2023年心に残った言葉「地球沸騰化」

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、2023年7月、「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代(the era of global boiling)が来た」と述べました。「地球沸騰化」という言葉が強く印象に残っています。この問題を解決していくためにどのようなことを学んでいけばよいでしょうか?

気候のメカニズムを紐解いていくのは自然科学、実際に行動を起こすためには政治や経済の力が不可欠でしょう。理系・文系といったくくりではなく、広くつなげて深く考察することが必要になってきますね。

福島県浜通りでの出来事

先日、冬期講習の一環で福島県浜通りの震災地での野外調査へ同行しました。
(※校長だより 福島県浜通りでの野外調査 )

復旧・復興が進んでいるにも関わらず、いまだ居住者がほとんど帰還していない町もありました。一方でホテルには復興作業に携わる方々が多く滞在されていました。復興庁の設置期限が延長されたものの8年後には作業撤退が決定しています。

以降は、それぞれの力で事業を存続させていく必要があります。これらのことも、現地に行って実際に見て、様々な人から話を聴いて分かったことでした。話を聴き、知見を広げる、考えるきっかけともなっていきますね。外へ出て、人の話を聴くことは大切です。

学習十五則 十五番目

「学習せる知識技能は常に之を日常生活に応用することを力むべし。深淳なる知識技能は、蓋し応用醇熟の結果なり。」

学校で勉強したことを社会に出て生かしたときに、それが本当の知識や技能となっていくのです。

今年も残り10日余りになりました。感染症も流行っています。注意しましょう。元気に、来年の始業式で会いましょう。

岩本校長の挨拶より

 

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