「物語の読解」ということで、さまざまな物語を読んできたこのゼミ。
今回は、「劇場版セーラームーン」の公開にあわせて(?)「物語」に登場する「ヒロイン」、とりわけ日本独特のヒロイン像である「戦う少女」の姿がどのように変化していったか?というヒロイン像の変遷を、生徒と一緒に眺めてみました。
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こうした視点は、いわゆる「ジェンダー論」につながるのですが、今回はあまり難しいことは考えず、「憧れ」のヒロインが、そして、それを「憧れ」と感じるような価値観が、その時々の「社会」によってどのように「作られて」きたのか…という視点に気づいてもらえれば、という趣旨の講座でした。
「プリキュア」などの身近な作品が、社会の価値観をどのように反映しているのか、という俯瞰的なとらえ方も、「物語」を「読む」ための大切な視点です。
ちなみに、このゼミでは最後に「論文」を書いてもらう予定ですが、多くの生徒が、ほとんど書きあがっているそうです。どんな観点で「物語」を論じてくれているか、今から楽しみです!
今年度からはじまったゼミナール授業、いよいよ来週が最後の授業になります。(他のゼミの様子は、過去の記事もご覧ください)

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