7月5日(月)、前期期末試験最終日。
中学校のSDGsゼミナール授業において、本校の高校3年生による、ジェンダー問題に関するワークショップが行われました。
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講演者本人がゼミ担当者(青田校長)に直談判して実現した、本校初となる、先輩から後輩への知識の伝達・啓蒙の貴重な機会。
SDGsの達成目標5「ジェンダー平等を実現しよう」に該当する内容を、出来るだけわかりやすく、興味深く、そして何より子ども同士らしい親近感ををもたせて伝えようと、マイクを握る高校生の手にも思わず力が入ります。
「学校生活の中に潜むジェンダー問題ってなんだろう?」「何で日本のジェンダー平等政策は進まないのかな?」
こう問いかけられた中学生たちは、グループごとに顔を突き合わせ、日常的に大人から投げ掛けられる言葉、テレビで目にする〝違和感のある当たり前〟、また、教科書の中に潜むジェンダー問題など、気づいた事をいくつも指摘し、まとめていきます。
「個人個人が他人事では無く、自分も常に接している問題であるという認識を持つこと。1人1人のアクションの積み重ねで、変化を起こしていかなければ社会は変わらない」
中学生たちの議論を聞き、高校生がまとめたこの結論は、ジェンダー問題に限らず、全ての社会問題に通じる答えのようにも感じられました。
自分で考え、選び、行動する。
その必要性に自分たちの考えで思い至った中学生たち。
そして、かつて感じた小さな違和感を、放置することなく自分の中で強く受け止め、しっかり咀嚼し、課題解決に向けた未来志向のアクションにまで結びつけた高校生。
どちらにとっても、大変有意義な時間になったと思っています。

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