11月20日(水)、元外務省の佐藤優氏と本学の姜尚中全学教授による講演会、「ヒューマニズムとは何か?帝国主義化する国際環境とキリスト教の可能性」をチャペルにて開催いたしました。
政治経済学科主催のこの講演会は、学生を対象に行われたものでしたが、一般の方にも公開され、合計で約330名の聴講者がありました。
佐藤氏の講演は、近代ヒューマニズムが持つ問題を前提として、日本を含む、現代の国際情勢を、社会と国家の関係の問題、新帝国主義、キリスト教神学の観点など、複数の局面から、姜尚中先生の『心』やニーバー関連の神学書をはじめ、数多くの参考書籍の紹介をしながらの講演でした。
佐藤氏の講演を受けて、姜尚中全学教授は総力戦の爆撃の悲惨さや、新・帝国主義に言及。また、3.11では人と人が支え合い大きな役割を果たしたことから、コミュニティや社会の力について説明、国家と社会の関係についてもコメントされました。阿久戸学長は、過去について怨念でなく感謝の念を持つことが将来の希望となる等のコメントがありました。
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