12月下旬に10日間かけ、24人の生徒がタイ研修旅行に行ってきました。

タイ北部チェンライ県に「メーコックファーム」という施設があります。そこでは山岳少数民族の子どもたちを保護し、教育の機会を与える活動を展開しています。タイ北部にはアカ族、ラフ族、カレン族、ヤオ族、リス族といった少数民族が多く暮らしていますが、さまざまな社会的要因により、子どもたちから教育の機会が奪われているケースが多くあります。本校校長の戸邉治朗は、メーコックファーム設立者の一人として、20年以上に渡って少数民族の自立支援活動に取り組んできました。

毎年クリスマスのころ、聖学院中高から20名ほどの有志がここを訪れ、少数民族の子どもたちに交じりながら英語、タイ語、日本語、アカ語(アカ族の言語)を駆使して互いの理解を深めてゆきます。一週間ほどの滞在でしたが、共に語り、歌い、遊び、働くなかでたくさんの友情が生まれました。
交流のほかにも、国境の街の散策や山あいの少数民族の村でのホームステイ、社会奉仕活動に取り組むリーダーとの対話などさまざまな活動を通すことによって、メーコックファームで出会った友人たちを包摂する社会状況を、身をもって知ることができました。
今後は、報告会の開催や報告書の作成、国際ボランティア団体との連携などの活動によってこの経験を深めてゆきます。詳しくはこちら
 
  
   
   
  
   
  

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