ごきげんよう。

本日は、日本史・地理の齋藤先生にお話を聞いてみたいと思います!

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齋藤先生(日本史・地理)

 

「知らないこと」を知りに行くのが好きだった
広報:齋藤先生、ごきげんよう。ではさっそく、自己紹介をお願いします!

齋藤先生:日本史を中心に、主に高校2、3年生を教えています。あと中学1年生の地理は10年くらい私が教えています。登竜門です(笑)そこで本学園での生活とかを学んで、中2、中3、そして高校生になっていきます。

広報:ご専門は地理なんですか?

齋藤先生:いや、専門は政治経済です。政治経済学部経済学科卒なので。でも私の一家が教員一家だったこともあって、教員にはなりたいと思っていて。というより「仕事=教員」っていう感じで、会社で働くっていうイメージが全く湧かなかったんですよ。

広報:そうだったんですね。中学、高校のときはどんな生徒でしたか?

齋藤先生:中高一貫の男子校だったんですけども、ひたすら友人と遊んでましたね。当時の友人とはいまだに仲がいいんですけれども、自転車で日本一周しよう、とか(笑)

広報:えー!

齋藤先生:中1でまず江ノ島に行って、中2で名古屋に行って、とか。徐々に徐々に距離を伸ばして行って。でも、行くのはいいんですけど、帰るのは嫌になっちゃうんですけどね(笑)とにかく、本当に、「じっとしているのが嫌だ」というか……「知らないことを知りに行きたい」というか。実際に自分の目で見たりとか、その土地のものを食べたりだとか、あとは出掛けた先での「人とのふれあい」をすごい大事にしてました。

広報:確かに、その土地の人のお話を聞くのは楽しいですよね。ものすごくアクティブな生徒さんだったということ、とても伝わってきます。

齋藤先生:(笑)インドアではないですね、めちゃめちゃ活発でした(笑)でもクラスの中心というよりは、中心にいる人たちをちょっと斜に構えて見てるっていうタイプでした。

広報:部活はしていたんですか?

齋藤先生:部活はしていなくて、先ほど話した「外に行く」っていうことに重きをおいてましたね。ただ、生徒会活動は中学高校ずっとしていました。

広報:生徒会活動! どうしてやろうと思ったんですか?

齋藤先生:すごく語弊があるかもしれないんですけど、“学校を牛耳ろう”と思って(笑)

広報:あはははは(笑)

齋藤先生:中高で生徒会が一つしかなかったんですけど、生徒会にいると予算とかも握れるので、内部から“牛耳ってやろう”と(笑)そのときから「ルールブック」を読むのが好きだったんですけど、例えば生徒手帳とか。それを読んで、“抜け道ないかな”とか、“これはこう書いているから従わなくちゃいけないんだな”とか考えてました。生徒手帳を見ていたら「生徒会提案は職員会議にかけなきゃいけない」って書いてあったので、“いろいろ提案して困らせようぜ”とか、そういうこともしていましたね。“制服をなくそう”とか(笑)そういう活動をしてました(笑)

広報:先生困っちゃいますね(笑)

齋藤先生:でも“持ちつ持たれつ”というか、先生から「ここがこうだから生徒会で頼むよ」って言われたら「はい、わかりました」って感じで、考えながらやってましたね(笑)

 

「生徒たちの『つぶやき』いかに拾えるか。そこが勝負」

広報:ではそんな先生から見て、本学園の生徒の印象はどうですか?

齋藤先生:いい子なんだけど、自分から発信するのが苦手、かな。いいものもってるんだけど、それを表現するのが上手ではない、というか。何も考えてない生徒はほとんどいない。みんな何かしら思っているんだけど、その表現方法がわからなかったり、どう発言していいかわからなかったり。なので、授業のときにはそれを「引き出す」ことを中心に考えてますね。何十人いても、「誰か一人が発した一つのつぶやきをいかに拾えるか」が勝負だと思っています。それでその子が自信を付けたらどんどん変わっていくので。「次の授業からがんばって発言しよう」ってなるじゃないですか。

広報:生徒の声をたくさん聞いているんですね。

齋藤先生:私は、授業はコール&レスポンスの“ライブ”だと思っています。「どう思う?」って投げかけて、返ってきた答え(応え)に「そういう考え方もあるね」とか「こういう考え方もあるよ」とつなげていく。インプットの時間も必要だけど、アウトプットの時間にはそうやって対話で進めていくことが多いです。テストもそういうテストが多いですね。

広報:どんなテストですか?

齋藤先生:いわゆる「答え」がない問題を出したり、ですとか。ちゃんと史実に基づいて自分の意見を論理的に言うことができれば〇が付くんですけど、例えば日本史だったら、単に人物名を答える問題ではなく、“その先”の「実際にはどうなるか」だったり「こうだったらどうなっていたか」といった、自分で考える問題っていうのに重きを置いています。大学受験もAO入試が増えてきていて、いかに自分の意見を述べられるかが大切になってきています。

広報:私が中学高校で受けてきた日本史の授業はいわゆる“つめこみ”型でした。

齋藤先生:高2の段階ではまず一通り覚えなきゃいけないんですけど、それも生徒には「一年かけてドラマを観ると思って」と言っています(笑)流れで覚えてもらって、高3になったら自分の意見が述べられるような問題に取り組んでもらいます。でも、中1の地理の授業でも「暖流と寒流、どっちが豊かな海でしょうか」とか、意見を述べてもらう問題は出していますね。一人ひとりの思いが詰まった回答っていうのは、見ていて楽しいです。

 

“自分が主役になれる”そんな学校です

広報:では最後に、受験生にメッセージをお願いします。

齋藤先生:おそらく他の学校と本学園の違う点は、「生徒が主役だと思って先生たちは授業をしている」点だと思います。“教える”というよりも、“一緒に成長したい”、“一緒に考えて答えを導いていきたい”と考えて授業をしているので、「自分が主役になる学校」だと思います。ぜひ一緒に、社会を学びましょう。

広報:齋藤先生、ありがとうございました!

 

趣味は「自転車」と「カメラ」という齋藤先生。あかつき祭では自前の一眼で生徒たちの勇姿を激写! その姿はまさにカメラマン! あまりの“プロっぽさ”に筆者は最初、本物のカメラマンだと思ったほどでした。
※ちなみに自転車は、すでに日本を2周(!)しているそうです。すごい……!
次回はどんな先生が登場するでしょうか? お楽しみに!

 

〜受験生へご案内〜

【中高一貫コース入試チャレンジ】対象:小学6年生
○開催日時:11月7日(土)13:30〜
○内容:入試チャレンジ(2科もしくは4科)、保護者対象学校説明会
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。
○11月14日(土)の解説会も併せてのご予約をおすすめいたします。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

【高等学校説明会&個別相談会】対象:中学1〜3年生

○開催日時:11月7日(土)13:30〜
○内容:全体説明会、授業体験、個別相談会
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

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