The College of Richard Collyer校との間で、今まで継続してきた生徒交流、スポーツ交流、文化交流に加えて、新たな将来の教育連携のための調印式が両校の間で1月17日にCollyers’ College校で取り交わされました。

Collyer’s Collegeはサセックス州ホーシャム市にあるSix Formと呼ばれる、日本の高校2、3年生に相当する公立共学校です。その歴史は古く1532年にロンドンで創設されたのが始まりとされています。今回の新たな教育連携の調印に基づき、今まで以上の多方面に渡る交流が期待されます。同時に両校の共同プロジェクトして、両校のためだけでなく、日本、英国、世界に向けていろいろなプロジェクトが創案され、その働きかけがなされる予定です。

以下に既に始まっている共同プロジェクトを紹介します。

Tanzania Project

昨年11月に、Collyer’s Collegeが長年に渡って支援してきた、タンザニア女性自立のためのマイクロファイナンスチャリティー活動への参加がミラー先生よって、本校生徒になされました。16件の女性自立のための企画が本校生徒によって提出され、2月8日に、ミラー先生立ち合いのもと、生徒が考えてきた支援企画について、英語でプレゼンテーションが行われる予定です。

Research Project

本校生徒のリサーチ能力を高めるために、Collyer’s Collegeミラー先生指導の下に、Research Project活動が立ち上げられ、12名の生徒が参加の応募をしています。このResearch ProjectはCollyer’s Collegeでオックスブリッジに進学を希望している生徒用に行われているもので、大学に入ってからのリサーチの能力、問題アプローチの方法、クリティカル思考の訓練として取り入れられているものです。1月31日にミラー先生よって、イントロダクションが行われ、現在12名の生徒が自分たちで考えたリサーチについて、そのプロポーザルを行っているところです。

本校との教育連携についてのCollyer’s Collegeホームページのリンクはこちらです。

https://www.collyers.ac.uk/collyers-and-rikkyo-relationship/12516.html

中本さんは、本校が開校した1972年に入学した19名の小学生のうちのお1人です。現在はJAL国際線の機長として活躍されています。

この日はチャペルで講演会を開き、華やかだと思われているパイロットという仕事の裏側や苦労した経験、飛行機の仕組み、操縦中に気をつけていることなど、児童生徒たちが普段から利用しているとても身近な飛行機について、ユーモアを交えながら詳しく説明してくださいました。

パイロット姿の中本さんの立ち振る舞いや、飛行機の安全に関するお話などから、プロフェッショナルとしての意識の高さを感じました。一方で、大好きなサッカーの話に熱くなったり、恩師や友人との思い出について語ったりされたときの姿には、本校の同窓生らしい一面も見えました。

後半は小学生として過ごした立教英国学院での思い出についてのお話でした。中本さんがパイロットになろうと思ったきっかけ、サッカーが好きになったきっかけは、立教英国学院での生活でした。当時は今の児童生徒たちと同じように、親や先生たちに勉強しろ、勉強しろと言われていたそうです。なぜ勉強しなければならないのか、当時はわからなかったそうですが、今は「勉強が可能性を広げる」からであるとよくわかるそうです。なりたいもの、やりたいことが見つかったとき、場合によってはすでに間に合わないということがあります。でも勉強していれば、それを達成できる可能性があります。そのことの大切さを皆に伝えてくださいました。

中本さん、ありがとうございました。ぜひまた皆に会いに来てください。

1月26日、27日の両日で、2018年度第3回実用英語技能検定一次試験を実施しました。

今回の受検者の内訳は下記の通りです。

1級・・・3名
準1級・・・32名
2級・・・38名
準2級・・・11名
3級・・・4名

本校では英語資格の取得を推奨しており、毎学期多くの児童生徒が日本の英検やケンブリッジ英検に挑戦しています。
高校3年生は今学期は学校にいないので、1級や準1級など高いレベルの英検を受けるのは高校生1、2年生が中心ですが、
中には中学3年生で1級に挑戦する英語力の高い生徒もいます。
また、そのような生徒たちに触発され、地道に努力を続けて英語力を伸ばす児童生徒もいます。

児童生徒たち1人ひとりの努力が合格という結果に結びつくことを楽しみにしています。

3学期が始まってから1週間が経った。時の経過は早いもので、いつの間にか先学期同様の光景が学校に戻ってきつつある。平成は着々と終わりに近付いているが、立教英国学院の時間の流れは変わらない。その流れに乗って、毎年恒例の「センター英語受験」が今年も実施された。日本で受験をしている高校三年生達とは時差があるが、英国に残された後輩達が彼らと共有できる数少ない機会だ。難しさは承知の上、それでもなお先輩に「追いつこう」とするかのように中学生以上で「センター英語」に挑戦する。

生徒達に話を聞いてみると、学年の色が反映されていて興味深い。中学生の多くは、やはりその難解さには手を焼いたようだが、中には

「あの問題って○○のことだよね。」

と分析的に振り返っている生徒もいた。着実に力を付けてきていることを実感しているのかもしれない。

一方で、高校生の多くは、昨年度との比較や理解の可否について論じている姿が散見された。

「昨年より点数が伸びた。この調子でいこう」

と喜ぶ生徒がいれば、

「あまり変わっていない。このままだとダメだ。」

と気を引き締めなおす生徒もいた。結果に一喜一憂するだけに留まらず、今後の対応にまで考えを巡らせている姿は、頼もしさを感じさせてくれた。

今年の最高得点は中学三年生の190点。100点を超えた生徒の殆どは高校生だが、頂点を後輩に譲ってしまったことには歯がゆさを感じているだろう。「喜び」も「悔しさ」も大切な経験だ。どうか、「できたかどうか」にかかわらず、この立教英国学院で更に英語に磨きをかけていってほしい。Screenshot 2019-01-25 at 16.18.01

2018年9月にも訪問しましたが、Visitor’s bookに書かせていただくのは初めてです。

卒業してそんなに時間が経っていないので、キャンパスの変化はあまりありませんが、今後も賑やかな立教英国学院になるように願っています。

教員室や教室棟の独特な匂いが高校時代を繊細に思い出させてくれます。

自分の親のように接してくださった先生方に会いたくなったらまた伺います。

また近いうちに伺います。

(今井さん)

2度目の立教訪問。大学一年生。

(松尾さん)

17年ぶりに訪問させて頂きました。

あの頃のまま残っているものがたくさんあり、立教で生活していたのがつい最近のように感じられて、とても嬉しかったです。

10年後、20年後もまた帰ってきたいと思います。

本日は本当にありがとうございました。graduate20190119 - 1

長かった2学期が終わり日本に帰国すると、私の住む街はすっかり様子が変わっていた。私の住んでいるマンションの目の前やすぐ近くには、東京オリンピックの施設が続々と建設されている。夏には地面を掘り返して土台を作っている状態だった体操競技の体育館には屋根がもう半分くらいできていて、その輪郭が浮かび上がっている。その先に建設されている有明アリーナも負けないスピードで工事が進み、巨大な箱になっていた。テニスの森ではコロシアムの改築、屋外のテニスコートにはウィンブルドンのように立派な観客席が作られている途中で、長い首をしたクレーン車が、その首をゆっくりと上下に動かしているのが見える。国際展示場駅前にはいつの間にか大きなホテルができた。晴海の選手村は建設中だ。新しい道路も開通した。開場が延期になっていた豊洲市場も営業を開始し、今まではあまり人通りのなかった市場周辺に観光客の姿が見られるようになっている。車の流れもすっかり変わった。

東京オリンピックに向けて東京が変わろうとしている。オリンピックが開催されるのは2020年、高校3年生の夏だ。この頃には卒業後の進路が具体的になっていなければならない、と考えると身の引き締まる思いがする。将来何を目指し、何をしていきたいのか。最近はそんなことを考える時間が増えた。自分の目標に向かってやるべきこと、これから挑戦していきたい課題なども今の私にはたくさんある。

進化や発展は、変わろうとする意識や掲げる目標、そして積み重ねがあってこそのものだろう。変わりゆく風景を見ながら、常に進化し続ける自分でありたい、と強く思った。

(高等部1年生 女子)tokyoolympicwork

2019年を迎えました。日本には「元号」というものがありますが、今年は「平成」最後の年となります。

私は昭和39年生まれなのですが、私を含む、私よりも年上の先生方は、本校に勤めたときには「昭和」でした。従いまして、「昭和」から「平成」に変わるときにイギリスにいたことになりますので、感慨深いものがあります。

今、ここにいる皆さんは全員が、小学校6年生以上です。一度は日本の歴史について学校で学んでいるはずですから、「昭和」というのは、日本にとっては最後に戦争をした時代であることはご存じでしょう。

この冬休み中の1月7日の午後、学校を訪問してくださった方々がありました。

今から75年前、1944年の同じ日、午後1時35分に、イギリスから飛び立ち、フランスのシェルブールという場所の近くにあったドイツ軍のV1ロケット基地を爆撃して、Dunsfoldというところにある空軍基地(学校からGuildfordへ向かうと5分ほどで、左側に見えます)に戻る途中だった2機の爆撃機が、現在は立教の敷地内になる場所に墜落しました。第二次世界大戦中のことです。

お訪ねになられた方々は、その飛行機の乗組員のお一人(当時20歳だったそうです)の甥にあたる人2名と、もう一世代離れた方お一人でした。
その方が一番若いわけですが、その方は学校に事情を説明されて、立教の敷地内を調べたいとおっしゃり、ここ何ヶ月、もしかするともっと長い期間、時間をかけて、自分の大叔父さんの乗った飛行機が墜落した場所を、金属探知機も使って、正確に突き止められました。
その日は、その墜落した日の墜落した時間ちょうどに、甥御さんを連れていらっしゃった、というわけです。飛行機の墜落した場所は2つありますが、その場所で、それぞれの飛行機の乗組員の方の名前を書いた木の札を並べて、静かにお祈りして行かれました。
もし、そのようなものに気づいた人がいたら、どうぞそのまま、そっとしておいてください。

印象的だったのは、パイロットの甥に当たる方が、調べてくれた家族にお礼を述べた後、私に、「私たちはもうかなりの年齢です。今伝えないとこのような事実があったことを伝えられなくなってしまうので、今できることをする、ということが大切で、それは私たちがしなくてはいけないことだと思っています。」とおっしゃったことです。

私にとっても、このできごとは、今できること、自分は精一杯できているだろうか、と自分を振り返るよい機会となりました。

本校には、敷地を横切るフットパスがありますが、近い将来、その傍らに、そのできごとについて記された「小さな記念碑」を置かせて欲しい、というご要望をいただきました。是非実現して差し上げたいと思っています。

今年が最後となる「平成」という時代が、日本人にとって戦争のない時代であったことは、とても素晴らしいことです。
しかし一方で、平成という時代は、日本が、大きな地震や災害に多く見舞われた時代でもありました。世界を見渡せば、戦いや時代の変化に翻弄され、苦しい立場に立たされている方々は依然としてたくさんいらっしゃいます。
新しくやってくる時代が、変わらず平和であることはもちろん、君たちにとっても、世界中の方々にとっても、喜びに溢れた時代となることを願っています。

今学期は3名の新入生を迎えます。今日から、2名の仲間が増えます。
3学期は、最上級生の高校3年生がいなくなり、赤ネクタイこそまだしていませんが、高校2年生の皆さんが最上級生となります。4月に胸を張って赤ネクタイを着けることができるようになるための、よい助走期間です。
その他の学年の皆さんにとっても、4月の進級、進学に向けて、生活をきちんと整えるよい機会だと思います。
年の初めにあたって、自分がここに来た時の気持ちをもう一度思い出すこと、そして、前を向いて、日々全力を尽くすことを心に留めて生活して欲しいと思います。

神様のお恵みが、あなた方と私たちの上に、豊かにありますように。

(立教英国学院校長 佐藤忠博)20190116-1

1月13日、3学期がスタートしました。今学期は高校3年生が帰寮しないので、
約120名の児童生徒だけでの学期となります。

在校生にとっての3学期は、1年間の総括の期間であると共に、1年上の学年に進むための準備の期間でもあります。尊敬する先輩たちのように、生活や勉強に努力することはもちろん、今まで先輩たちがしてくれていた「学校を支える」という責任を自分たちで果たすということも大切です。さっそく高校2年生から新たに、アコライト、聖歌指導、テーブルマスターが任命されました。どれも重要な仕事ですが、任命の際、元気よく「はい」と返事をしてくれたのがとても印象的で、頼もしく感じました。1年間、しっかり責任を全うしてほしいと思います。

式辞では、校長先生から今年が改元の年であるということに関するお話がありました。2019年は私たち日本人にとって節目の年です。児童生徒たちが、本校だけでなく、広く世界に貢献し、次の時代を平和で素晴らしいものにしてくれる、そんな存在になって欲しいと思います。

まずは、この3学期を通して、友人たちとの関係がより強固なものとなり、また勉強や学校生活でさらなる成長がみられることに期待しています。

今日は劇の本番だった。お客さんも来てくれて、すごく充実したものになった。小学生のピアノも、中1男子のボイス・パーカッションも、中1女子のピアノも、ものすごく素敵だった。今回のプログラムは、私がもう少し英語の発音や英語力をあげたい!と思えたものだった。衣装を着るのはすこしはずかしいなと思っていたが、先生は「Good!」と言ってもらって嬉しかった。今日は最終日となるが、明日も頑張ろうと思った。お世話になった人へのメッセージもかけてよかった。ご飯もおいしかった!これまで早かったが、いろいろな経験をして、すこしは成長できたと思った。
(中学部2年生 女子)

Today was the last day for Cambridge. I can go back to Japan tomorrow, so I’m happy. But I feel a little lonely and I don’t know why. We played some drama and it went well. I felt my English levels are a little bit went up during this stay in Cambridge. Mr Robert said, “Your English is very well. Are you from Cambridge?” so I answered, “No, I’m from Japan.” Then Mr Robert said, “No way!” I was glad. I want to learn more English!
(中学部2年生 女子)

*   *   *

今日はプログラムとしては最終日でした。ちょっとさびしかったです。今までお世話になった人たちには感謝の気持ちしかありません。リハーサルではできなかったことが(10番さんが読んでいる所でShepherdsがひざまずくところ)本番では出来てよかったと思います。でも、リハーサル後に中1の先輩が言ったこと(歌を歌うときの声の大きさ)は本番ではあまり出来なかったので残念です。いよいよ明日帰国!うれしいけれど、少しさびしい。5日間だけでも一緒にいてくれた先生方、ピーターさんなどとははなれたくないです(でも帰りたいです)。この5日間はすごく楽しかったです。ピーターさんとしゃべったり、先生方、友達とUNOやトランプをしたり、観光もしたし…すっごくステキな思い出になりました。家に帰ったら親にケンブリッジでやったことを伝えたいです。
(小学部6年生 女子)

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