最初に扱いたいのは聖書の一番最初「創世記」です。
「創世記」はこの世界の始まりについて記されているものです。
ここには聖書の考える「世界観」が記されてあります。
世界とは何か。
世界とはこういうものですよね。
という世界観です。

余計なこととも思いますが、混乱を防ぐために申します。
科学の語る世界の始めと創世記の語る世界の始めは違います。
どちらが正しいのかに興味を持たれる方もいますが、科学が語るのは「どのように世界が出来たか」です。
聖書が語るのは「世界とは何か」です。
世界の出来上がる様子と題材に世界観を語っていますから世界がどのように出来たかを語っていると感じられても仕方ありませんが、聖書が読者に期待している読み方は、ここから世界を考えて欲しいという訴えです。
世界とは何か。
それを記している創世記から読み始めることにいたします。

【シリーズ:聖書の思考回路】第7回⇒コチラから

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