新年あけまして、おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
東京は昨日降り積もった雪によって、本日始業式の朝はまぶしい白銀の世界に変貌しました。教職員によって編成された“雪かき隊”の力添えがあり、正門から続くゆるやかな坂は除雪され、生徒たちは元気に登校してきました。

生徒たちは教室に入ると、先生やクラスメイトたちと新年の挨拶を交わし、始業式が行われる講堂へ移動しました。中学は午前9時10分から、高校は午前10時25分から、入れ替え制で行いました。

【3学期始業式】白銀に包まれた新学期を迎えて⇒コチラから

アドベントの季節を迎える頃、校内はクリスマスリースやツリー、ポインセチアが色とりどりに飾られていきました。聖書科の久保チャプレンがクリスマスツリーにかける新しいオーナメントの購入を検討しているという話を聞いた情報科の山本教諭は、今年度設置された3Dプリンターを活用した、聖書科と情報科のコラボ企画「クリスマスオーナメントを作ろう!」を立ち上げ、生徒たちが集まりました。
出来上がったオーナメントは、近くの教会やお隣りの聖学院幼稚園・小学校、女子聖学院を訪問し、それぞれのクリスマスツリーに飾らせていただきました。

【中1 聖書科×情報科】クリスマスオーナメント作ろう!⇒コチラから

マタイによる福音書1章8~25節
聖書の語るクリスマスの物語は私たちに何を語りかけているのでしょうか。
婚約中のヨセフとマリア
この二人が経験した不思議な出来事から物語は始まります。

【クリスマスメッセージ】クリスマスの物語は私たちに何を語りかけているのか⇒コチラから

前回、心の形のお話をしました。
まん丸の心。
何にも影響されない「定言命題」の心です。
くぼんだ心。
くぼみを埋めてくれるものを握りしめようとする、
執着、固執がある「仮言命題」の心です。
このふたつの心を経験したのがパウロです。
パウロはとても優秀な律法学者でした。
律法、旧約聖書の教えを熱心に学び、大切にしていました。
言葉を変えればパウロは律法に執着していたのです。
「心の形」の説明をパウロに当てはめるなら、パウロの心はくぼんでいたのです。
そのくぼみにうまくはまり込んで、見かけ上はまん丸の形に戻してくれるものが律法だったのです。
心をまん丸にしてくれているもの。
執着によって維持できる何にもまして大事なものです。
パウロにはイエス様やその弟子たちの言葉が、自分が依存している律法を否定するかのように聞こえました。
律法で定められた「安息日規定」を破ったり、律法で禁止されている罪人と平気で食事をしたりする。
それはパウロにとって自分の心をまん丸にしてくれている律法を否定するものに見えました。
頼りにしている律法が自分の心からはがされる。
自分の心の傷がまたあらわになります。
くぼんだ心、トラウマがよみがえってきます。
自分の心は自分で守る。
傷を隠してくれている律法を守りぬく。
自分の心の存亡がかかっていますから、手加減はありません。
パウロの教会迫害が始まります。

【シリーズ:聖書の思考回路】第14回⇒コチラから

年内ラストの学校説明会は、入試過去問体験を中心に午前10時00分~午後16時30分まで全30コマのプログラムを用意し、小学4年生から中学3年生まで約250組の参加者の方々をお迎えいたしました。

事前にプログラムのタイムテーブルをお知らせし、参加される皆様は申し込まれたプログラムの開始時間に合わせて入退場されました。熱心に耳をかたむけてくださる皆様に応えるべく、私たち教職員も一丸となって準備を施し、皆様とお話させていただきました。おかげさまで、寒い一日ではありましたがとてもあたたかい説明会になりましたこと、心よりお礼謝申し上げます。アンケートの回答にも、皆様からたくさんの心あたたまるメッセージをいただき、本当にありがとうございました。

12/18(土) 入試対策説明会を行いました⇒コチラから

二学期の期末考査やテストの返却が終わり、明日から冬休みです。本日12月17日(金)は、講堂でクリスマス礼拝・二学期終業式を行いました。中高全生徒が一同に着席できる講堂ですが、感染症対策のため座席は一席空けながら座り、中学は午前9時10分から、高校は午前10時25分から、オルガンの奏楽が響く中、入れ替え制で行いました。
本学が創立当初から大切に守ってきている礼拝ですが、ここしばらくの間は講堂での実施は控え、校内放送で続けてまいりました。ですので、講堂でのクリスマス礼拝は実に2年ぶり、礼拝自体を講堂で行うことも、ほんとうに久方ぶりの時間となりました。全校生徒は正装でのぞみ、学校の歴史を見守ってきている教職員たちは、生徒がいっぱいに並んだ講堂を少し感慨深げに仰いでいました。

【中高】クリスマス礼拝・二学期終業式を講堂で行いました⇒コチラから

IMG_5037 校長室前(調整)

パウロについてお話をしていきます。
パウロはイエス様と同時代、同世代のものです。
キリスト教を確立した人でもありますが、実はパウロはイエス様やそのお弟子たちが大嫌いでした。
イエス様の教えを撲滅すること。
それがパウロの生きがい、使命でもありました。
そのパウロが一転してイエス様が大好きになります。
パウロに何が起こったのか。
結論を申します。
仮言命題から定言命題へ世界観が変わった。
それがパウロの中で起こったことです。
世界観が変わった。
これを説明するために心理学にお手伝いいただきましょう。
まずは私たちの日常で起こっていることから考えます。

【伊藤校長ブログ】【シリーズ:聖書の思考回路】第13回⇒コチラから

高2の学年行事の一つに、平和な世界を構築するために自分は何ができるかを問う「沖縄平和学習の旅」があります。本年度は、先月の11月24日(水)~27日(土) 3泊4日の日程で実施しました。事前学習で沖縄が歩んできた歴史を踏まえながら、政治・外交・産業・文化などのテーマを掘り下げ、現地では多くの情報や各分野の第一人者たちの言説に触れて、沖縄が抱える課題にそれぞれが真摯に取り組みました。旅から無事に戻り、本日12月11日(土) 1~3限の時間に、振り返りのワークショップを行いました。

【高2沖縄平和学習】レゴ®ブロックで振り返りワークショップ⇒コチラから

この度、高2 A組の本田琉碧くんが、社会課題に向き合う未来のデザイナーを育成するためのプログラム、ファッションフロンティアプログラム(FFP)において最優秀賞を獲得いたしました。本田くんの作品は、12月13日(月)まで、港区六本木にある国立新美術館で展示されています。

このプログラム参加のきっかけとなったのは、今年度の記念祭に向けて実施した「誰でも着れる制服プロジェクト」です。これは、多様性やサステナビリティの観点から「制服」を新たに創造する試みでした。
HPでは、この制服プロジェクトを発信するために制作された動画の掲載や、今回の受賞を受けて本田くんやプロジェクトメンバーにインタビューを行っているので、ぜひご覧ください。

【高2生徒の活躍】「誰でも着れる制服プロジェクト」から、ファッションフロンティアプログラムで最優秀賞獲得⇒コチラから


不条理を体験したアダム、エバ、カイン。
不条理の前で彼らがとった行動は間違いです。
彼らは本当はどのように振舞えばよかったのか。
聖書が私たち読者に問いかけていることです。
そして、聖書に登場してくる人物たち
実在した者もいますし、創作されたと思われる者もいます。
どちらであるにせよ、彼らは、皆、この問いに答えようと振舞っています。
不条理の中で人はどのように振舞えばいいのか。

【伊藤校長ブログ】【シリーズ:聖書の思考回路】第12回⇒コチラから

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