ごきげんよう。今年度から、高校1年生・一貫4年生対象に「テーブルマナー講座」を実施しています。正しいマナーを学び、身につけることは社会人として必要不可欠なものです。瀧野川女子学園では「礼法・茶道・華道」の授業で日本の伝統文化とともにマナーを学んでいますが、実際にそれが身についているかを確認するために、実践的な場を作っています。その1つが明治記念館での「テーブルマナー講座」です。

ホテルに入った時から、明治記念館の凜とした空気感に生徒たちはとても緊張していました。自分達の立ち居振る舞いや声の大きさなどが正しくできているかを心配しているようでした。しかし、明治記念館の方々の温かいおもてなしと優しい言葉に、少しずつその緊張もとれてきていました。

結婚披露宴も開かれるような豪華な会場でテーブルマナー講習が行われました。背筋をしっかりと伸ばし、講師の先生のお話を聞いている姿を見ていると、高校1年生の初々しさと、レディーとしての意識が感じられました。

DVDを見て基本的なマナーを学んだ後は、実際にフレンチのコース料理をいただきながら実践していきました。スプーンやフォーク、ナイフの使い方や順番だけでなく、どのようにナイフをお魚やお肉に入れていくのかなども細かく教えていただきました。また、食事が終わったサインとして、フォークやナイフを揃えて置きますが、その時にナイフを自分側に刃を向けるということ、またなぜ方向が決まっているかなどの説明をしていただきました。作法の裏には意味や理由があることを学び、生徒たちはしっかりと理解できているようでした。

最初は緊張していた生徒も、美味しい食事と講師の先生の優しい指導で、最後は緊張もほぐれていました。どのお料理も美味しく、すべてに大満足な様子が見られ、大成功のテーブルマナー講座となりました。

今回学んだことは、必ず社会に出た時に求められるものです。レディーとして、そして何よりも社会人としてこの知識を活かしてもらいたいと期待しています。

ページ
TOP