ごきげんよう。

本日の先生インタビュー、家庭科の池辺先生をお届けいたします!

小IMG_3649
池辺先生(家庭科)
“自分はできない子”。だから、“できるまで取り組んだ”

広報:ごきげんよう。よろしくお願いいたします!

池辺先生:よろしくお願いします。

広報:では、まずは自己紹介をお願いします。

池辺先生:はい。教科は家庭科です。中学1~3年生、高校1年生の家庭科の授業と、私は食分野が専門で栄養士の資格ももっているので、高校2・3年生のゼミで栄養についての授業もしています。なので、全学年教えていますね。チアダンス部の顧問もしています。

広報:チアダンスは先生自身もされていたんですよね。

池辺先生:はい。高校、大学とチアダンスをしていました。瀧野川でのチアダンス部は立ち上げからやっています。

広報:中学のときは別のことをされてたんですか?

池辺先生:中学のときは新体操をやっていたんですけど、通っていた学校に新体操部がなくて。でも部活には入らなければいけなかったので、茶道部に入っていました。お茶を点てて、お茶を飲んで、お菓子を食べて、それで外部の新体操の練習に行く、みたいな。幽霊部員じゃなくて、“食べ逃げ部員”みたいな感じでした(笑)

広報:(笑)

池辺先生:それから、勉強が厳しい学校だったので、そこで負けず嫌いになったというか。テストがあるときは朝刊が配達されるまで勉強してましたね。私は何でもすぐにできる人じゃなくて、飲み込みが遅くて、何度もやらないといけないことはわかっていたので。小学校のときはそれがわからなくて、できなくて、それで「勉強嫌」ってなっていたんですけど、中学校に上がってからはそこを理解するようになって。“できる子もいれば、できない子もいる。自分はできない子だからいっぱいやらなきゃ”って。行きたい高校を決めた時もたくさん勉強しましたね。

広報:ちなみに、新体操からチアダンスに移行するには何かきっかけがあったんですか?

池辺先生:新体操の他にバレエをやったりしていたんですけど、そのバレエの教室にチアのバッグを持った先輩が来ていて、「何だその可愛いバッグは!」と(笑)それで調べたら全国で優勝してアメリカにも遠征に行っている学校らしくて、それで「その高校に行きたい!」となりました。あと、新体操って個人だったり、団体でも5人とかだったりで。せっかく高校で部活動をするんだったら、チームで楽しんでできるのがいいなと思って、チアダンスにしました。高校を決めたのも、“チアダンスのために”でしたね。

 

チアに打ち込む日々の中で、栄養バランスの大切さを知った

広報:高校時代は文字通り、“チアダンス部の活動に打ち込んでいた”んですね。

池辺先生:そうですね。朝学校に来て自分の席に座ったら、授業中は“絶対動かない”。休み時間も“動かない”、昼休みも自分の席から“動かない”で、できるだけ体力を温存して部活に行く、みたいな感じで(笑)なので、もっとクラスのことに取り組めばよかったなって、今になって思っています。なので生徒たちには、“部活があるから文化祭は……”じゃなくて、「ちゃんと応援してもらってるんだから、クラスの出し物も楽しみなね」って言っています。

広報:“今しかできないこと“、ですもんね。栄養学を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?

池辺先生:チアの活動が結構厳しくて、食べるのも嫌になっちゃったことがあって、高校2年生のときに「朝サラダ、昼リンゴ、夜ゼリー」みたいな生活をしていたら体重がドーンと落ちちゃって。全然動けなくなっちゃったんです。高校生ってそういう知識がないじゃないですか、痩せればいいや、みたいな(笑)当時はヘアメイクにも興味があったんですけど、“そうじゃないかもしれない”と。担任の先生に「今の時代は女性もしっかり資格をもったり、自信をもって働けるところがあったほうがいいんじゃないの?」「栄養バランスを崩しているあなたみたいな生徒がたくせんいるから、そういう生徒に栄養バランスの大切さを教えていったほうがいいんじゃないの?」とアドバイスされたこともあって、栄養について勉強できる大学を選びました。それで、“栄養について学べること”と“学生に関われること”を満たす職業っていったら、学校の先生かな、と。

広報:全部つながっていますね。

池辺先生:ちょっとずつですけど(笑)

 

「“自分のいいところ”にもっと気づいてほしい」

広報:瀧野川の生徒はどんな印象ですか?

池辺先生:いろんなことに興味があるんじゃないかな、と思います。でもそのことのよさに気がついていない気がします。いろんなことに興味をもつのはいいことなのに、長所を聞いても、“私、何にもない”とか“ここはダメで……”って答えたりして。こちらからしたら「いいところはあるのに!」って。みんな良いものをもってるから、もっとそこに気づけたらいいのにな、と思いますね。

広報:なるほど。授業でポイントにしていることはありますか?

池辺先生:授業のなかで少し説明をしたら、そのあとは調べ学習だったり、それをまとめるっていうことをしていますね。例えば繊維のことを学んだとしたら、自分の買ってみたい洋服をインターネットで探して、「どんな素材で作られているのか、どんな表示がされているか調べてみてね」って話すと、「あぁ~!」ってなります。学習内容を伝えたあとに「そうなんだ」となる、その一歩先の、「自分の理解につなげる」「実生活につなげられる」ような授業にしていきたいな、と思っています。あと、調理実習は失敗していいと思っています。「やりたいようにやってみなね」と。失敗したその先にどういう風に考えていけるかが大事になってきますね。

広報:失敗もいい勉強、ですもんね。

池辺先生:たぶん、先生にきっちり指導されて作ったもののほうがおいしいんですけどね(笑)

 

“自分でもわかっていない良い面を探せる”そんな学校です

広報:では最後に、受験生にメッセージをお願いします。

池辺先生:いろんな先生がいて、いろんな人がいて、いろんな部活があったり、いろんな授業があったりして、すごく視野が広くなる、いろんな可能性に気づくことができる学校じゃないかな、と思います。“こういう人がこの学校に向いている”というよりは、“自分でも今見えていない良い面を探せる”、そんな学校だと思うので、一回来てみてほしいな、と思います。

広報:先生、ありがとうございました!

 

次回はどんな先生が登場するでしょうか? お楽しみに!

 

〜受験生へご案内〜

【中高一貫コース入試チャレンジ】対象:小学6年生
○開催日時:11月7日(土)13:30〜
○内容:入試チャレンジ(2科もしくは4科)、保護者対象学校説明会
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。
○11月14日(土)の解説会も併せてのご予約をおすすめいたします。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

【高等学校説明会&個別相談会】対象:中学1〜3年生

○開催日時:11月7日(土)13:30〜
○内容:全体説明会、授業体験、個別相談会
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

ページ
TOP