前回、心の形のお話をしました。
まん丸の心。
何にも影響されない「定言命題」の心です。
くぼんだ心。
くぼみを埋めてくれるものを握りしめようとする、
執着、固執がある「仮言命題」の心です。
このふたつの心を経験したのがパウロです。
パウロはとても優秀な律法学者でした。
律法、旧約聖書の教えを熱心に学び、大切にしていました。
言葉を変えればパウロは律法に執着していたのです。
「心の形」の説明をパウロに当てはめるなら、パウロの心はくぼんでいたのです。
そのくぼみにうまくはまり込んで、見かけ上はまん丸の形に戻してくれるものが律法だったのです。
心をまん丸にしてくれているもの。
執着によって維持できる何にもまして大事なものです。
パウロにはイエス様やその弟子たちの言葉が、自分が依存している律法を否定するかのように聞こえました。
律法で定められた「安息日規定」を破ったり、律法で禁止されている罪人と平気で食事をしたりする。
それはパウロにとって自分の心をまん丸にしてくれている律法を否定するものに見えました。
頼りにしている律法が自分の心からはがされる。
自分の心の傷がまたあらわになります。
くぼんだ心、トラウマがよみがえってきます。
自分の心は自分で守る。
傷を隠してくれている律法を守りぬく。
自分の心の存亡がかかっていますから、手加減はありません。
パウロの教会迫害が始まります。

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年内ラストの学校説明会は、入試過去問体験を中心に午前10時00分~午後16時30分まで全30コマのプログラムを用意し、小学4年生から中学3年生まで約250組の参加者の方々をお迎えいたしました。

事前にプログラムのタイムテーブルをお知らせし、参加される皆様は申し込まれたプログラムの開始時間に合わせて入退場されました。熱心に耳をかたむけてくださる皆様に応えるべく、私たち教職員も一丸となって準備を施し、皆様とお話させていただきました。おかげさまで、寒い一日ではありましたがとてもあたたかい説明会になりましたこと、心よりお礼謝申し上げます。アンケートの回答にも、皆様からたくさんの心あたたまるメッセージをいただき、本当にありがとうございました。

12/18(土) 入試対策説明会を行いました⇒コチラから

二学期の期末考査やテストの返却が終わり、明日から冬休みです。本日12月17日(金)は、講堂でクリスマス礼拝・二学期終業式を行いました。中高全生徒が一同に着席できる講堂ですが、感染症対策のため座席は一席空けながら座り、中学は午前9時10分から、高校は午前10時25分から、オルガンの奏楽が響く中、入れ替え制で行いました。
本学が創立当初から大切に守ってきている礼拝ですが、ここしばらくの間は講堂での実施は控え、校内放送で続けてまいりました。ですので、講堂でのクリスマス礼拝は実に2年ぶり、礼拝自体を講堂で行うことも、ほんとうに久方ぶりの時間となりました。全校生徒は正装でのぞみ、学校の歴史を見守ってきている教職員たちは、生徒がいっぱいに並んだ講堂を少し感慨深げに仰いでいました。

【中高】クリスマス礼拝・二学期終業式を講堂で行いました⇒コチラから

IMG_5037 校長室前(調整)

パウロについてお話をしていきます。
パウロはイエス様と同時代、同世代のものです。
キリスト教を確立した人でもありますが、実はパウロはイエス様やそのお弟子たちが大嫌いでした。
イエス様の教えを撲滅すること。
それがパウロの生きがい、使命でもありました。
そのパウロが一転してイエス様が大好きになります。
パウロに何が起こったのか。
結論を申します。
仮言命題から定言命題へ世界観が変わった。
それがパウロの中で起こったことです。
世界観が変わった。
これを説明するために心理学にお手伝いいただきましょう。
まずは私たちの日常で起こっていることから考えます。

【伊藤校長ブログ】【シリーズ:聖書の思考回路】第13回⇒コチラから

高2の学年行事の一つに、平和な世界を構築するために自分は何ができるかを問う「沖縄平和学習の旅」があります。本年度は、先月の11月24日(水)~27日(土) 3泊4日の日程で実施しました。事前学習で沖縄が歩んできた歴史を踏まえながら、政治・外交・産業・文化などのテーマを掘り下げ、現地では多くの情報や各分野の第一人者たちの言説に触れて、沖縄が抱える課題にそれぞれが真摯に取り組みました。旅から無事に戻り、本日12月11日(土) 1~3限の時間に、振り返りのワークショップを行いました。

【高2沖縄平和学習】レゴ®ブロックで振り返りワークショップ⇒コチラから

この度、高2 A組の本田琉碧くんが、社会課題に向き合う未来のデザイナーを育成するためのプログラム、ファッションフロンティアプログラム(FFP)において最優秀賞を獲得いたしました。本田くんの作品は、12月13日(月)まで、港区六本木にある国立新美術館で展示されています。

このプログラム参加のきっかけとなったのは、今年度の記念祭に向けて実施した「誰でも着れる制服プロジェクト」です。これは、多様性やサステナビリティの観点から「制服」を新たに創造する試みでした。
HPでは、この制服プロジェクトを発信するために制作された動画の掲載や、今回の受賞を受けて本田くんやプロジェクトメンバーにインタビューを行っているので、ぜひご覧ください。

【高2生徒の活躍】「誰でも着れる制服プロジェクト」から、ファッションフロンティアプログラムで最優秀賞獲得⇒コチラから


不条理を体験したアダム、エバ、カイン。
不条理の前で彼らがとった行動は間違いです。
彼らは本当はどのように振舞えばよかったのか。
聖書が私たち読者に問いかけていることです。
そして、聖書に登場してくる人物たち
実在した者もいますし、創作されたと思われる者もいます。
どちらであるにせよ、彼らは、皆、この問いに答えようと振舞っています。
不条理の中で人はどのように振舞えばいいのか。

【伊藤校長ブログ】【シリーズ:聖書の思考回路】第12回⇒コチラから

私たちの現実世界
私には足りないものがある。
それを補おう。
創世記3章から何かに執着、固執をする仮言命題の世界が始まりました。
続いての4章、ここでは兄が弟を殺すという事件が勃発します。

アダムとエバの息子たち、カインとアベル。
この二人が神様に捧げものを持っていきます。
二人の捧げものをご覧になった神様はアベルのものは受け入れ、カインのものは目も留めませんでした。
神様から無視をされたカインは怒ります。
そして弟アベルを野原に呼び出して殺してしまうのです。

この物語も「定言」「仮言」で考えることができます。
カインは神様から無視をされて怒ります。
怒り出すカインの心とはどういうものなのでしょうか。
少し別の方向から考えてみましょう。
カインはどうなれば怒らないで済んだのでしょうか。

【シリーズ:聖書の思考回路】第11回⇒コチラから

本日11月27日(土)、入試対策説明会を中心に行った学校説明会は、小学4年生から6年生、そして高校受験を希望する中学3年生、あわせて約300組近い方々をお迎えして行いました。

午前10時に伊藤校長の挨拶からスタートし、以下のプログラムを実施しました。
〇 入試対策説明会(各教科主任によるパネルディスカッション)
〇 全学年対象学校説明会
〇 中学4科過去問体験(国語・算数・理科・社会)
〇 中学思考力過去問体験(ものづくり思考力・M型思考力)
〇 高校受験事前相談
〇 高校英語過去問体験
〇 4・5年生対象授業体験(理科実験・思考力セミナー)
〇 校内見学
〇 個別相談

【学校説明会】11/27(土) 入試対策説明会を行いました⇒コチラから

先般、10月10日(日)に中学北区新人大会団体戦、そして翌週17日(日)に個人戦が行われました。中学2年生が3名と、1年生4名が出場しました。中学2年生、1年生ともに初めての対外戦ということで、緊張感が漂っていました。
それもあって、団体戦、明桜中学との試合では力の差を見せつけられて悔しい思いをしまいましたが、翌週の個人戦では良い結果を勝ち取ることができました。

【クラブ活動】【中学バドミントン部】北区新人大会結果報告⇒コチラから

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