「定言命題」「仮言命題」
これらが聖書の中でどのように展開されているのか。
その続きをお話しいたします。

今回は創世記の2章を扱います。
ここも天地創造の物語が記されていることろです。
ただ、これは1章の続きではありません。
別の物語です。
読めばすぐに分かることですが、1章で神様が世界を造られたのですから、世界は存在をしているわけです。
それが2章になってまた神様は世界を造り始めます。
1章で世界を造ったはずなのに、なんでまた造るのか?と言いたくなります。
この疑問への一番明解な答えは1章と2章は「天地創造」という同じ題材を扱っているが、別の物語である、ということになります。
ただ、別の物語ではあるのですが、2章も1章と同じ構造を持っているのです。
定言命題という構造です。

【伊藤校長ブログ】【シリーズ:聖書の思考回路】第9回⇒コチラから

ページ
TOP