〜Collyer’s College  短期留学日記〜⑥

7月11日からの1週間、高校3年生1名、高校2年生6名がCollyer’s Collegeへ短期留学に行ってきました。
短い期間でしたが、とても多くの刺激を受け、学習のモチベーションが上がったみたいです。
以下、7回に分けて、生徒のレポートを掲載します。
日々の葛藤と成長をご覧ください。(6/7)

〜Collyer’s College 短期留学日記〜

1日目
初めてCollyer’s Collegeに行きました。周りは住宅街で少し静かな感じでした。
着いたら最初にReseptionに行き、Receptionの方と少し話をしました。とても緊張していたのでちゃんと受け答えができているかものすごく不安でした。
私達を担当してくださる先生とCollyer’sの校長先生が来られたので挨拶したあと、この4日間のスケジュールをもらいました。その後、全ての建物を案内していただきました。1時間目の授業時間中にいろいろな場所を案内してもらいました。
私は今日がこの4日間の中で1番忙しく、6時間中5時間も授業がありました。少し道に迷いそうになったり教室を間違えそうになったりしましたがなんとかなりました。
最初が肝心だと思ったので、一番最初の授業のPsychologyの授業が終わったあとに、後ろの席に座っていた2人組の女子生徒に立教の友人と話しかけました。聞いてみると彼女たちはスイスから一年間の留学できていました。留学生というのは自分が思っている以上にいることに少し驚きました。

2日目
今日は、6時間中、お昼を挟んだ2時間しか授業がなかったので、同じく授業がない立教の友人と一緒に学校の中の色々なところを周りました。やはりどこの学校でも、図書館は落ち着くものなのだなと思いました。ちゃんと図書館の中に入って本を見たのは初めてだったためすごくワクワクしながら色々見ました。図書館の中は2階建てになっており、1階にも2階にもパソコンを使える部屋がありました。また、本棚の本の置き方がまるで本屋さんのようで、色んな人がその本を読みやすくなっているような感じでした。今日あった授業はどちらもHealth&Social Careの授業でした。授業と言っても夏休み直前だったということもあり、課題がある自習時間のようでした。

3日目
今日は、1日のうちに1時間しか授業が無かったため、空いた時間で学校の中の色々なところに行きました。中国人の子に話しかけられました。どこの出身か聞かれたので日本だと教えたら、見た目が日本人と中国人は似てるから、仲間(?)だと思って話しかけてくれたそうです。初めて話しかけられたのでとてもびっくりしてしまい、最初質問にちゃんと答えられなくて少し申し訳ないなと思いました。立教英国学院は金曜日の午後が運動をすることになっていますが、Collyer’s Collegeでは毎週水曜日の午後がその様になっているみたいです。そのため、最初他の生徒達がいなくなってしまってすごく不安でした。私達は単独で学校の外には出られないので図書館や広場などを散策して過ごしました。

4日目
立教生の半分ぐらいの人がまだ誰ともインスタを交換することができていなかったのでみんなで頑張って声をかけよう!そして、あわよくばインスタグラムを交換してお友だちになろう!とみんなで決意して朝から気合を入れていたのですが案外そううまくは行かず、お昼ごろまで誰にも話しかけられずにいました。食堂で、軽食を食べようと思ってみんなで食堂に行った際、入ってすぐのところにとても優しそうでとてもかわいい女の子が一人で座っていたので、軽食を買ったあとに勇気を出して一人でその子のところへ行って、話しかけました。お互いに自己紹介をして、しばらく2人で話をして立教の友人をその女の子に紹介しました。しばらくみんなで話をしていたら、向こうの友人も集まり、みんなでたくさん話をしました。自分の喋る英語があっているかすごく不安でしたが、意外と話が通じていたのでちょっとは自分の英語力が上がったのかな?と思い、嬉しくなりました。その後、一緒に学校の外に行きました。初めて街の中を歩いたのですごく楽しかったです。学校外にあるコンビニのようなお店で軽くお昼ごはんを買いました。そして、また学校に戻って更に友人を何人か紹介してもらいました。
最終日に友だちを作り、インスタも交換することができて良かったです。
今回の短期留学はほんとに短くてあっという間に過ぎてしまいました。しかし、ものすごく濃い内容の日々で、とても勉強になりました。
(高等部2年女子)https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/collyers-college-short-term-study-abroad06/

〜Collyer’s College  短期留学日記〜⑤

7月11日からの1週間、高校3年生1名、高校2年生6名がCollyer’s Collegeへ短期留学に行ってきました。
短い期間でしたが、とても多くの刺激を受け、学習のモチベーションが上がったみたいです。
以下、7回に分けて、生徒のレポートを掲載します。
日々の葛藤と成長をご覧ください。(5/7)

〜Collyer’s College 短期留学日記〜

7月11日
1時間目はPoliticsだったが、校内の説明があったためパスだった。
午後からはEnglishとLawで学期末ということもあり、テスト範囲の説明や夏休みの宿題の配布などで授業が終了した。先生はとても優しく授業終了後に帰れる?道知ってる?と聞いてくれた。
1コマ65分授業ではあったが、かなり早めに15〜20分前に授業が終わり、解散した。そのため次の授業までの時間をゆったりと過ごすことができた。
初日は他の生徒とは話すことができなかったが、まだSociologyとPoliticsは授業を受けてないので明日以降が楽しみ。本当に同世代なのか?と驚くほどすべての生徒が大人っぽい。教室棟がいくつもあり、授業によって分かれている。
キャンティーンと呼ばれるカフェテリアでは、生徒たちで賑わっていた。この日はチキンティッカやジャケットポテトが学校で作られているご飯で、他にもサンドイッチやパスタなど多種多様なご飯が売られていた。
さすがイギリス。いろんな人種の方がいる。ただアジア人は全然見かけない。

7月12日
マスクをしている人は見かけない。今日は昨日よりは涼しかった。特に女子生徒で見られるが、本当に涼しそうな格好をしていて少し羨ましかった。Sociologyの授業では、他の生徒は個人作業をしているので私は基本マガジンを読んでいる。
今日はSociologyとLawが2コマずつ入っている。今日は隣の席の子に何回か話しかけることができた。1度話しかけられて嬉しかったが、混乱していたので質問を返せなかった。今度会ったときは話しかけると決めた。Lawではかなり専門的な内容を学習していて、このケースではどの法律が適用されるかなど、立教では学べないものがあり、とても興味深いものだった。

7月13日
お昼前の時間帯に、バイオロジーの生徒たちにジュースを作っていただいたり、ミラー先生にパウンドケーキをいただいたりして良い息抜きとなった。
コリヤーズカレッジ内には自由に弾くことのできるピアノがあり、授業の合間に通るとたまに聴こえてくる。私はピアノは弾けないけれど人が弾いている姿を見るのは好きなので、よく眺めていた。キャンティーンには、お昼時になる前から人が沢山いて、食事を嗜みながら会話を楽しんでいた。授業中はもちろんだが、食堂にも日本とはまた異なる雰囲気が漂っていた。

7月14日
最終日。今日は最終日にして初めて受講する授業があった。授業内でグループに分かれてクイズを行った。勝ったチームにはコーラが渡されるということで皆張り切っているように見えた。4つのグループに分かれて行い、結局私のチームは負けてしまったが、有名人の幼少期の写真から名前を当てるとか、世界の地理のクイズなど様々な種類のものから構成されていてとても面白かった。
最終日ということで悔いなく終わりたかったため、ブレイクの時間に自分から話しかけた。私が話しかけた子はパキスタンの留学生だったようで、お互い留学生でよく話せたように思う。日本語を教えて欲しいと言われたので、私もその子の母語であるウルドゥー語を教えてもらった。
最終日にはホーシャムを散策する時間も設けられており、現地の街の様子もよく見ることができた。晩ご飯にはパブに行き、イギリスならではの食事も楽しんだ。
(高等部2年女子)https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/collyers-college-short-term-study-abroad05/

〜Collyer’s College  短期留学日記〜④

7月11日からの1週間、高校3年生1名、高校2年生6名がCollyer’s Collegeへ短期留学に行ってきました。
短い期間でしたが、とても多くの刺激を受け、学習のモチベーションが上がったみたいです。
以下、7回に分けて、生徒のレポートを掲載します。
日々の葛藤と成長をご覧ください。(4/7)

〜Collyer’s College 短期留学日記〜

7月11日(月)
今日は記念すべき最初の登校日だった。緊張と期待のせいかタクシーの中でずっとソワソワしていたと思う。そして思ったよりも早く学校に着き、まず2限目のPhycologyから始まった。この授業では私以外に立教生がもう一人居たため、少しだけ緊張を紛らわせることができた。しかし授業が始まってみると、予想以上に早い授業スピードと専門用語の嵐でほぼついて行けなかった。また授業中にある話題についてディスカッションをする場面が何回かあったのだが、それも質問の意味が理解できなくてあまり積極的にできなかった。一方、そんな授業のあとに良いことがあった。それは1人の女子に話しかけることができたことだ。驚いたことにその子はスイスから来ていて、来年には帰国する留学生だったのだ。私達と似た境遇の生徒に出会って少しホッとした。でもあまり長くは話せなかったし、名前が一発で覚えられなくてとても悔しい。会えたらまた話したい。4限目はBiologyだった。Biologyに関しては既に立教で学んだことのある教科なので置いてかれないだろうと思ってたのだが、前に学んだものより難しくなっていてちょっと戸惑った。5限目はEnglishで英語のスラングを学んだ。6限目はCriminologyだったのだが生徒に対する説教と宿題の説明だけで終わってしまったので割愛する。そんな感じで不安と焦りと疑問で終わってしまった1日目だったが、雰囲気は学べたと思う。

7月12日(火)
Collyer’s Coledge2日目。今日はあまり授業が無かった日だったので昨日忙しかった分、他のところを見ることにした。まず向かったのは図書館だ。図書館はそれほど大きいというわけではないが、それぞれの科目に関する本が沢山あった。私はPhycologyのことを調べたかったので図書館にあった教科書を使って勉強した。周りもとても静かで勉強するにはうってつけの場所だった。そして今日はCriminologyが二時間だけあった。ここではCCTVについて実際の事件と一緒にその有用性を考えた。最後はKahoot!をやったのだが、もちろんのこと全部はわからないため順位は下の方だった。この授業では誰にも話しかけられず再び悔しい思いをした。今日はまだ2日目だが残りもあと2日だ。長いんだろーな〜と思ってた4日間が思ったより早く終わりそうなことを感じ、もう少しここにいられたら、とも感じる。

7月13日(水)
Collyer’s Coledge3日目。今日は驚くほどやることが少ない日であった。なんと2限目に英語が1時間だけ。この授業では英国の様々な豆知識的なものを学んだ。授業などがなにもない時間はcoledge内にあるベンチに座って過ごした。長い時間一人で座っていれば誰かしら話しかけてくれるだろうと思っていたのだがそんな理想は虚しく、誰一人として話しかけてくれなかった。そのため、オープンデーの企画のための質問をしようと友だちと計画したのだが、そもそも生徒が全く見当たらなくて職員の方にしか質問できなかった。明日は生徒が居たら積極的に質問したい。そしてお昼はミラー先生と対談をした。その際に授業でも聞いたことのあるタンザニアについてのお話を聞かせてもらい、布の手工業やリサイクについて学ぶことができた。その際にちょうど同じ教室にいてクッキングをしていた生徒や先生方が好意でサマードリンクを私達に作ってくださり、とても嬉しかった。その子たちはその後すぐ授業だったので話せなかったが、欲を言えば少しでも話してみたかった。今日は一日中暇で楽な日だと思っていたが、逆にその暇な時間がとても辛く、友だちが欲しいけど話しかけられない自分の臆病さに嫌気が差した。

7月14日(木)
Collyer’s Coledge最終日。いよいよ今日でこの生活も最後だ。私はいままでこの学校で友達を作れていなかったのでそれを目標にして最終日に望んだ。次の日から夏休みだったので授業数は少なく、最後の授業はBiologyが1時間だけだった。Biologyでは前回の復習などはやらずにどんどん新しい内容へ進んでいった。そのため自分の復習は役に立たず、案の定早い授業スピードについて行くことができなかった。ちなみにこの授業の終わりに1人話しかけられそうな女子生徒が居たのだが、日和って話しかけられなかった。頭の中では話しかけたいと思っていたのだが一方で恐怖心のほうが勝ってしまった。今思うとそんなのを気にしなくてもなんとかなると分かるのだが今後悔しても仕方がない。その後は暇だったので話しかけられそうな人を見つけるためにぐるぐると校内を回っていた。授業中ということもあって人は少なかったが相変わらず話しかけることはできなかった。そんな中幸運なことが起こった。友だちが女子生徒と喋っていてそれに私は誘われて話すことができたのだ。初めての経験にとても緊張したがこのチャンスを逃しては行けないと思い、拙いながらも頑張って会話を続けた。でも会話の主導権はその女の子が握っていたので私もそれぐらい話せるようになりたいなと思った。そしてその子とはまあまあ長く話し、インスタも交換することができた。もうこれだけで私は嬉しく満足してしまったのだが、周りを見るともっと生徒と交流をしている人がたくさんいて私ももっと欲深くなろうと思った。しかしこのただ1つの交流を通して英語がイマイチでも会話はなんとかできることがわかったので、この経験を自分の行動力にしたい。

まとめ
今回の短期留学では様々なことを学ぶことができた。それは現地の学校の雰囲気であったり英語の授業の難しさでもあるが、1番はコミュニケーションの仕方であると私は思う。私は性格的に奥手な方なので基本的にあまり会話に積極的ではない。そのせいとは言いたくないがその性格も相まって、最終日までろくなコミュニケーションを取ることができなかった。しかし最後の最後で現地の子と話す機会があり、会話もしてインスタも交換することができた。現地の人たちにとっては些細なことでも私にとってはとても貴重な経験だった。この体験はこれからの私の会話する勇気につながると思うからだ。もし英語で会話をすることになって不安になることがあったら、この「現地のこと英語で喋れた」という事実を思い出そうと思う。そして今回の短期留学は4日間というとても短い時間であったが、得られたものはただの4日間以上の価値になるだろう。https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/collyers-college-short-term-study-abroad04/

The Headmaster, staff, students and the people of Japan wish to express their sincere condolences to the Royal Family on the extremely sad loss of Her Majesty Queen Elizabeth II.

We thank the Queen for 70 years of dedication and service to her subjects in the United Kingdom and the Commonwealth.

Her Majesty was loved and admired by many people throughout the world, especially in Japan, and she will be very sadly missed.

Cambridge生徒報告書 ケンブリッジ研修を通して感じたことCambridge生徒報告書 ケンブリッジ研修を通して感じたことCambridge生徒報告書 ケンブリッジ研修を通して感じたことCambridge生徒報告書 ケンブリッジ研修を通して感じたこと ケンブリッジとは英国の東部にある多くの歴史を誇る町である。そんな貴重な町のケンブリッジ大学フィッツウィリアムカレッジで一週間という短いようで濃かった研修を受けて感じたことは大きく分けて三つある。

一つ目は、英語とは言語だということだ。当たり前のことを書いていると思うが、私はたまに英語は良い成績を取るものと思ってしまうことがある。けれども研修を通して英語とは本当は何かを見直すことができた。今までE.C.のクラスは週4日であったり、英国人の先生と話す機会はあったりしたものの、学期末にはテストがあるため、英語を使うというより覚える、書けるようにすることに重点を置いてしまっていた。その後のこの研修中、何度か英語で話し掛けられるチャンスがあった。初めは驚きと緊張だったが話していくうちに楽しくなってついつい質問し、最終的に仲良くなった。その場を離れた後に思ったことは、異国の地では毎日何があるかわからない、面白いということだ。まさか今日友達ができるなんて思わなかった。ここで覚えておきたいのは、「英語を使って」ということだ。もし、英語を学んでいなかったら、日頃コミュニケーションを取る練習をしていなかったら、会話はすぐに途絶えて終わっていただろう。英語とは学校で点数が取れるただの科目なのではなくて、世界の人と繋がるための一つのツールなのだ。

二つ目はありのままの自分でいられる良さだ。端的に言ってケンブリッジはとても過ごしやすい場所だった。私は日本で歩いているとき車に乗ってる人から見られてるかも、この格好普通だよね?変じゃないよね?と考えながら歩いてしまう。それがケンブリッジではそうではない。そこにいる人はアフロの方、緑髪の方、黒人の方、インド人の方、真っ赤なドレスを着ている方といろんな人が自分が好きな服や髪色、体型で歩いていて素敵だった。十人十色、三者三様というこの言葉のそのまんまだった。そんな環境だからありのままで自分らしくいられて、のびのびと過ごせる喜びを感じた。

三つ目はまだ勇気が足りていないということだ。研修では多くの講義を聞く機会があり、非常に面白くあっという間に時間が過ぎた。特にDr Duhigによる講義が好きだった。その講義の最後に質問タイムがあり、聞きたいこともあったし、非常に好きな講義だったので感謝の気持ちも込めて質問したいと思った。結果的には質問できたが、他の子の質問に圧倒されて講義の後の個人的な質問になってしまった。その時、みんなの前で声をあげて質問する勇気も自信もないと思い知らされ、頑張らなければならないと痛感した。

この研修で英語を使うことに関してためらいが一切なくなったと思う。初日はお店で最低限の会話で終わってしまったが、せっかくケンブリッジに来たし、一週間でいなくなってしまうから話そうと、緊張することもなく話すことができた。そして初めは町に馴染んでいるのか気にしてしまっていたが、最後になると素直に馴染んでいると感じた。それは外見の話ではなく、自分自身の意志がきちんとあったり、自分がいたいありのままで過ごせていること、この研修を生かして心から楽しんでいるという点でこの素敵な町に馴染んでいると思った。

この研修でしか学べないことがたくさんあった。King’s CollegeでEvensongを聴き、芝生の上でシェイクスピアの劇を観て、ケンブリッジの町を巡るPuntingをして、ケンブリッジ大学の生徒の方と一緒にクイズをして、素敵な貴重な場所でDinnerを頂き、帰り道に友達とジェラートを食べ、歌い、アジアンスーパーでお菓子を買い、常に私たちの生活に英語が付いていた。これらの経験ができたのは英語というものがあったからだ。この研修を通して英語の価値を知ることができ、もっと勉強しようという意欲が湧いてきた。この研修が自分の人生の糧、そして大きな一つのステップとなるのは間違いないだろう。それぐらい充実した、有意義な一週間だった。
(高等部3年生 女子)

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“英語のアウトプットの機会を得て自信をつけたい” その思いから私は今回のケンブリッジ研修に参加しました。今までの私の英語の学習ではインプットに特に力を入れてきましたが、ヒアリングやスピーキングへの苦手意識からか、アウトプットの必要性も強く感じていました。そこでこの研修を通して自分から英語を使う勇気を持つ一歩を踏み出したいと決心していました。またコミュニケーションを取る上でその国の文化や習慣など、相手を知ることが重要だと感じ、特にイギリス文学として名高いシェイムスピア劇の公演を楽しみにしていました。

私は以前、ロンドンで「King and I」というミュージカルを見た時には、十分な予習をしていかなかったために話を追えず、理解することができなかったという失敗もあり、英語での劇を理解ができるか不安を感じていたため、講義ではもちろん、研修前にもシェイクスピア劇の「リア王」と「十二夜」のあらすじを調べて予習していました。登場人物も複雑でしたが、最初は分からなかった劇中のどの人物がどの役なのかもだんだん分かってきた時は心から嬉しく、分からない英語も想像を交えながら楽しむことができました。

また研修中にはほぼ毎日、午前中は英語での講義を聞く時間があり、英語に触れる良い機会になりました。はじめは英語漬けの日々に頭がパンパンになってしまいましたが、少しずつ慣れてきてより楽しめるようになったと思います。特に印象的だったのはKing’s College Chapelについての講義でした。一度研修初日に日曜礼拝で訪れた場所で、その豪華さにばかり目を奪われていましたが、チャペルの歴史や作り、ステンドグラスについてを学んでからもう一度訪れたことで、見えるものが広がり、一度目では気付けなかったことにも気づくことができました。

2日目の講義の中では、ケンブリッジについての詩を作り、その詩に合った写真を撮ってプレゼンテーションをするという課題が出されました。そのため詩を書くに当たって自分なりに、ケンブリッジの歴史を調べてみました。ケンブリッジの名前の由来にもなったケム川は昔運河として使われ、街の発展を促したということ。その運河としての役目を終えてもなお、ケンブリッジの学生たちに寄り添い、見守ってきたのかなと想像すると、感慨深く、ケム川を詩と写真の主役にしたいなと思いながら作りました。数年前に家族でケンブリッジを観光で訪れた際も、街の景色や観光名所などを楽しむことができましたが、今回目的を持ってケンブリッジに滞在したことで、観光で来た時とはまた違った歴史やその歩みなどにも関心を持ち散策することができたので、1つ1つに思い入れができ、違った景色を見ることができたように思います。

ケンブリッジ研修の最大の目的であった英語のアウトプットに関しては、Fitzwilliam Collegeに滞在したことで、研修早々にその機会に恵まれました。初日の食事の席で、ケンブリッジの学生の方と会い、おしゃべりする機会を得られたためです。自分の拙い英語ではありましたが、通じ合えたことに楽しさを感じ、街中でのコミュニケーションや、講義の際にも個別で教授に質問することができたりとその後につなげることができたと思います。その学生との会話の中で、伊藤博文は日本ではどんな印象を持って教えられているのかという風に聞かれた時に自分の意見としてはっきりと答えることができなかったということがありました。自国のことにもかかわらず自分の口で説明できなかったことに歯痒さを感じました。それと同時にコミュニケーションでは相手の文化を知るということばかり考えていましたが、自国の文化や歴史についても知識を深めていくことも同様に大事なのだと気付かされました。

イギリスのケンブリッジで学ぶ学生が日本にも興味を持っているということに触れ、私も日本やイギリス以外にも多様に興味関心を持てる広い視野を持ちたいと感じました。そして世界情勢にもアンテナを張りつつ、1つの物事に対して事実だけでなく、自分の意見を持てるようにしたいと強く感じました。

コロナの影響もあって学校外での活動が中々できない学年でしたが、高校3年生最後に研修に行く機会をいただき、立教の外に出てイギリスの文化や英語に触れることができたのは3年間のイギリスでの高校生活により深みを与えてくれたと思います。英語への自信とともに自分に足りないものへの再認識と視野を広げ自分の意見を持ち発信するという新たな目標を見つけられた有意義な一週間でした。
(高等部3年女子)https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/cambridge-student-report07/

Cambridge生徒報告書 ケンブリッジ研修を振り返ってCambridge生徒報告書 ケンブリッジ研修を振り返ってCambridge生徒報告書 ケンブリッジ研修を振り返ってCambridge生徒報告書 ケンブリッジ研修を振り返って

今回のケンブリッジ研修を振り返って、たくさんのことを学ぶことができ一生忘れることがない程の良い経験をさせてもらいました。

まずケンブリッジ大学の印象として、言わずもがな世界最高峰の大学でもあり、様々な分野での教育を高いレベルで学べるというようなイメージがあります。もし、自分が行くことになったらどのようにして過ごしていけばよいのかと不安な部分が多く、最初の頃は参加することをためらっていたこともありました。

しかし、結果としてたくさんの素晴らしい経験と知識を得ることができ、自分が知らなかった新たな可能性や視野を広げることができました。

具体的にどのようなことを学んだのかというと、まず初日は簡単な大学の説明を受けました。そこでは、大学の歴史や、豊富な学部の種類、collegeの仕組みや、それによって生み出される多様性についてもたくさんのことをご教示いただきました。特に興味深かったことは、大学の考え方でした。大学には様々な国からの入学者がいて、宗教も文化も異なることは一見すると大変で難しいものだと思っていました。しかし、逆にそのほうが様々な考え方や意見が飛び交うため、とても素晴らしい空間が出来上がると仰っていました。最初にその話を聞いて、とても感激しました。他にも、物事を批判的に見る、critical thinkingなども大事にしていて、ただ勉強ができるのではなく、それぞれが色々な考えを持っていて、それらの意見をぶつけ合うと何かが生まれるのではないか、というような考えに終始驚いていました。

その後は、King’s College Chapelに行き、Evensongを見てきました。普段から立教の生活の一部となっている礼拝でありますが、今回見たものは全くの別物でした。まずはその会場に広さと、聖歌でした。聖歌では、巨大なオルガンとたくさんのchoirが歌うその空間は、体の内部から響いてくるような音と美しい歌声がそれぞれ調和し、とても素晴らしいものでした。立教でしか味わったことがなかったために、人生で初めて立教以外で礼拝を経験するということはとても良いものでした。

二日目は、詩についての講義がありました。英語での詩とはなんだろうと思っていましたが、聞いていると、その韻の踏み方やルールなどは、日本の俳句や短歌、川柳、百人一首などを彷彿させられるものでとても面白かったです。最終的には自分でも詩を作るということになり、多少難易度が高かったですがなんとか作り上げることができました。その後は、自分たちが宿泊するドミトリーの前にある庭の野菜や植物のお話をしていただきました。そこでは、緑がもたらす精神的な影響や大学の景観などとともに、たくさんの解説をしてもらいました。勉学や日々のストレスなどを自然豊かな大学の中にいることで軽減し、さらなる成長を促すその姿勢に、生徒のことを第一に思っているからこそできるその考えに一生徒として、とても学ぶべきものがあると感じました。昼食を取り、次の講義では午前中の詩と関係して、シェイクスピアのお話をしていただきました。私は、シェイクスピアと聞いて名前ぐらいしか聞いたことがなく、具体的な内容は全く知らないまま講義を受けました。しかし、聞いていくうちにだんだんと理解できるようになり、初めて詩というものに興味をいだきました。そして午後に開催されるシェイクスピアの劇の予習であることに授業後に気づいた私はとても嬉しく思いました。午後の劇では、なんと会場が外に設置されていて、ここで行われるのかと少し驚きつつも、劇が始まると今までのどの劇よりも素晴らしいものでした。特に驚いたのは、会場のセットが殆ど無いのにも関わらず、まるでその時代に入り込んだかのような圧巻な演技力、そして観衆を飽きさせることのない話の展開、構成、メンバーたちの劇に対する熱意や本気度が伝わり、終始感動でいっぱいでした。そしてなにより、演技している本人たちが、本当に演技が好きなんだなあと感じさせることのできるものでした。帰り際には、改めて彼らの凄さにとても満たされた思いで帰りました。

三日目は、改めて教会を見に行くということもあって、午前中は簡単なガイダンスを受けました。そこでは、教会の詳しい歴史やそこに携わった人たちの詳細なども聞いた上で改めて見に行きました。するとまず最初に驚いたのは、教会の素晴らしい作りと、その美しい色彩と光で反射するステンドグラスでした。内部の構造もとても興味深く、当時の技術でこれほどまでに大きく、複雑な彫刻を作ったという事実に感動が止まりませんでした。思い切って、現地のガイドにも、聞いてみたのですが、現代の技術をもってしても、なぜこれほどまでに大きな建造物を作ることができたのかはわからないと言っていて、建築の際もコンピューターや正確な計測器もない状態でどうして作ることができたのかは未知数であると言われました。それを聞き、自分も当時の技術者だったらどのようにして設計しようかと考えてしまいました。建物の形や、バランス、崩れないようなデザインや構造、クレーンもない状況での工事、考え出すときりがありません。それほどまでに当時の人達の技術が素晴らしいものなのだと改めて実感させられました。

夜はFormal dinnerということもあって、午前中に軽く学んだテーブルマナーを踏まえて望みました。まず最初に驚いたのは、建物の作りと内装です。まるでハリーポッターの世界に入り込んだかのような世界観に驚きました。出される料理もどれも興味深いものばかりで、普段食べないようなメニューに驚きつつもとても美味しい料理でした。

四日目は、午後にFitzwilliam Museumに行くということもあり、エジプト考古学のDr Duhing講義をしてもらいました。彼女はとても考古学を愛していて、講義を聞いていると本当に好きな人しかできないような人生だなと感じるものがありました。普段は絶対に聞くことがないような人からのお話でとても面白かったです。

博物館では、自身の感性を刺激するような素晴らしい展示物の数々に終始見とれてしまいました。特に驚いたのは、午前中に聞いたエジプト考古学のお話もあって、ミイラでした。どこか幽艶で美しいその姿に圧巻されました。当時の人達はどのような意図を持ってこの形にしたのか、なぜこんなにも鮮やかな色彩なのか、考え出すと妄想が止まりませんでした。それほどまでに興味深いものばかりで絵画や彫刻、見始めたら止まらないような数々の美術品に、いままでネット上でしか見たことのないようなものまで展示されていて、素晴らしかったです。

五日目は、先日博物館に行った際に見た展示物に対してのグループプレゼンテーションでした。私たちのグループは、彫刻について発表しました。どのグループも多角的な視点から展示物を見ていて、面白かったです。その後の講義では、今度は違うストーリーのシェイクスピアの話をしていただきました。Twelth Nightというもので、内容はとても複雑で難しく、理解するのにもとても苦労しました。

午後はクイズ大会を行いました。そして各グループごとに一人ずつ、ケンブリッジの学生さんたちが参加するという形で始まり、現地の学生との交流というのはその日が初めてでした。話してみると、とても話しやすく親しみやすい方たちでとても良い経験になりました。それが終わると今度は街に出て、あの有名なケム川でのPuntingを楽しみました。そこではケンブリッジの街並みをボートで周るというとても貴重な体験をしました。特に楽しかったことは、理系なら誰しもが見たがるだろう、かの有名な数学橋を見れたことです。最初に見たときは、まずその異様なまでの存在感です。どの橋も皆がよく見るような形をしているのですが、数学橋だけは違いました。それはまず唯一木製であるということです。そしてこれが数学橋と言われる所以の一つとしては、その美しくエレガントな構造とデザインです。なぜかというと、直線の木材だけで構成されているのにも関わらず、アーチ型の形状をしており、とても効率的なつくりをしています。直線だけで、カーブを作るということは、察しのいい人なら気づくであろう、接線です。
アーチ型の曲線に接線を引くことで出来上がるこの形は非常に木材の効率の良い使い方であり、石橋の建設にも応用されており、この素晴らしさはとどまることを知りません。

これ以上書いてしまうとこの報告書の本来の目的も見失うため、これまでにとどめます。
(更に興味があるなら)https://nazology.net/archives/62462

このように、理系の自分にとってとても貴重でたくさんの学ぶものが得られました。身近に存在する様々な数学もこのような機会で新たに発見することができ、とても感謝してもしきれません。

帰ってきたあとの夕食後は、college内で映画鑑賞をしました。何を見たかというと、あの有名な天才理論物理学者であり、車いすの学者とも呼ばれる、Stephen Hawkingの生涯についてでした。もともと、物理学が非常に好きな自分にとってとても興味がある話題でもあり、彼の歩んだ道のりや考え方、すべてが自分の人生に大きな影響を及ぼすほど面白い映画でした。

六日目は、午前中に写真のきれいな撮り方と健康に関する講義でした。どれも大学らしい講義で、高校ではまず受けることのない科目を新鮮な気持ちで受けることができました。午後はイギリスの伝統的な文化でもある、Afternoon teaに行ってきました。そこで食べたスコーンはとても美味しく、満腹になるまで食べてしまいました。

最終日では、午前中は自由時間ということもあって、たくさんの博物館を巡ってきました。Earth Sciences自然科学の博物館とArchaeology and Anthropology考古学と人類学の博物館に行ってきました。他にもたくさんの博物館があり時間が許す限りでは、これ以上を見に行くことができませんでした。またの機会に行きたいと思います。

そこでは、自然科学といったらと言われるほどの有名人である、Darwinの歴史や実験の詳細などたくさんの歴史的なものを見ることができました。他にも、天文学や地質学、恐竜はもちろんのこと、たくさんの化石や標本、骨や歯など数えだしたらきりがないほどのたくさんの展示物に巡り合うことができました。

考古学と人類学の博物館では、初めて聞く学問であるため、とても興味を示しつつも新鮮な気持ちで見てきました。そこにあるのは、たくさんの民族や部族の衣類や小物、古代ローマ時代の小物など、たくさんの歴史的価値のあるものの宝庫に興奮が抑えられませんでした。今までに見たことのなかった博物館で、とても良い経験でした。

ケンブリッジに来てから、毎日が新しい発見の毎日で生涯必ず忘れることがないほどの体験をさせてもらいました。特に自分の興味があることについて深く探求することができ、さらにたくさんの学びへの気持ちが高まり、自分とって最高の思い出になったと心から思いました。

企画してくださった先生方には大いに感謝をし、さらなる自信の成長に繋げたいと思います。
(高等部3年男子)









https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/cambridge-student-report06/

Cambridge生徒報告書 ケンブリッジ研修を終えてCambridge生徒報告書 ケンブリッジ研修を終えてCambridge生徒報告書 ケンブリッジ研修を終えて

はじめに
ケンブリッジ大学研修の案内があり参加を決意した私は、最初で最後となるこの研修がどのようなものか非常に楽しみにしていた。ケンブリッジ大学研修のスケジュールが発表された時、プログラムに劇の鑑賞やクイズ、パンティングなどのアクティビティが多かったことから、この研修は「遊び」に近い研修になると予測していた。しかし、実際は予想とは異なり「楽しむ」要素に加え「学び」の要素も備わっており、様々な活動を通して大学についてやケンブリッジという街に関する知識やものの見方を変えることのできるものだった。

ケンブリッジの歴史
この研修では様々な活動によって新しい知識を得る機会があったが、ケンブリッジ大学についてやKing’s College Chapelについてなどその殆どが知らなかったことであり、私は毎日のように驚いていた。ケンブリッジ大学には31ものカレッジがあり、それぞれの歴史や宗教上の理由などから女子のみのカレッジがあること、King’s College Chapelの歴史やヘンリー八世と二人目の妻のイニシャルなど、全く知らなかったことを知り知識を増やすことが出来た。Class roomでの授業やKing’s Chapelでのガイドの方による説明だけでなく、パンティングでも新しい発見があった。パンティングではガイドの方の説明を聞きながらケンブリッジの街を見たが、中でも私は「数学橋」という橋が記憶に残っている。ネジがない時代に木材のみで美しいアーチを形成していることに驚きを隠せずにはいられなかった。振り返ると、研修の一週間は授業中もアクティビティをしている間も常に学びの場となっていたと気づかされた。

エジプト考古学Dr Corinne Duhigによる講義
私はミイラやピラミッドについてのドキュメンタリーをよくテレビで見ていたため、Dr Duhigによる講義を楽しみにしていた。彼女が骨の発掘をしていることや、骨について調査しているという話は興味深かったが、私が特に感銘を受けたのは彼女の「好きなことをする」という言葉だった。私には進学したい学部がある。その学部に行きたい主な理由は、小学生の頃から興味があることを専門的に学ぶことができるからであり、私がやりたいこと「好きなこと」だからだ。しかし、高三になり周りも進路を本格的に考えている今、私の周りには将来就きたい仕事のためにこの大学・学部に入りたいと考えている友人が多い。私はまだ将来の夢が明確にないため、大学卒業後のことは特に考えず大学の進路を決めているが、本当に「好きだから」という理由だけで学部を決めて良いのか迷うことがある。そのような中、私はDr Duhigの言葉に強く心を打たれ自分が好きなこと、やりたいことをして良いと学んだ。加えて彼女の言葉は私の背中を押し、私に自信を与えた。

後悔
私はこの研修中、ケンブリッジ大学の学生に声をかけてみたり、ガイドの方に積極的に質問するなど受動的でなく能動的に行動したいと思っていたが、いざ声をかけようと思うと上手くいかず結局は一度も話しかけることが出来なかった。食事の時間などを利用してケンブリッジの学生と話している友人もおり、凄いと感心していたが、同様に行動に移すことは出来ないままこの研修が終わってしまった。しかしこの後悔は、この悔しさをどのように生かして能動的に行動するかを考えるきっかけとなった。

終わりに
この研修を通して、私は以前の私より成長することが出来たと感じている。しかし、その成長は些細なものであり、経験したことや失敗したこと、後悔したことを立て直すことで私は自分を更に高めることができると信じている。この研修は「楽しい」だけでなく、新しい知識に関することや将来のことなど多くの「学び」があった一週間であり、今の自分と向き合う機会を与えてくれたものとなった。
(高等部3年女子)https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/cambridge-student-report05/

Cambridge生徒報告書 ケンブリッジ研修レポート

僕が今回ケンブリッジ研修を通して学んだことは大きく分けると3つあります。それは生活についてイギリスの歴史についてそして挑戦することについてです。

1つ目に僕が話したいことはケンブリッジでの生活についてです。基本的に一人部屋で自分でスケジュールや時間を管理しなければならない状況でした。そこで僕が学んだことはメモをとるということです。いつものドミトリーで過ごしているときとは違って誰かが教えてくれたり鐘がなったりするわけではありません。そこで僕は2日目あたりから軽いメモを携帯に打ち込むようになりました。明日はこれがあるから何時にどこ集合やどんな服装で行くかなどを軽く単語だけで打ち込むとその後からの研修で困ったことは何一つありませんでした。このメモを取ることが癖となって今でもやっています。この、ケンブリッジ研修で身につけたこの技はこれからも使っていこうと思います。

2つ目に学んだのはイギリスの歴史です。主にいろんな研修で学んだことはここに入ります。イギリスの歴史についてはどの場所でも学んだ気がします。シェイクスピア劇、キングス・カレッジチャペル、フィッツウィリアムミュージアム。全部イギリスの歴史を感じることができました。シェイクスピア劇ではイギリスの歴史で文学について学べたしキングス・カレッジチャペルではイギリスの歴史で建造物や王朝などフィッツウィリアムミュージアムではイギリスの歴史で美術や戦を学びました。全部の歴史を学んで感じたことは身分の差が大きく歴史に関係しているということです。シェイクスピア劇で言えばそれこそ王様が出てくるため身分差によって人間関係が大きく変わっていきます。キングス・カレッジチャペルでは王朝が建設に大きく関わってきていました。自分の中でイギリスは昔から植民地など身分をはっきりしていた印象がありましたが、それが歴史のいろんな部分に関わっていたことを学ぶことができました。フィッツウィリアムミュージアムで僕達が調べた絵画はある貴族の家族写真だったんですけど実はもう崩壊寸前の家族でそれでも貴族という身分だから良い家族を振る舞わなくてはならないという作品でした。そこにも身分というキーワードが隠れていました。

3つ目は挑戦することの大切さです。自分が一番大切にしていることだしこのケンブリッジ研修ではとくに大切になりました。なぜなら周りは全て英語の世界だからです。とにかく伝わらなくても身振り手振りでなんとか伝えなくてはなりません。でもそれには勇気がいるしそれを続けなくてはなりません。僕は初日からピーターさんに質問をしていきました。まずは身内からどんどん話しかけていきました。もちろん全然伝わらないこともあったけどピーターさんが理解しようとしてくれたおかげでなんとか会話はできました。もともと人見知りなのもあってあまり外に出たら会話はしたくないなと思っていました。けど、なにか買うときは絶対にコミュニケーションを取らなくてはいけないし、できれば店員さんにオススメだって聞きたいから話さなくてはなりません。絶対喋るぞと決めて参加したものの、やはり最初はちょっと怖くて。けれど、先輩の平井くんや同学年の木原が話しているのを見たら俺もやらないとって思えたし、一期一会を大切に自信を持たないとって思えました。その後は何度も自分の勉強だと思ってチャレンジすることができました。

僕は今回ケンブリッジ研修に参加できて良かったなと思います。普段体験できないことばかりでした。1番の思い出としてはフォーマルディナーが心に残っています。あんな雰囲気で食事することがまずないし、出てきたものも普段食べないようなものばかりでした。経験としても良かったし楽しく食事することができました。ここでの経験がどこで発揮されるかはわからないし直接的には関わってこなくても、積極性や自信はどこでも必要なことだと思うので学べてよかったです。
(高等部2年男子)https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/cambridge-student-report04/

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