ごきげんよう。

1/14(土)に高校2年生・一貫5年生による創造性教育「事業化実習」の学年発表会を行いました。


事業化実習では、約15人で1チームの模擬会社を立ち上げ、経営、会計、広報、製造の4つの役割に分かれて活動を行います。生徒たちはオリジナル商品の販売を通して、商品開発、製作、宣伝、販売、会社経営そのものについて体験します。この体験を通して「仕事とは何か」「会社とは何か」「社会人とは何か」「資本主義とは何か」を学び取り、実社会において自分がどのような役割を果たし、どんなことをやりたいのか、具体的な進路構想へとつなげていきます。

創造性教育の集大成とも言える今回の発表では、チームごと7つの模擬会社が会社の由来やコンセプトに始まり、1年間の事業化実習の活動報告と総括、あかつき祭やハワイ大学でのチャリティーバザーの活動の様子について発表を行いました。

製造はどの模擬会社も試作の段階で試行錯誤し、自分たちの理想とする形や質を確立するまでの苦労や工夫がよく伝わる発表でした。

会計においては、多くの模擬会社がプラスの成長率を記録していました。

各社よく話し合い、自社の目的や方針に則した予算・価格設定を行いました。「利益」として現れた結果については分析を行い、きちんと振り返ることで自身の経験としてしっかり受け止めました。

広報は自社の商品やコンセプトをよりよく見せるため、CM(動画)やチラシの作成のみならず、販売ブースの設営にも趣向を凝らしたことがよく分かりました。

どの模擬会社も、チームとしてみんなで協力し合って何かを達成することのやりがいや難しさ、楽しさを存分に体験したようで、とても充実した活動であったことが伝わりました。

 
ここ数年コロナの影響で参加できなかったハワイ大学でのチャリティバザーにも、今年は無事参加することができ、高校2学年の皆さんにとっては大変充実した事業化実習になったと思います。

模擬会社を通してコミュニケーションの難しさや、理想とする商品を形作る苦労、役割分担や効率化の大切さなど、大きな学びを得ることができました。

次年度、高校3学年の創造性教育のテームは「自分の人生をつくろう」です。今回の経験をもとに高校2学年の皆さんがどんな進路を描くのか、とても楽しみです。

 

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