今週、立教からから少し離れたDorkingという町より剣道の指導者が来校されました。

本校教員の知人であり、昔から剣道をやっていらっしゃる日本人の方です。

 

放課後、剣道場からは気合いの入った大きな声が響き渡りました。

道場では、外部コーチの熱の入った指導のもと、生徒が真剣に稽古に打ち込む姿が真っ先に目に入りました。

基礎的な動きや気合い入れ、面の打ち方など普段の稽古以上に剣道について学ぶことが出来たようです。

 

イギリスにいるからこそ日本の心を忘れない。

剣道を通して技だけでなく日本の文化、日本の心を学び育んでいくことが、将来の国際人として成長していくきっかけとなることでしょう。

 

ストップウォッチを持った教員の開始の掛け声、「よ~い、スタート!」。

その途端、生徒達の表情はがらりと変わり、真剣に問題に向き合います。

 

小学校6年生と中学校1年生のクラスでは、毎日かけ算のテストを実施しています。

「カリカリカリ」と、答えを書き込む気持ちの良い音から彼らの熱意が伝わってきます。

級友と競い合うことを楽しみながら、日々緊張感をもってこのテストに取り組んでいます。

 

やればやるほど計算の速さと正確さが上達していく生徒達は、自己新記録を更新していくことに喜びを感じているようです。

自分の限界に挑戦する姿勢をこれからの生活でも大切にして欲しいものです。

 

体育科の教員が3日間の教員研修に参加しました。

本校はイギリスにある日本人学校ですので、日本ほど研修に参加出来る機会は得られません。

先日バスケットボールで対戦したMichael Hall校で体育科教員の研修会を実施することがわかり、今回の参加が実現しました。

教官は20年以上、Michael Hall校に勤めているMr.Martinという方。

その方の指導の下、金曜日の夜から日曜の昼過ぎまで、3日間のコースがスタートし、ウェールズやアイルランドなどイギリス各地やドイツから約50名の参加者が集結しました。

 

Michael Hallという学校はシュタイナー教育を取り入れている学校です。

シュタイナー教育は

・芸術教育

・自由への教育

などと呼ばれています。

1919年ドイツで始まったシュタイナー学校は現在、ドイツ、イギリス、アメリカ、日本など世界中に存在します。

ペーパーテストをやらない、担任教員が8年生まで持ち上がる、ある教科の授業を毎日2時間×4週間のブロックで学習するという主要教科の周期集中制(エポック授業)など、独自の教育方法をとっています。

体育の授業では、世界中の多くのシュタイナー学校でボートマ体操、いわゆる空間ダイナミクスを行っています。

 

今回の研修もボートマ体操を中心に発達段階に合わせたチルドレンゲームやスポーツをMartin氏の指導の下、メンバー全員で行いました。

体一つ一つの動きに着目し、世界中の伝統的な遊びや器械体操などあらゆる角度から体を動かすことに関して学んでいきました。

また、運動の苦手な子どもに対してどのような用具を使用し、補助していくかなど実際に参加者が体験し、習得していく機会も多くありました。

最終日には体育教員が集まり、学校現場での悩みや教員としての考えを共有する話し合いの場も設けられ、充実した研修期間となりました。

 

3日間という短い時間の中で得たものは多く、大変貴重な経験ができました。

本校では、教員間の研究授業や教科内での週1度のミーティング等を行い、授業の質の向上に取り組んでいます。

今回のような外部での教員研修はイギリスではなかなか困難なことではありますが、今後もこのような取り組みが教育現場では必要となってくると思われます。

 

2月中旬に男子バレーボール部はEPSOM COLLEGEと試合を行いました。

 

毎学期練習試合をしている相手ですが、今回は相手に新しい顔ぶれが見られ、新学期でメンバーが少し入れ替わった様子でした。

本校は前の試合でのポジションを入れ替え、より攻撃的な布陣で臨みました。

 

第一セットはセットポイントを握りながらも逆転され落としてしまいましたが、第二セットは気持ちを入れ替えて大きな点差で取り返し、その勢いで第三セットも取って勝利を手にしました。

 

ミスが少なくなり、しっかりとした攻撃も多くなってきましたが、それだからこそ次の新しい課題が見えた試合でした。

 

1984年の卒業以来約30年ぶりに立教を訪問することができ、大変嬉しく思います。

偶然にも2011年1月をもってロンドン転勤となり、約30年ぶりのUK生活となりました。

原点に戻ったような不思議な感覚です。

また訪れたいと思います。

(9期生 前川さん)

 

ロンドン駐在に伴いお邪魔させて頂きました。

12年振りという時間が、つい先日のことのように思い出され、一方で大変懐かしい心持ちが致しました。

また是非機会をつくって訪問させて頂きたいと思います。

(21期生 下田さん)

日本の心を伝えたい

茶道部のメンバーで、立教に来てくれた8-9歳の英国人の子供たちにお茶の立て方、作法の説明をしました。

実際に、茶筅でお茶を立てるのは難しそうでしたが、楽しそうにやってくれてよかったです。

 

「お菓子やお茶は馴染みがないのでおいしくはない。」という感想でしたがそれでも全部を飲み干してくれた子も居て、何人かの子は結構好きだと言ってくれたのでとてもうれしかったです。

 

日本の文化に興味をもってくれる人たちのためにも、もっともっと自分も勉強して日本の心を伝えられるようになりたいと思いました。

(高等部1年生 女子)

「歴代立教記録をついに更新!」

 

本校の体育の授業では毎年3学期になると男女共に1500m走が実施されます。

立教の陸上トラックは1周400m。普通の陸上トラックよりも遥かに長い距離に見えてしまう立教のトラック。

 

今年は教員から試練が与えられました。

「去年の1500mのタイムと比べ、10秒以上遅くなっていたらタイム更新するまで走ること。」

それを聞いた瞬間、「え~」「無理に決まってるじゃん」と予想通りの反応を見せてくれました。が、

文句を言いながらもやる時はやる立教生。

授業中のトレーニングは手を抜かず、更に授業以外の時間を使って黙々と走る生徒もいました。

 

そんな今年の3学期に歴代立教記録が打ち破られる日が来ました。

毎年1500mの立教記録保持者上位5名の名前が食堂前に貼り出されており、10年も前から記録を破られず名前が残っている生徒もいます。

今回は高校2年生の女子が1500mを5分台で走りきり、過去の立教1500m女子記録を見事更新しました。

また、もう1名の高校2年生女子も歴代5位に名前を残すなど、今年は立教記録同様、自己新記録更新が相次ぎました。

 

3学期は部活動が活発に行われるなど運動部員の活躍が見られ、積極的に体を動かす生徒が増えてきたようです。

今後も更なる活躍を期待したいものです。

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