は一刻一刻と終わりに近づいていく。だから、私は、何気ない日々を大切にしていきたい。二年前、私が憧れた先輩方になれるように。今の私はまだ何も知らなかった私に囲まれて自分自身を磨いていく。
決意に濡れた赤ネクタイを締めて。

(高等部3年生 女子)

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5月13日、高等部2年生はグリニッジ周辺の見学とブルーウォーター・ショッピングセンターでの買い物を楽しみました。

10:30頃グリニッジマーケットに到着、そこで解散し、グループ行動となりました。マーケットで久しぶりの外食を思いっきり味わったり、イギリスらしいかわいい雑貨を見つけてはしゃいだりととても楽しそうでした。特に驚いたのは、下調べをしっかりしてあったことです。数人の男子生徒がかわいらしい雰囲気の雑貨屋さんに入っていくので、不思議に思ってみていたら、事前にインターネットで調べていたプラントカードを買っていたのでした。メッセージカードを水につけておくとそこから芽が出るもので、もちろんメッセージを書いて送ることができます。ロンドンらしいデザインや母の日の贈物にぴったりで、おかげで素敵な買い物ができました。

昼食後、再集合してグリニッジ天文台へ。例年行っていたロンドン観光を楽しみにしていた生徒にとっては、始めはあまり楽しみでない目的地だったようですが、実際に行ってみると、本初子午線の上に今自分が立っていることに感動したり、17世紀の時計や望遠鏡を見て思いを馳せたりと、知的にもかなり楽しめたようです。中学生の時に一度訪れたことがあるという生徒も、以前はわからなかった英語がすらすら読めたり、急な上り坂が少しもつらく感じなかったりと、自分の成長を感じたと言っていました。

その後、ブルーウォーター・ショッピングセンターに移動し、買い物と夕食を楽しみました。とても大きなショッピングモールなので、予定していた時間では足りなかったようです。
帰校後、「高校生だから、今まで以上に時間やマナーをしっかり守って楽しみたいと思っていた」という声もあり、教員も生徒の成長を感じて嬉しくなりました。
天候にも恵まれ、とても心に残る楽しいアウティングとなりました。

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あっという間に終わった三学期、イベント、英検、期末テストと盛りだくさんの二ヶ月だった。よく両親から二学期は期間が長くオープンデーの準備もあるから大変だね、と言われるが自分にとっては三学期の方が忙しいと感じている。
自分が感じたあっという間の二ヶ月は両親にとってはとても長く、春休みの一ヶ月はあっという間に過ぎてしまうと感じるように、人や環境によってものの感じ方や考え方が違うのだと改めて思った。

時間の経過の感じ方以外でも同様だ。春休み中に両親と野球のオープン戦を観に行った時、ファールボールが跳ね返り自分にぶつかった。父は「そうそう当たる確率は高くない。運が良いと思うぞ!」と言った。もちろん励ましてくれている意味が含まれているのはわかっている。しかし心の中では
「冗談じゃない、痛いし注目浴びるし恥ずかしいし良いことなんて何もないじゃないか。」
と思っていた。見方を変えればポジティブに考えることもできるという一つの例だと冷静になってから思えた。その時の感覚や感情だけではなく、後になってから思い返したり考え返す事も自分自身の気持ちの整理をつける上では大事なこと。その気持ちをこれからの立教生活の中でも大切にしていきたいと思う。

中学最高学年になる自覚と楽しみを持って今年一年を有意義に過ごしていくことを両親と約束したが、自分自身でも成長の感じられる一年にしていきたい。

(中学部3年生 男子)

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5月24日、近所にあるTillingbourne Junior Schoolという小学校を、本校の小学部6年生と中学部2年生が訪問しました。Tillingbourne Junior SchoolではInternational dayという世界の色々な国に関する体験授業を行っており、本校の生徒は日本のブースで現地の小学生たちに折り紙を教えてきました。紙飛行機、風船、カメラ、やっこさん、箱、鶴。事前に折り紙の本で研究してきた生徒たちが次々に作り出す作品に、現地の小学生たちも興味深々。一番人気はNinja Star手裏剣です。折り方を英語で教えるのはとても難しいのですが、身振り手振りを交えて頑張って一緒に作りました。短い時間でしたが折り紙を通してみんなとても仲良くなりました。また一緒に活動できる機会があるといいですね。いつも授業を受ける側の生徒たちですが、今日は教える側として楽しく貴重な体験ができました。

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5月21日土曜日。生徒たちは学校で昼食を取らずに、コーチに乗り込み近くの街Guildfordへ。今日は生徒会主催のショッピングの日です。学期中は主な時間を校内で過ごす生徒たちにとって、街でのショッピングは何週間も前から心待ちにしている大イベント。街に着いたらまずはお楽しみの食事です。フードコートで自分の好きなファストフードを頬張ったり、久しぶりの日本食に舌鼓を打ったり、めいめい楽しく過ごしました。お腹が満たされたあとはいよいよショッピング。イギリスのお菓子や変わったおもちゃ、洋服など、街中のお店を回ります。生徒に人気のお店は日本でいうところの100円均一ショップ、Pound Land。すべての商品が£1で購入できるとてもお得な場所です。帰りのコーチは生徒たちが買い込んだ買い物袋でいっぱいに。2時間弱の短い時間でしたが、目いっぱい息抜きを楽しんだ午後でした。

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5月28日(土)の午後、生徒たちが心待ちにしていたハーフタームが始まりました。

この日の1日を追いましょう。

7:00  いつも通り起床。使っていたシーツや布団カバーをはがして、たたみます。

7:20  ラジオ体操をして朝食

8:10  いつもの朝の礼拝。心なしか、爽やかで明るい朝の礼拝。

1~2限 がんばって授業出席。2時間目までは授業に集中集中…

10:35  2時間目の授業が終わって、Hooray!いよいよハーフターム。

10:50  ホームルームで最後の諸注意を受けて、お昼。

昼食が終わったら、各自の出発時間に合わせて、出発です。
ホームステイに出発する生徒、自宅に帰る生徒、様々です。

今日は、ハーフタームのスタートを祝うかのような、明るくてジリジリ暑い1日。
空港に向かう生徒、ホストファミリーに挨拶を交わし、車で去ってゆく表情は、みな明るく輝いていました。

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