ベネッセ進学フェアに本校もブース参加します。
英国から本校教員が参加し、個別面談にも対応いたします。
場所:東京国際フォーラム B2F 展示ホール1・2(東京都千代田区丸の内3-5-1)
日時:5月29日(日) 10:00 – 16:00
→詳細はこちらをご覧下さい。
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「あっけないな。」
高校3年生である僕にとって最後の球技大会、思っていた終わり方とは、少し違っていた。
高校1年で立教に入ってきて、まず初めの行事が球技大会。球技種目には、小学校からやっていたバスケットボールを選んだ。鮮明に覚えているのが、先輩の後ろ姿である。自分のチームの高校3年の先輩が、残り2秒で逆転スリーポイントを決めた時だ。僕はその時、先輩の背中が、僕に何かを訴えかけているような感じがした。
高校2年になり、その年もバスケットボールを選んだ。このときの球技大会で僕は、去年の先輩の背中が言ったことをはっきりと理解できた。
この年の試合も接戦だった。残り10秒、僕らのチームは、2点差で勝っていた。残り10秒、相手の高校3年のキャプテンがゴールに向かって切れ込んできた。マークしていた僕は、相手の動きを完全に読んでいた。よし、抑えた。思った通り、放ったシュートはリングにきらわれ、リバウンドを取ろうと思った瞬間、目の前が黒くなった。僕はその黒いものに空中であたり、コートに着地した。
「ピー。」
ホイッスルが体育館に鳴り響いた。目の前が明るくなった僕の目に映ったのは、ボールがゴールに吸い込まれているところだった。
バスケットカウント。つまり3点プレイだった。フリースローをしっかり決められ逆転。その時だった。フリースローを打った先輩の姿と去年の先輩の姿が重なった。
その時、僕は、先輩の強さ、自覚というものを先輩の背中から感じとった。
今年の球技大会、高校3年生となり、バスケットボールのキャプテンとなった。試合は、2試合とも勝った。そしてMVPも取った。結果としては、最高のものだったと思う。だが、球技大会が終わって落ち着くと、ふと2人の先輩の背中を思い出す。
「背中で語れる先輩か。」
後輩からどう自分が映ったかは分からない。しかし、自分は、背中では何も語ることができなかったと思っている。自分自身で一杯だった。
試合には勝った。しかし、先輩としての自覚という壁には勝てなかったということだ。
最上級生となり早1ヵ月。なんとなくだが自覚は芽生えてきた。背中で語れる先輩、そして、最終的には背中で語れる学年ができればと思う。
残り少ない立教生活、先輩として後輩に何を残していけるか考えていきたい。
(高等部3年生 男子)
中学部では、iPadを利用して英語の学習が出来るようにしています。
本校では、中学部2年生以下を対象に、英語の音読練習を行ってきましたが、長い間Oxford Owlシリーズの絵本を使ってきました。今年度から中学部1年生はこのアプリをiPadにインストールし、アルファベット学習や本読みの練習に役立てています。
このアプリでは、アルファベットをなぞっての練習に加えて、特定のアルファベットから始まる単語のシンプルな学習ができます。お話になっている絵本では、読み方の聞き取りができますし、単語をタッチしながら一語一語の読み方学習も可能です。BGMもついており、絵の部分をタッチすると、お話の文章以上のリスニング学習もできます。楽しくて遊んでいるうちに、英語が耳に入ってくる優れものです。
これを、それぞれの自主学習の中で楽しみながら取り組み、読めるようになったら先生方に聞いてもらいます。
新年度開始2週目から、いよいよ中学部1年生で使用スタート。
Oxford Owlシリーズの英語学習用の絵本は、非常によく出来ています。
絵本の絵が、よく文章を表す構成になっており、読む内容がイラストで理解に結びつくように配慮されているのが感じられます。
使い方のレクチャーを受けた生徒たちは、タブレット慣れをしているせいか、耳で説明を聞きながら、コッソリ画面を操作して次々に英語絵本を開いていました。すっかり面白がっている様子でしたので、これからの学習が楽しみです。
「皆、空を見ろ!」
キャプテンの声がした。皆いっせいに空を見上げた。ひきづられていた綱引きの綱がグンッと自分達の方へ引き寄せられる。
「あ。転びそう。」
あまりの勢いの強さに体勢をくずし、後ろに倒れそうになった。「ピーッ」と笛の音がする。自分のチームから大きな歓声が聞こえてきた。あわてて崩れて倒れそうになっていた体勢を立て直し、チームの人達と勝利を喜びあった。
自分の選んだ球技種目は、ポートボール。初めてのポートボールで緊張していた私を勇気づけてくれた先輩、全員を笑顔にしてくれるチームのキャプテン。試合前にキャプテンからの一言。
「皆、今日は性格悪くいこう。」
この一言に全員が笑ってしまった。緊張をほぐすためなのか、それとも真剣に言っているのか。円陣を組み、いざ試合となった。
パスがどんどん回り、シュート。そしてまたボールがとびかいまたシュート。
「桜子ちゃんパス」
飛んできたボールをキャッチし、そしてまた先輩にパス。そしてシュート。午前、午後とあっという間に試合が終わり、勝つことが出来た。試合前のキャプテンの一言が全員に伝わったのか、とても嬉しかった。そしてそれと同時に終わってしまったことがとても悲しかった。
まだ終わってほしくないという気持ちの方が強かった。学年バラバラでこんなに毎日楽しく練習して。まだこの先輩達と一緒にこれをやりたい。そう思わせてくれた先輩達がすごくかっこよく思えた。いつかこんな先輩になりたい。私はこの球技大会を通して強く思った。そして私はこんな機会を与えてくれるこの学校が大好きだ。
(中学部3年生 女子)
「バシッ」
先輩のサーブがきれいに決まった。「あと1点で25点」と勝利を祈った。ピンクがカットした次の瞬間に勝敗が決まった。ピンクのミスで、水色に1点が入ったのだ。水色が勝ったのだ。
球技大会の競技の希望用紙に、第一希望としてドッジボールに印をつけた。でも人数制限のためバレーになったのだ。それから私のバレーに熱中する毎日が始まった。
練習の初日、パスの練習をしてまず驚いたことがあった。それは、ボールが硬いということだ。硬すぎてびっくりした。以前の学校で体育の授業時に一度バレーを行った。そのときのボールはもっとやわらかかったはずなのに……。痛くてまともにパスの練習ができなかった。その翌日、ボールを打った腕はあざだらけだった。
次の日もそして次の日も練習は続いた。痛くてまともにバレーができない日もあった。でも練習は楽しくて、嫌と思った日は一日もなかった。一番苦戦したのはサーブの練習だ。練習では入ったとしても、練習試合になると大抵入ることはない。失敗するととっても落ち込んだ。出来ない自分が嫌になることもあった。そんな辛い時に、優しく声をかけてくれたのは先輩方だった。いつもにこやかに、そして丁寧にバレーについて教えてくれた。私はそんな素敵な先輩方が大好きだった。
そして迎えた球技大会本番。午前の全体競技が終わり、いよいよバレーの試合が始まった。私たち水色は緊張していたのか、今までできた良いプレーができずにいた。笑顔もなかった。最後まで頑張ったが、二セットとも負けてしまった。試合中、悔しくて涙が滲んだ時もあった。落ち込む私たちに、
「大丈夫、午後があるから!」
そう高校三年生の先輩の一人が言って下さった。その声を聞いて、「そうだ!今は落ち込んでいる場合じゃないんだ。」と気持ちを改めることができた。
いよいよ午後の試合時間がやってきた。体もウォーミングアップで暖まったし、テンションも午前のどんよりとした雰囲気を覆すくらい、高まっていた。みんな燃えていた。一セット目、見事に勝利。続いて二セット目はかなり苦戦した試合だった。あと一点で水色の勝利になるとき、水色団長の丸山先輩が、
「楽しんで、そして落ち着いてね!」
と応援して下さった。最後の瞬間は、本当に楽しむことができた。点が入った時、水色全員で泣きながら喜んだ。バレーを球技大会でできて良かったと心から思うことができた。また、これからバレー部に入り、好きになったバレーを頑張ろうと心に決めた。そして、来年の球技大会では憧れの先輩のように輝きたい。
(中学部3年生 女子)
5月1日、晴天。新学期が始まって3回目の日曜日、ほぼ毎週何らかのイベントが続く「濃〜い」立教生活、この日は昼食後から全校スポーツテストが行われた。
体育館、テニスコート、陸上競技場と回りながら、上体起こし、反復横跳び、長座体前屈、立ち幅跳び、握力測定、ハンドボール投げ、50メートル走… という具合に次々とこなしていく。各測定は先生方が分担して担当する。小さな事にも一生懸命取り組んで楽しんでしまうのが立教生。先週の球技大会でそういう楽しみ方をすっかり会得した新入生達も、それぞれの記録を言い合ったり、目標を決めて競ったり、友達を応援したり… もう立派な立教生になっていた。
各種目の測定が一通り終わると、全校生徒と全教員が陸上競技場に集まった。最後の測定、長距離走が始まる。男子1500m、女子は1000m。前日から食事の席でも様々な形で話題に上っていた最終種目だ。男女それぞれ2グループに分かれて計4ラウンド。小学生から高校3年生までが一緒に走る。白く輝く雲がゆっくりと流れていく青空のもと、大きな声で応援し合いながら皆が一生懸命走った。そして最後の1人がゴールに駆け込むまで優しい声援が続いていた。
気持ちの良い天気も手伝って、ただの記録会ではなく、また一つ、平凡な日常に彩りを添える行事が小さな思い出に昇華した。
立教に「春」が訪れる
「先生、今年のブルーベル見学はいつですか?」
「そろそろブルーベルは見られますか?」
「まだ早いんじゃないかな。」
「来週くらいだね。」
毎年4月も終盤にさしかかると、こうした児童生徒と教員のやりとりが聞こえてくる。立教ではお馴染みの光景である。本校では、広大なキャンパス内に自生している「ブルーベル」を4月の終盤に全校生徒で見に行く学校行事がある。森の中を歩くため、児童生徒も教員も、「それ用」の服装に着替えて出かける。
ぬかるんだ道の対策として長靴、生い茂った木々でかぶれたり、ケガをしないための長袖長ズボン…こうした入念な準備にブルーベルは毎年応えてくれる。森までの数分の道のりは遠足気分でワイワイ賑やかだが、一歩森に入ると途端に児童生徒はブルーベルに心を奪われてしまう。
「きれい」と言いながら、何枚も何枚もお気に入りの写真を撮ろうと奮闘している。こうした様子を見ていると、今年もブルーベルの美しさを満喫できたようだ。束の間の休息に、自然の中で心を落ち着かせる、そんな時間は立教だからこそ味わえる醍醐味なのかもしれない。
【最近の映像】2016年度球技大会の様子を写真でお伝えします。こちらからご覧下さい。
「最上級生」という言葉を聞くと、少し憂鬱になる。緊張とプレッシャーで、ため息が出そうにになる。「最上級生としての自覚を持て」と、先生方から何度言われた事だろう。高校3年生、勉強しなければならないのはもちろんのこと、生活面においても、常に後輩のいい見本となるよう、心がけて行動しなければならない。また、後輩を指導することも、役割の一つだと思っている。しかし、分かってはいるが、なかなか難しい。
冬休み、3学期から最上級生になるため、いろいろなことを頑張ろうと作文に書いた。学校でも、頑張ったが、出来なかった。自分に甘かったのだろう。時間を守れない時もあった。指導すべき時に、面倒くさくなり、しない時もあった。良い先輩にはまだ、ほど遠い。
先生が卒業式の日に、「卒業式で、泣かれるような先輩になれ」とおっしゃっていた。私達はそんな先輩になれるのだろうか。自分一人が、きちんと行動することでさえ、難しい。しかし、学年全員が一人一人自覚を持って、行動しなければならない。絶対に簡単なことではない。そんなすぐにはなれないだろう。しかし、少しずつでも、ならなければならない。先学期の反省を生かし、新学期を過ごしていきたいと思う。自分の甘えをなくして、理想の先輩像に、一歩でも近づけるように、努力していく。
(高等部3年生 女子)
私は今回の春休み、家の近くにある、Lexisという語学学校に2週間通いました。始まる前は、同い年の女の子とかたくさん居て、仲良くなれると思っていましたが、いざ行ってみると、自分より年上の大学生や社会人などがたくさんいて、わたしが最年少でした。最初の方は少しがっかりしながら通っていました。しかし、授業の中で行われるディスカッションや、休み時間のお喋りの中で気づくことが幾つかありました。
一つは英語ができないと大人になった時に苦労するということです。この事は、先生や親に散々言われていたのですが、いまひとつ分からないまま英語の勉強をしていました。しかしその学校に来ている大人は、今の仕事で英語が必要だったり、試験に必要だったり、ものすごく大変そうに見えました。その時にやっと、大人になって苦労するという事を理解しました。また、政治の事に関するディスカッションを通して、普段学校で生活している時は聞けない意見をたくさん聞く事ができました。
最初は英語が話せない不安や、同い年がいない不安でいっぱいでしたが、周りの大人が優しい人たちばかりで、色々な話を聞けたりしてとても良い経験になりました。英語の授業で文法などを習っても、人の何かに対する意見とかはあまり聞く事ができないので、また参加したいと思いました。
(高等部3年生 女子)
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