ごきげんよう。

今週も先生インタビューをお届けします。19回目となる本日はこの先生!

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前田先生(世界史)

 

中学時代は部活に生徒会にと大忙し
広報:先生、ごきげんよう! よろしくお願いいたします。

前田先生:よろしくお願いいたします。

広報:さっそく自己紹介をお願いいたします!

前田先生:はい。前田です。教科は地歴公民科の世界史です。いまは副教頭と教務主任と高校3年生の学年主任を務めています。

広報:では、前田先生のことをいろいろ聞かせてください。先生は中学、高校時代、どんな生徒でしたか?

前田先生:中学校のときは、部活は3年間バスケットボール部でしたね。部活の先輩きっかけで生徒会長もやっていました。先輩が「生徒会一緒にやらない?」って声をかけてくれたのに、先輩は途中で「やっぱりやめる」って言っていなくなってしまって、取り残された結果、私が生徒会長になりました(笑)

広報:あははは(笑)生徒会ではどんなことしていたんですか?

前田先生:そうですねぇ、日常的な業務でいったら“生徒会新聞”を定期的に発行したりだとかしてましたね。自分たちで取材したりして。あとは、行事で前に出たりだとか……週に1回全校朝礼があったんですけど、そのときは生徒代表で校長先生に挨拶してましたね。「おはようございます」とか言って。生徒会では“前”に出ることが多かったですね。

広報:高校生のときはどうでしたか?

前田先生:高校生のときは、いま思うと中学のときに部活に生徒会にと頑張りすぎてしまって、そういうのはもういいかなと思っていましたね。中学で“やり切った”というか(笑)

広報:燃え尽きてしまったと(笑)

 

“自分だけでなく他者のために生きること”

前田先生:でも、小学生の頃からボーイスカウト活動を続けていて、いまでも縁があるんですけど、高校生のときはそのボーイスカウトの高校青年代、当時のシニアスカウト(現在のベンチャースカウト)の活動に力を入れていましたね。

広報:ボーイスカウトってどんなことをするんですか?

前田先生:年代によって具体的にすることは変わってくるんですけど、ボーイスカウトは基本的には……スカウトっていうのは、軍隊でいう「斥候(せっこう)」なんです。

広報:すみません、“斥候”とは……?

前田先生:斥候っていうのは、少人数でもって本隊より先行して様子を見てきて、その見てきた状況を正確に本隊に報告するっていう役割を果たすことなんです。つまりは、本隊の援助が望めないなかで、自分の力で生活を成り立たせて、任務を果たして、無事に帰ってくるという能力が求められるんです。

広報:なるほど。

前田先生:もともとボーイスカウトをつくったのは、イギリスのベーデン・パウエルっていう軍人出身の人なんです。その人が得た経験だったり知識を少年教育に応用できないかというところからボーイスカウトは始まったんですよ。なので、自分で自立して、いろんな状況に対して準備しつつ対処し、自分はもとより他者のために生きていくっていうことが求められる活動なんです。

広報:深い……。

前田先生:なので、慈善事業的には募金活動もしますし、地域の清掃活動や環境改善活動もします。あるいはキャンプに行って、自分たちの生活をしっかりとできるように訓練したりとかもしますね。身の回りのもので目的を達成する、っていうのかな、そうするにはどうしたらいいのか考えたり、実行したりしますね。

広報:いろんなことができるようになりそうです。

前田先生:そのときはね(笑)

 

“筏(いかだ)”をつくって操縦してみたりした

広報:高校生のときのボーイスカウトの取り組みで、印象的だったものはありますか?

前田先生:私が所属していた団は、“頭よりも体を動かす”っていう団で(笑)知識うんぬんっていうよりは、実際に体を動かしてっていう、なかなか活発な団だったんです。

広報:ほう。

前田先生:高校青年代のときは、例えば“70㎞ハイク”とか。

広報:70キ……

前田先生:夜間通して70㎞は歩くんですよ(笑)中学生のときに“山手線一周ハイク”っていうのをしていまして、その倍の距離なんです。あとは、キャンプはいろんなところに行きましたね。それから、本学園の創造性教育とつながる部分がある活動として面白かったのは、”筏(いかだ)をつくって自分たちで操縦できないか”と、試したことですね。

広報:筏を!

前田先生:福島県の猪苗代湖で、つくった筏を浮かべたんですよ。

広報:浮かびました? 動きました?

前田先生:動いたんですよ。自転車を2台拾ってきて、後輪を外して、パドルにくっつけて、要するに足漕ぎですね、パドルをパタパタしたらそれで進められるんじゃないかという発想でつくってみたんです。筏をつくるのに夏休みいっぱいかかって大変だったんですけど(笑)

広報:すごい!

前田先生:で、浮かべて、漕いで、「すごい進む!」って思ってたんですけど、実際は風に流されていただけで(笑)

広報:あはははは(笑)

前田先生:「じゃあ戻るか」ってなったときに、戻れなくて(笑)水の流れとか、風に逆らったら全然進まなかったんですよ。

広報:でも楽しそうです!

 

父の仕事で成長してきた

広報:では少し話題を変えて……先生になろうとおもったきっかけは何だったんですか?

前田先生:月並みになってしまうかもしれないんですけど、父が国語の高校教師で。言うなればその“働き”で私は成長してきたので、やっぱり仕事として、教員というのが一番具体的で、身近だったというのが一つ。あとは高校のときの世界史の先生の授業が、いま思えば全然理解できていなかったんですけど(笑)、話し方っていうのかな、すごくわかりやすかったんですよ。“わかりやすい気分にさせてくれた”っていうのかな。それで何となく、“自分も”って気持ちになりましたね。

広報:世界史の先生になろうと思ったのも、その先生の影響ですか?

前田先生:そうですね。教員っていう仕事が身近だなって思っていたのと、世界史の授業が印象に残っていたというのがありますね。でも大学進学のときに、強く「先生になろう」と思っていたわけではなくて。まだまだ仕事に対して具体的な感覚はなかったんです。“身近”なのは教員だけど、かと言って強い意志があったわけではなかったんですよね。大学も法学部の政治学科に進んだりして。でもやっぱり、仕事としてイメージできたのが教員だったので教員になりました。

広報:やっぱり身近な人の“働き”っていうのは大きいですね。

 

真正面から物事に取り組める生徒が多い

広報:瀧野川の生徒の印象はどうですか?

前田先生:やっぱり、素直だというのはありますね。そして真面目かなと。授業や行事への取り組み方を見ていても、正面から取り組める生徒が多いですね。それゆえに、勉強のこととか将来のこととかについて真剣に悩みすぎてしまう生徒もいるかな、と思うんですけど、それも真面目だからかなと。そういったところをサポートして、前向きな方向に導いていくのが教員なので、そこは気を配っています。

広報:何事も自分事として考えられるのは、いいことですもんね。

前田先生:授業もICTを導入したことで効率よく進んでいくので、だからこそ、生徒と話す時間を大事にしていますね。

 

「いいな」と思ったら、ぜひ瀧野川に来てほしい

広報:では最後に、受験生にメッセージをお願いいたします。

前田先生:まだ本学園に来たことのない方はぜひ一度来ていただいて、どういう先生がいるのか、先輩たちがいるのか、あるいは学園としてどういう取り組みをしているのかを見て、知っていただいて、体験していただきたいなと思います。それで少しでも瀧野川のことが気になったり、自分の進路の選択肢になったら、それは間違いなく瀧野川に来たほうがいいです。「ここいいな」って思ってもらえたら、ぜひ瀧野川に来てもらいたいです。それだけいいものを提供できるように、準備しているつもりです。

広報:前田先生、ありがとうございました!

 

休日は何をしているんですか? と尋ねると、「小4の娘が算数でつまずいているので、休みの日は娘に教えています」と話してくれた前田先生。ご自宅でも先生をされているようです。大忙しですね。

さて、次回はどんな先生が登場するでしょうか? お楽しみに!
これまでの「先生インタビュー」もぜひご覧ください!

 

 

〜受験生へご案内〜

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