立教英国学院のクリスマスツリーは大きいです。
3mはあるでしょうか。
毎年毎年大きなモミの木が、ニューホール(食堂)に立ちます。
このクリスマスツリーとなるモミの木、
じつは学校の庭師ピーター・スタンディングさんから立教生徒へのクリスマスプレゼントです。
一年も欠かさず、毎年ピーターさんからの心のこもった贈り物をいただいています。

 

それを飾り付けるのはH3の仕事。
今年も期末考査のテスト返却が終わった午後に、総出で飾り付けました。

 

大きな木をまっすぐに立て、固定するのは男子の仕事。
あざやかな飾りをバランスよくきれいに掛けていくのは、女子の仕事です。
毎年毎年の飾り付けで、割れたり壊れたりしたきらきら輝くボールと
チカチカ光る電飾が、今年はリニューアルされて、また美しいクリスマスツリーが完成しました。

 

2学期末、冬のスクールコンサートとクリスマスコンサート(高3お別れ会)、
そして金曜日のクリスマスディナーに
クリスマスらしさを添えるのはクリスマスツリーです。

 

このツリーはいつ片付けられるの?
イギリスでは、年始の5日ごろに一斉に飾りつけが取り払われます。
立教では、先生達が年末に集まってひっそりと片付けをしています。

 

The EC department has been busy this term with students taking part in various activities.  We started in September with a day of drama workshops held by Laura Sydonie, an instructor from the Big Foot Theatre group.  Not only is Laura an accomplished actor who has performed around the world, but she is also the director of her own children’s theatre company, so our students were in good hands. Using a mixture of mime and drama games her objective was to encourage speaking and confidence within the students who, although apprehensive at first, soon relaxed and greatly enjoyed the sessions.  As a result of the workshops, Drama has now been included in the English curriculum with the aim of equipping our students to be confident English speakers.

 

We have also played host to the Elmbridge Village table tennis club who, with an average player age of 80, challenged our students to a tournament.  Thinking they would  ‘go easy’ on the Elmbridge folk, our students were taken by surprise as, after a very competitive afternoon of doubles and singles matches, Elmbridge were declared the winners;  a very good example of the English idiom, ‘Never judge a book by the cover’.  We are already in talks regarding a re-match.

 

Recycling has been the topic of study for the H2 project class.  The students have learned the fundamentals of recycling, and why it is important to reuse when possible rather than adding to landfill sites. As part of the project the students have learned how to weave a handbag from strips of old plastic and, with this new-found skill, they ran a workshop in English for volunteers from Elmbridge Retirement Village.  The ladies and gentleman from Elmbridge thoroughly enjoyed the experience, and each left with a bag made from recycled materials.

 

Also, as part of their recycling studies, our students have interviewed Rebecca-Jane Eaton, a local ethical fashion designer who has a shop and workshop facilities not far from Rikkyo.  Rebecca is a successful handbag and accessories creator who has spent time working alongside the head designer at Givenchy in Paris; yet again, our students were fortunate enough to have access to someone with considerable experience and expertise.  Not only did they interview Rebecca, but they also attended one of her workshops where they made their own accessory from recycled leather jackets and vintage fabric.

 

The EC department has enjoyed the autumn term and is dedicated to providing each of the students with a positive and enjoyable experience of English.  We are already planning ahead for next year in order to support our curriculum with appropriate educational and cultural events.

 

12月8日(土)に終業礼拝が行われました。この終業礼拝は実質高等部3年生とのお別れの日。というのも、高等部3年生はこれから受験のため帰国し、そのまま卒業式には来れない生徒が多いからです。高等部3年生全員が集まる最後の日。そういう大きな意味合いを持つのがこの2学期の終業礼拝です。

 

 終業礼拝当日。いつも通り聖歌にて入場。しかし、これも立教で最後の礼拝だと思うとなんとも感慨深いものがあります。そして、この終業礼拝で最も注目するべきは、高等部3年生の担任のスピーチ。担任は高等部1年から3年生までずっと受け持ち、朝から晩まで生徒のことを見守ってきました。それだけに思い出は多いもの。一つ一つがささいな出来事でも、確かにそこに彼らがいた跡をわたしたちは再確認します。またこの学年は、小学部や中学部からずっといる古株もいます。この高等部3年がどうやってこの28人と成ったのか、担任のスピーチを通して私たちはその歴史を知ります。

 

 「あなたたちはこの立教英国学院で何を育てたのか、どんな花を咲かせたのか」スピーチの最後の送る言葉として、高等部3年生に問いかけ、そしてこう続けます。「あなたたちがこの立教英国学院で育てたものは、必ず今後の将来にあなたたちを助けるものとなります。」

 

 この立教英国学院で過ごした日々を思い出し、ここで培った協調性や他者への思いやり、さまざまな国で生活してきた友達との出会い、英国社会とのふれあい、そして家族同然のように過ごしてきた仲間たち、それらを大切にして未来に羽ばたいていくことを強く願います。

 

 終業礼拝が終わり、ランチョンをとり、そして空港へ。高等部3年生をいつまでも見送る後輩たち、そして教員陣。名残惜しさとともに、第2学期が終わりました。

 

11月17日にロンドンのSt. John’s Smith Squareで行われた創立40周年記念コンサート。長年本校でMusic Department のHeadを勤めて来たメンデルスゾーン先生がこのコンサートの総監督にあたりましたが、彼女のところにも手紙が続々と届いています。その中から2通を以下にご紹介します。

 

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November 18th 2012
Dear Brenda
I just wanted to write and say what an absolutely splendid concert it was on Saturday.  I thought that everyone did so well and each item was a real delight and so gloriously tuneful.  What talent you have there and it must be exciting to work with them.  It always amazes me how they all play from memory too.
Arranging an event like that must be a huge undertaking but how lovely it was and so worthwhile.  I was sorry when it came to an end and could happily have heard it all over again.
With all my love and best wishes
C.H.

 

   *   *   *   *

 

November 2012
Dear Brenda
I am still enjoying memories of that fantastic concert at St John’s.  We all had the most amazing day and I wouldn’t have missed it for anything!
Thank you so much for inviting us and many, many congratulations on producing such a wonderful concert!  All that hard work and heartache really paid off!  Please tell your pupils, and Alison and Lynda, and all involved how much it meant to us.
Love
Anne

 

11月17日にロンドンのSt. John’s Smith Squareで行われた創立40周年記念コンサートに寄せられた手紙の中から2通をご紹介します。

 

   *   *   *   *


21 November 2012 

Dear Mr Munechika


Thank you for a really delightful 40th Anniversary Concert.  The standard of your students’ musical abilities never fails to impress.


It has been a very special year for Rikkyo and for so many of the teachers who were at the School for its inauguration in 1972.  Rikkyo has become very much part of the village of Rudgwick, and long may it continue.  


With all good wishes to you and to all the teachers who helped to organise the Concert.


Kindest regards



A.P.


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November 18th 2012

 

Dear Sir

 

My wife and I must thank you for inviting us to your 40th Anniversary Concert.

 

It amazes us how talented your pupils are and the confidence they have to perform in front of such a large audience.  The staff and pupils must be credited with a professional performance.  This is not done without a lot of hard work.  We wish you and the School every success in the future.

 

Yours sincerely

 

J.H.

 

期末試験を終えた、12月6日(木)、スクールコンサートが開かれました。
ステージ上では、高校3年生が飾りつけをしたクリスマスツリーがキラキラと輝き、より一層コンサートを引き立ててくれています。

 

地元の英国人数名によるバグパイプの演奏でコンサートの幕があきました。
その中になんと、高校3年生の担任のM先生が英国人演奏者に混じってバグパイプを吹いている姿が。
生徒も突然の出演に、思わずカメラを構えて驚きを隠しきれない様子でした。

 

生徒の演奏が始まり、ピアノやバイオリン、フルートなど出演者は次々に練習の成果を披露していきます。
創立40周年記念コンサートでロンドンのセント・ジョンズ・スミス・スクエアの大舞台を経験した生徒たちは、ちょっぴり余裕を持って、堂々と自分の演奏を楽しんでいるようでした。

 

また、今回のスクールコンサートで初めて人前で演奏する生徒も数名おり、普段の様子とは打って変わって、真剣に演奏する姿や素晴らしい音色で会場を沸かせました。

 

演奏が終わった後のお辞儀の仕方や、聴衆に向ける笑顔など、ステージマナーも皆すっかり板についてきて、40周年コンサートの効果は思った以上に大きいようです。

 

コンサート終了後、クラスでホームルームに集まったときに、クラス担任から一言、
「生徒が何か活躍した後は、立教全体で褒めてくれるところが立教の良いところだよ。」と。
教員も生徒も皆が「すごいね。」「お疲れ様。」と声をかけ、頑張った仲間を温かくねぎらいました。

 

今年もあと少し。皆様も素敵なクリスマスをお迎えください。

 

10数年振りの訪問となります。生徒さん達の元気な様子を拝見し、皆さんが健やかに学校生活を送っていることがよく判りました。

今後とも、立教英国学院の御繁栄をお祈りしています。

 

11月30日、小学部5年生はホーシャムという地元の町にフィールドワークに出掛けました。
この日は朝から快晴で、霜がおりたキャンパスは真っ白でした。出発前のミーティングで教室に集合すると早速今日の打ち合わせ。中学1、2年生の先輩達が英語の授業で行ってきた街頭インタビューに小5の4名が初挑戦することになりました。

 

質問は「日本の場所」。白地図を広げて「日本はどれだと思いますか?」と幾つかの候補から選んで答えてもらいます。2人のペアで1人が白地図を、もう1人が集計用紙を持って順番に聞くことにしました。

 

ベンチに腰掛けているご老人に聞いたらちょっと耳が遠くて英語が通じずらかったり、質問をしたら逆に別の質問をされてしまったりと予想外のこともありましたが、約40分程で目標の50人にインタビューをすることが出来ました。慣れてくると家族連れにいっぺんに質問をして沢山の回答を得るという作戦も思いつきました。普段から週4時間イギリス人の先生の授業を受けていますが、町を行き交う人たちの英語は、わかりやすい先生方の英語とは違います。知らない人に話しかける緊張感と自分の英語が通じた嬉しさを味わいながら小1時間に及ぶ街頭インタビューはあっと言う間に終わりました。

 

目標達成に満足すると急におなかが減ってきた様で、早速お昼ご飯を食べるお店を探しました。英語の練習ということで、ファストフードのお店は避けてイギリス系の「日本食レストラン」に入ることにしました。ガラス張りのちょっぴり高級感のあるレストランでは、生徒達4人だけで座り、オーダーも会計も自分たちで済ませることにしました。馴染みのあるメニューではありましたが店員さんは勿論イギリス人。練習しておいた英語を駆使してなんとか注文を完了、正午を過ぎて続々と入って来るお客さん達に囲まれながら不思議な時間を過ごすことができました。

 

帰りの車の中は皆スヤスヤとお休み。流石に元気な小学生も英語漬けでヘトヘトだったようです。

 

夕食を食べて元気を取り戻したあとは早速今日のインタビュー結果を集計しました。日本の場所をちゃんと把握していたのは男性が76パーセント、女性は64パーセントで少し少なく、日本と一番間違えやすかった国はフィリピンという結果が出たそうです。

 

以下、生徒達の感想です。

 

【街頭インタビュー】

 

日本がどこにあるかわかる人がいて良かったです。けれど50人中34人しか分かっていなかったので、意外と日本はどこにあるのか分からないんだな、と思いました。また、あるおばさんが、おばさんの方から私達に問題を出してくれたりして面白かったです。

 

困ったこと: インタビューをする時に、「Excuse me,」と話しかけるのですが、無視されたり聞いてくれない人がいました。私を見てニコッとしてくれた人に聞いたら、普通に答えてくれました。
また、この質問に答えるために、前の人が終わるまで待ってくれて質問に答えてくれる人もいました。

 

意外に怖そうな顔をしていても、話しかけてみるとすごく優しかったので、いろんな人に聞けて良かったと思いました。

 

Hello!と話しかけて笑顔で答えてくれた時はとても嬉しかった。家族連れやお年寄りの方が話を聞いてくれました。ペアの友達が助けてくれて助かりました。英語が使えて良かったです。

 

【レストランで】

 

イギリス人の箸の持ち方が正しくてびっくりした。
最初にイギリスに来た時は、ホテルで親が注文したので僕は何もしませんでしてたが、今日は初めて自分で注文出来て嬉しかったです。

 

4年ぶりに立教訪問させて頂きました。

 

何も変わらない風景にホッとし、少し涙が出てきました。
大学院を出て、有名な建築家になってから、この立教英国に自分の手で新たな校舎を建てたいと思います。
ありがとうございました。

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