本日は中学2年生の英語の授業をご紹介いたします。
この日の内容は、今までの文法を確認する整序文の小テストと、その解説です。

今回の小テストでは、多くの生徒が「How many bags do you have?」を、
「How many do you have bags?」と間違えていました。
この範囲は中学1年生で勉強した分野ですが、一度理解したつもりでも、
このように間違えてしまうことがあります。
ですから、度々このような文法の復習を行っているそうです。
Z会の英語テキスト「NEW TREASURE」は、多くの内容が盛り込まれた教科書ですので、
英語科の先生方は色々と工夫して授業を進めています。

「この問題できた人?」という問いに対し、嬉しそうに手をあげる生徒たち。
楽しく英語を学んでいるようで、なによりです。

全日本学生美術会主催、(株)サクラクレパスが協賛する「第56回 全日本学生美術展」において、
本校の美術部の生徒の作品が、推奨に1点、佳作に3点、選ばれました。

この美術展は、1956年に発足した伝統ある公募展です。
上は大学生、下は保育園児まで、「学生」と名がつく全てが対象の、全国区のコンクールです。

推奨に選ばれたのは、上の作品「プロト情念」です。
応募総数5,768点の中から、約100点しか選ばれない賞なのだそうです。

また、佳作に選ばれた作品は以下の3点です。

佳作「火山鉄道」

佳作「Fish」

佳作「Freedom」

美術部はこのような公募展への参加の他にも、合宿や、年に数回、写生会を行っています。
詳しくは本校ホームページをご覧ください。

成城中学校・成城高等学校の平成24年度の学校要覧(パンフレット)がついに完成いたしました。
今後、本校が参加する説明会等において、ご来場の皆様に配布していく予定です。

今回のパンフレットは、卒業生と教員との対談や、学校内での取り組みの紹介のページがあります。
臨海学校の補助員や体育祭実行委員の生徒たち、そしてそれを支える教員など、
本校のありのままの良いところを紹介したいという、思いで作られました。
一番の注目は、中学3年生が描いてくれた、周辺環境マップでしょうか。
教育・研究施設に囲まれた、学習に最適な立地を見事に表現しています。

機会があれば、ぜひお手にとってご覧ください。

4月16日(土)・17日(日)、そして4月23日(土)・24日(日)に、あしなが育英会による街頭募金活動に参加いたしました。
今回の活動で、皆さんからいただいた寄付金は、全額を東日本大地震で親を失った子どもたちの一時給付金、そして心のケアのために使われます。

生徒会の生徒たちを中心に、集まった生徒は4日間でのべ66名にのぼりました。
寄付金の詳細はあしなが育英会からの発表があるまで分かりませんが、多くの方々のご支援をいただき、生徒たちは心より感謝していました。

皆さまのご支援ご協力に、心より御礼申し上げます。

※写真は、過去におこなわれた街頭募金活動の様子です。

本日、平成23年度始業式と、新入生歓迎会および新入生オリエンテーションが行われました。
本校の始業式は、中学と高校は別々に行われます。式の冒頭では、東日本大震災で被災された方々へ黙祷をささげました。

学校長の訓辞の後には、新入生と在校生の対面式が行われました。高校生は堂々とした対面式。中学生は互いに少し緊張している様子でした。

始業式の後は、小講堂にて新入生歓迎会です。各クラブで作成したクラブ紹介の映像を生徒会が編集したものや、ステージでの実演の様子を、新入生は熱心に見ていました。大変盛り上がった企画でした。

新入生歓迎会の後、中1と高1はオリエンテーションを行い、解散となりました。
解散後は、中庭で各クラブの勧誘が行われ、人気のクラブでは早くも多くの新入生を獲得していたようです。

本日より部活動が再開され、久しぶりにグラウンドや体育館から、生徒たちの元気な声が聞こえました。明日から正課業が始まります。いまここで学べることに感謝し、全力で部活動に取り組み、「知・仁・勇」を磨いていって欲しいものです。

本日、平成23年度成城高等学校入学式が挙行されました。昨日行われた中学入学式同様、式の冒頭で、東日本大震災で被災された方々へ黙祷をささげ、厳粛にとり行われました。

今年の新入生は、内進生220名と外進生78名の合計298名です。ご入学おめでとうございます。

外進生たちは、少し緊張した面持ちでした。不安かも知れませんが、大丈夫。すぐに慣れ、成城生活を楽しめるようになりますよ。

これからの3年間は義務教育ではありません。しっかりと学業に勤しみ、文武両道を目指して下さい。

本日、平成23年度成城中学校入学式が挙行されました。式の冒頭で、東日本大震災で被災された方々へ黙祷をささげ、厳粛にとり行われました。
今年度は255名の新入生を迎えました。ご入学おめでとうございます。学校長が式辞で話した、校章の由来である「知・仁・勇」という言葉を忘れずに、学校生活を送ってほしいものです。

 

本校の中学校では5月考査・10月考査(中間試験)終了翌日に「中学行事」という学校行事を実施しています。

高校の中間試験は4日間なのですが、中学生は試験科目数が少ないため、3日間で終了します。
そこで、高校生の考査最終日に、中学生は概ね半日程度で博物館見学等の行事を行っています。

中学行事は、各学年で独自に計画を立て、係の生徒は下見に行って壁新聞(地図等)を作製し、しおりの作製にも関わります。

今年度は以下の内容で中学行事を行いました。

<中学行事・5月>
・中1:歩学実習…成城→早稲田大学→神楽坂→法政大学→江戸城天守閣跡(皇居)
・中2:科学技術館(A・B・D組)/船の科学館(C・E・F組)
・中3:柴又・帝釈天・矢切の渡しコース/金町浄水場見学コース 

<中学行事・10月>
・中1:歩学実習…東京ドーム→東京大学→根津神社→谷中霊園→東京芸術大学→上野公園
・中2:船の科学館(A・B・D組)/科学技術館(C・E・F組)
・中3:ふれあい下水道館・都立薬用植物園見学

 

中1:歩学実習(東京大学ほか)

 

中2:科学技術館・船の科学館

 

中3:ふれあい下水道館・都立薬用植物園



 

東日本各地に甚大な被害を及ぼした、東北地方太平洋沖地震。
いまだに余震が続き、原発被害を筆頭に、影響が現在進行形で色濃く残ります。
その全容は明らかになっていませんが、謹んで犠牲者のご冥福をお祈りするとともに、被災者の皆様に心よりお見舞いを
申し上げます。
また、懸命に続けられる救援作業が奏効し、被災地が一刻も早く復旧されることを切に願います。

 

 

さて、3月11日(金)の成城中・高等学校は、三月考査(三学期末試験)の答案返却のための全校登校日でした。
午前10時過ぎにはどのクラスもHRを終え、部活などで残る生徒以外は下校していきました。

 

午後、校内にいた生徒はクラブ活動をしていた各部員、「中3を送る会」の劇の練習をしていた中2、補習授業を受けていた者
など約300名。
その他、後輩の指導に来ていたOBと、専任の教職員がほぼ全員残留していました。

 

午後2時46分、東北地方太平洋沖地震が発生しました。

 

大きく長い揺れは5分も続いたでしょうか?
その間、各々は退避経路確保のため扉を開け、机の下に隠れたり、中庭やグラウンドに退避したりしていました。
また、安全を確保して冷静を保つように呼びかける放送が、揺れている最中になされました。

 

成城では主に火災を想定した避難訓練が定期的にあり、教職員の役割分担がはっきりしています。
この日も揺れが収まると、避難誘導班の教員が生徒を最も安全なグラウンドに避難させました。
その間、警戒班の教員は無線機を持って校舎内各所に散り、被害状況を調査すると同時に残留者がいないことを確認しました。

幸い、怪我人は一人もいませんでした。
全員無事     この情報を、最も知りたい人に迅速に伝えなければなりません。
そこで、次の情報を『FairCast®-子ども安全連絡網』(メール・電話・FAXの登録済みメディアに一斉伝達できる仕組み)にて
全保護者・全教職員に一斉送信しました。

 

   「3時11分現在、成城中・高等学校では生徒に被害はありません。なお、安全を確認するまで学校に待機させます。」

 

同時に、ほぼ同じ内容を本校ウェブサイト上に作成した◆地震関連・緊急連絡ページ◆にも掲載しました。
このページの更新は翌朝までの約18時間で、実に28回に及びました。
ご覧になれば、当時の雰囲気がご理解いただけるのではないでしょうか。

 

一刻も早く保護者のもとに生徒をお戻ししたいところですが、交通機関の乱れは想像に難くないところです。
実際、電車の運行停止情報が続々と入ります。

 

長期戦の様相を呈してきたので、グラウンドに避難していた生徒を南校舎2階の教室に移しました。
並行して、校内待機者の名簿作成作業が進められました。
下校途中で帰宅を諦めた生徒が続々と成城に戻ってきますので、必ず名前を記入させて名簿に反映させなければなりません。

各生徒の帰宅方法・経路も確認し、午後5時過ぎには徒歩・自転車通学の生徒を帰宅させました。
また、保護者の方が直接お迎えになった場合も、その都度帰宅させました。

 

夜が近づき、教室の生徒たちには非常食と飲料水、緊急時保温アルミシートのセットが配布されました。
これらは、非常時に備えて全校生徒分を備蓄していたものです。

教室内では、相次ぐ余震にもかかわらず、先輩後輩が入り交じって楽しく(?)過ごしていたようです。
というのも、基本的にはクラブ単位でまとまって教室に入ってもらったからです。

 

夜9時過ぎには、校内待機生徒リストをウェブサイト上に掲示しました。
この頃から、都営線を中心に運転復旧の情報が入ってきましたので、帰宅可能な高校生を路線ごとに順次下校させました。
しかし、それ以外の生徒と中学生は安全面を考慮して、そのまま教室に宿泊させることにしました。

 

日付が変わる頃、校内には256名の生徒と69名の教職員、そして避難してきた近隣住民の方数名が校内待機していました。

 

その他に、OBも数名いました。

写真左は学業の傍ら本校で理科助手を務めるH先生。
出入りが激しく把握困難な生徒の名簿作成に大車輪の活躍を見せてくれました。
地震に関する知識も豊富で、状況判断にも一役買いました。

写真右で、かいがいしく立ち働くのは本校近くの某有名大学在学中のI君です。
六本木ヒルズの某有名企業に内定している彼は、「成城に恩返ししたい」とわざわざ立ち寄ってくれました。

二人とも徹夜で頑張ってくれましたから、さぞかし疲れたことでしょう。
実に有り難いことです。

 

 

これは12日午前3時20分、地震から12時間半後の写真です。

ホワイトボードの待機生徒数は246名となっていますね。
10名減っているのは、深夜になってからお迎えの保護者の方と下校した生徒がいたからです。
結局、この数字は朝には231名まで減りました。

保護者の皆さまの中には、夕方自宅を出たにもかかわらず大変な渋滞に見舞われた方や、300km以上遠方の単身赴任先
から駆けつけた方、帰りの交通機関が確保できずお泊まりになった方もいらっしゃいました。
本当にご苦労さまでした。

ちなみに教員も朝まで交代で正門前に立ち、警備と保護者の方のご案内にあたりました。

 

 

そして、長かった夜が明けました。
(実際にその場にいた者の印象としては、あっという間に感じましたが…)

 

前日に校長先生が注文したお弁当400食とお茶が届きました。
それを教員が3階の教室に整然と並べ、7時前には「いただきます」

久しぶりの温かい白いご飯は美味しかったのではないでしょうか?

 

食後、生徒はお行儀よく自分たちが使った教室を清掃しました。
その間、我々は交通機関の運行状況を確認。
また、オートバイに乗った教員が新宿駅周辺に行き、実際に混乱が無いことを確認して万全を期します。

 

午前8時、各自家庭と連絡をとって帰宅するよう指示をして、ほぼ全員解散しました。
その時点で帰宅手段が確保できなかった数人の生徒も、しばし職員室で待機後、無事に帰宅の途につきました。

それまでは気が張っていたのでしょう、我々にはどっと疲れと眠気が襲ってきました。
それでも、全員を無事にご家庭にお戻しできた安堵感、充実感は何ものにも替え難いものでした。

 

振り返ってみますと、反省すべき点もあり、本校の防災体制が完璧だったとは思いません。
普段想定する災害とは違った形の事態が発生し、新たな決断が必要な場面が生じたのは確かです。
しかし、教職員のみならずOB、保護者の皆さん、そして生徒諸君の協力、献身、知恵によって乗り切ることができました。
今回の事態を教訓にして、よりよい防災体制を築いていきたい所存です。

 

 

長崎修学旅行は4日目最終日です。長崎から北上しながら柳川・太宰府天満宮を経由して福岡空港へと向かいます。

午前中は水郷の町柳川に移動してお堀めぐりです。ゆったりと船にゆられながら柳川名物「鰻のせいろ蒸し」をいただくという風情あふれる企画...だったのですが、あいにくの雨。おまけに寒いです。
急遽予定を変更して、先に昼食をとり、そのあと柳川下りを短縮コースで行う事になりました。雨にぬれ寒さに縮こまりながらの川下りは、ちょっとした試練かも...。

午後は最後の見学地、太宰府天満宮を参拝します。悪天候にもかかわらず大勢の参拝客で賑わう参道を歩き、太鼓橋を渡ると本殿が見えてきます。生徒達は1年後の大学受験のために合格祈願の御札や御守りを買って、参拝していました。

大宰府をあとにしていよいよ福岡空港へ向かいます。バスの中ではバスガイドさんとの別れを惜しんでじゃんけん大会!勝ち残った3人にはバスガイドさんからプレゼントが渡されました。

3泊4日の宿泊行事ともなると、引率教員にとっては心配事が付きません。
飛行機の中では行儀よくできるだろうか?
ホテルの風呂場を汚さないだろうか?
他の宿泊客に迷惑をかけないだろうか?
部屋ではしゃぎすぎて障子を破いてしまったりしないだろうか?
集合時間に全員そろうだろうか?
夜更かしし過ぎて体調を崩さないだろうか?
・・・・・・
しかし流石は成城生。いざという時にはしっかり行動できるんですね。改めて成城生の行儀の良さに感心させられる4日間でした。
皆さんは良い思い出を作れましたか?

なお、長崎1~3日目の様子はこちらをご覧下さい。
長崎① 長崎② 長崎③
また「沖縄コース」の様子はこちらをご覧ください。
沖縄① 沖縄② 沖縄③ 沖縄④ 沖縄⑤

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