rikkyo school in england6月9日(日)、毎年恒例の漢字書き取りコンクールが今年も行われました。小学校5年生から高校3年生まで、全校生徒で漢字の書き取りにチャレンジします。もちろん、教員も生徒たちとともに取り組みます。「先生に勝つぞ!」と意気込む生徒も見られました。

毎回漢字コンクールにはウルトラCと呼ばれる超難問が8問出題されます。
今回のテーマは「空想上の生き物」。この問題に何が出るかを予想するのも生徒の楽しみのひとつのようです。
rikkyo school in england「天使とか妖精も出るのかな?」
「閻魔(えんま)ってどう書くんだっけー!」
などといろいろ予想して勉強してくれました。
生徒会が予想した中では「麒麟(きりん)」「鳳凰(ほうおう)」「轆轤首(ろくろくび)」が見事的中!みんな書けたかな?
ハーフタームが明けてからわずか1週間。
この1週間、
「先生、漢字の過去問題5年分ください!」
「ここは、はねですか、とめですか」
などと言って、意欲的に教員のもとにやってくる生徒も少なくありませんでした。
コンクール開催は夜だったので、いつもはゆっくりしている日曜の午後も、漢字の勉強を一生懸命している生徒の姿が見られました。どんな行事にも積極的に取り組むのが、立教生のいいところですね。

その日のうちに速報が出て、結果を見に来た生徒たちは勝った負けたの大騒ぎ。
正式な結果はこれから発表され、80点以上の生徒は表彰されます。はてさてどうなるのか、これまでの頑張りは報われるのか、楽しみにしているところです。

rikkyo school in england立教に来てバスケを始めて1年、学校の公式戦で初めてシュートを決めた。自分達のボールになった瞬間走って、パスをもらってシュートした。自分の投げたボールが、ゴールの網を抜けるのが本当に嬉しく感じた。

去年の球技大会の時からバスケを始めた。
「前にしていたスポーツに似ているから。」といった理由で始めたから、なにか決意があった訳ではないし、バスケが好きだった訳でもない。そんな理由だったから、途中で辞めるかも知れないなぁなんて思ってた。けれど「なんとなく」やっていたバスケがどんどん楽しくなった。トラベリングの嵐なのは変わらないけど、シュートが入るようになった。ファールをよくもらうけど、周りの動きを見れるようになった。「憂鬱」が「愉快」になった。今ではバスケをやるのが楽しみだ。

球技大会の試合で点を決めて、少しだけ自信がついた。きっとすぐに無くなるだろうけど。でも、自信がなくなる前にシュートを決める、人を止める。それだけで、単純な私に自信をつけるには十分だ。練習中だろうと試合だろうと、攻めの姿勢を崩さない事、私の1年間の目標だ。

来年になったら高校2年生だ。高校3年生を支える立場として活躍したい。球技大会の勝負を決めるのは、2週間の練習ではなく、これからの1年間。来年こそ、自信で満ちている私で臨みたい。

(高等部1年生 女子)

rikkyo school in england

 

ハーフタームには 100人の生徒たちが近隣の村や町のイギリス人家庭にホームステイをしましたが、そのホストファミリーの方々から続々と嬉しいメッセージが届いています。「とってもいい子達だったから来年も是非来てほしい!」「ユーモア溢れる面白い子供達でお手伝いもしっかりしてくれました。」「うちの子供達ともすっかり仲良くなってあそんでくれました!」…等々。その一部を以下にご紹介します。

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During the half-term period we had three students stay with us: Mitsutaka, Dan and Genki. We are writing to say how much we enjoyed their company in our home.

All three students showed themselves to be friendly, respectful and to have a great sense of humor. They were helpful and kind and joined in when asked.

These boys are a credit to your school and their families. We wish them every success for the future.

Best regards

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I wanted to write and say that our first homestay experience has been a wonderful one. We hosted Rina, Mana and Aiko who were an absolute delight and a credit to the school and themselves. If you can please pass this onto their teachers it would be much appreciated. If we ever have the opportunity to host any of these girls again we would be very happy!

Many thanks

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Just to let you know that the three girls staying with us over half-term – Mizuki, Ai and Ayano – were lovely homestay students. It was a pleasure having them in the house and I would happily do it again.

Kind regards,

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“It was with great pleasure that I hosted four of your students, Daisuke, Wataru, Atsushi and Yo last week. They always tried hard to practise their English at meal times, and we had some good conversations over supper. They told us that they had a good week, with local outings to Horsham and Guildford, a shopping trip to London, and playing with Kipper our dog. Paul and I wish them all well!”

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“Just to let you know that we thoroughly enjoyed having the Rikkyo students. They were a credit to the School and, of course, Japan. They interacted so well with our daughter, Malama, who was enchanted with them.”

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“Both Haruhi and Marika were an absolute delight and would be welcome to come and stay with us at any time”.

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“The three girls got on well with each other and with my children. At mealtimes together they spoke English and were well-mannered. They ate all the meals I cooked, watched movies with my boys and did a jigsaw puzzle together. They were a pleasure to have in the house”.

rikkyo school in englandここ数日、イギリスはとても天気に恵まれています。
爽やかな風に、昼間は強すぎるくらいの日差し。
そんな好天のある土曜の午後に、数名の立教生を伴い、
近くの村のフェイトに参加してきました。
フェイトというのは、村で行われる小さなお祭りのようなものです。
今回参加したLoxwoodという村のフェイトでは、カフェやバーのような軽い飲食ブースと、
手作りのお菓子や置物を展示・販売するブース、そして子供たち向けのゲームを行うブースが並んでいました。

今回、立教生は剣道部によるデモンストレーションと、
ジャパニーズイブニングで書道を担当した生徒による書道の紹介を行いました。
剣道部の4名は、会場の草原の上で裸足になって、稽古の様子や型を披露しました。
大きな掛け声とともに展開される剣道の様子に、村の子供や年配の方々が歓声で答えてくれました。

rikkyo school in england書道の紹介では、スタッフが用意してくれていたブースの机に書道一式を広げました。
ここでは、興味をもってくれた村の人々の名前を、漢字に変換し、
立教ロゴ入りのお札に書いて渡すというものです。
「お名前教えてください!」
難しい名前にどのような漢字を充てるか迷いながらも、
良い意味の漢字を探し、スラスラと書いては渡していきます。
ジャパニーズイブニングを経験した生徒たちですから、
村の人との接し方も慣れてきたようです。

さて、剣道部は何度かのデモンストレーションを終わらせ、
書道組も当番を時間で区切り、空いた時間を作ると、
さっそくフェイトをみて回り始めました。
お小遣いを握り締め、アイスを買うか、カップケーキを買うか、
ゲームに参加するか・・・・。
思い思いのブースへ足を運ぶ立教生。
その中で、中学3年生の男子生徒が報告に来てくれました。
「さっき、ホストファミリーに会いました。覚えていてくれてうれしかったです。」
ホストファミリーを見つけ、声を掛けてきたようです。
ハーフターム中にもホームステイをしていた生徒ですので、直に忘れることはないのでは、と思っていると、
なんと去年ホームステイをしたときのホストファミリーである、とのこと。

rikkyo school in englandとても嬉しそうに報告をしてくれた生徒を見て、
地域との交流が、個人の交流としてつながっていくことの喜びを、
実感した一日でした。

rikkyo school in england

先生方と一緒に

卒業以来2回目、約15年ぶりの訪問です。
今回は短期留学に伴い、子供と私の両親で来ました。
2人の子供達には自分の原風景を見せてあげることができて本当に嬉しく思います。
ところどころ新しくなっている場所もありましたが、空気やにおいは昔のままでした。
また訪問できる日を楽しみにしています。
先生方、優しく迎えて頂き、ありがとうございました。

rikkyo school in englandホームステイはとても充実したものでした。ミレーの子が立教にきたときは必要以上に周りと自分を比べてしまって積極的になれなかったけれど、今回は自分なりに頑張って交流できたと思います。
ミレースクールに行って驚いたのは授業の雰囲気が立教と全く違ったことです。先生が質問するとすぐに誰か答えて、無駄な時間がありませんでした。立教では先生の質問に、分かっていても誰も答えないことが当たり前なので驚きました。けれどきっとこれが普通なのだと思います。分かる時には答えるという当たり前のことをしっかりやっていこうと思います。

また外国人とコミュニケーションをとるとき、沈黙はなくさないといけないと思いました。立教では友だちと一緒にいるとき、沈黙があってもなにも思いませんが、ホームステイ期間中、ソフィーは私が話していないとすぐに〝大丈夫?〟と聞いてくれました。私もできるだけ沈黙はなくそうと努力しました。これからも外国人と話すときはちょっとしたことでも話して沈黙に気をつけようと思います。

ホームステイをしてみて英国の生活はのんびりだと感じました。学校や仕事が終わる時間も早いし、家に帰ってからはもう家族の時間でゆっくり過ごしていました。比べてみると立教生はよく勉強していると思います。そこは自信をもちたいです。
私はホームステイをしたのは2回目です。前回に比べて自分の気持ちをホストファミリーにしっかり伝えられました。ホストファミリーも親切にして下さってとても楽しく過ごせました。貴重な経験ができて良かったです。ミレースクールのみなさん、ホストファミリー、本当にありがとうございました!

(2012年度 中学部3年生 女子)

父が倒れた。
三学期の末に、初めて掛かってきた母からの電話はそんな内容で、妙に冷静な母の言葉がいつまでも耳に残った。
その時にはもう退院しているから、大丈夫だからと言いきかされた。両親なりの優しさだったのだと思う。だから、私は安心して三学期を終えた。
帰ってきた家にはビンラディンがいた。父はヒゲを長く伸ばしてにこにこ笑っていて何事かと思ったが、どうやら少し休みをとって休養しているからヒゲをそっていなかったらしい。初めて見た姿だったので大笑いした。

私の想像に反して父は闘っていた。いつも寮にいる娘が言ってもアレだけれども。父は肉類や濃い味付けのものが大好きで、でも健康のために毎日サラダや薄い味のものばかり。毎日歩いてもいた。後半は町内を歩いたりして一万歩。家で歩いたり、目のトレーニングをしたりして努力しているのも見た。不安とも闘っていたと思う。今も、闘っているだろう。健康や、仕事や、私達のことで。
私はこの春、失う怖さを知って、有る幸せを知った。一学期、失った後の言いようもない悲しみも、知った。不安な春だった。でも幸せな春だった、と思う。それは父も、母も弟も同じだったと信じている。
私はここへ来る時全てを失った気がした。家族と共にいられない。友人も土地も全てリセットで、取り戻すのは難しいと知っていた。だけど違うのだ。失ったりはしないのだ。病も距離も死でさえも私達から一つも奪うことなんてできない。いつだって手放しにしているのは私達自身で、だからこそいつまでも持っていられるのだ、と思う。
諦めないでいようと決めている。諦めないで欲しいと願っている。

私達が大好きだったという記憶も、手放したくない場所も、どんなに離れた友達も、私達は持っていられるのだ。そう信じていられるのだ。
小娘が、と思うかもしれないけれど、特異な体験をできた幸運な小娘の学んだ少ない一つだ。信じてほしい。それでも春は来た。また新しい一歩をふみだせる。私達は進める。
どこからだって。

(高等部2年生 女子)

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立教で二度目の球技大会の練習は、昨年よりも良い天気で始まりました。私は昨年と同じ種目のドッヂボールを選びました。私にとって最後の球技大会でもあったのですが、あえて前回と同じ種目を選んだのには理由がありました。これまで授業などでドッヂボールをしていた時など、いつも私はボールから逃げている人でした。でも、逃げているだけではチームの役には全くといっていいほど立ちません。なので、私はボールをキャッチすることと、投げることに力を入れたいと思いました。同級生の女子や後輩男子とキャッチボールを毎日続けました。初めの頃は、全く取ることができなかったボールも練習を重ねるごとに段々と取れるようになりました。天気にも恵まれ、チームメイトも練習に熱心な人達ばかりだったので、目に見えるくらいにチームの実力は上がっていきました。日々の練習のかいもあってか、球技大会当日は4対0で無事エメラルドが勝つことができました。

今回、逃げること専門だった私が他のことにも挑戦しようと思ったのは、自分自身の勉強方法と少しでも照らし合わせてみたかったからです。どんな教科においても私は、いつも不得意なところはなるべく避けて勉強しようとしてしまいます。ですが、今になって中学校一年生や二年生の時に避けてきたものが分からなくて、困ることが最近ありました。それなのでこれからは、苦手なものほど力を入れて取り組みたいと思ったのです。

立教での最後の球技大会で、本当にやらなくてはならないことと向き合えて良かったと思います。

(中学部3年生 女子)

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【お知らせ】学校説明会情報更新:

6月21日(金) パリ日本人学校、7月 9日(火) デュッセルドルフ日本人学校、7月17日(水)プラハ日本人学校、9月13日(金)アムステルダム日本人学校での学校説明会に参加します。この他の日本人学校説明会参加予定につきましては本校ホームページ「学校説明会情報」のページで随時更新しております。各日本人学校の保護者以外で参加をご希望の方は各日本人学校にお問合せください。

日本では、この夏から秋にかけて海外子女教育振興財団の学校説明会(東京・名古屋・大阪)に参加、また本校の単独学校説明会を東京と大阪で開催致します。

詳細につきましては本校ホームページの「学校説明会情報」のページをご覧下さい。

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5月25日、午前の授業が終わるとハーフタームが始まりました。イギリスの学校には、学期の真中にハーフタームという約1週間のお休みがあります。立教英国学院でも、今年は5月25日から6月2日までお休みです。

ハーフターム中に帰宅する生徒も多くいますが、今年は約100人の生徒が学校の周辺の町でホームステイをしています。1家族に2~4人でステイするので、生徒たちは誰とステイするのか、どんな家族が待っているのか、どきどきわくわくしていました。ホームステイは英語を使ったり、イギリスの文化に触れたりするいい機会。きっとたくさんの発見が待っていることでしょう。

そして迎えた25日。最近は曇りがちで肌寒い日々が続いていましたが、この日は晴天!これからの楽しい日々を暗示するかのようです。寮の前は生徒を迎えに来た車でいっぱいでした。爽やかな気候の下、生徒たちは学校を出発します。
「元気でね!」
「楽しんでこいよ!」
「絶対にロンドンで会おうね!」
順番に出発する生徒に声をかけながら、みんなでひとりひとりを見送りました。

帰宅する人、ホームステイする人、行き先はさまざまですが、みんながこのハーフタームをしっかり楽しみ、リフレッシュして立教に帰ってきてくれることを祈っています。

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