ごきげんよう。先日、高校1年生による、創造性教育の商品企画コンペティションが行われました。シリコンバレーで生まれた「デザイン思考」を用いて、自分が欲しいものと世の中の人たちが欲しいものを繋げ、近未来の夢の商品を考え出します。そして今回、1年間かけて試行錯誤を重ねた商品をみんなの前で発表しました。

配付されたプログラムを見ると、どんな商品なのか想像するだけでワクワクします。例えば「空飛ぶ掃除機」。掃除機が空を飛ぶとはどういうことだろう?そう考えると、発表が楽しみになりました。実際に発表を聞いてみると、掃除機が「空を飛ぶ」というのは比喩表現で、まるで飛んでいるかのように壁や天井まで掃除をしてくれる三角形の掃除機だということでした。この掃除機がすごいのはそれだけではありません。その三角形の掃除機は、8分割されて細かいところまで掃除ができるようになるそうです。それ以外にもこの掃除機には様々な機能が備えられていて、文章では伝えきれないほどです。本当にあったらいいなー!と思うようなアイディアでした。

 それ以外にも面白い商品が発表されていました。クラスの代表になった生徒に感想を聞いてみると、この発表までにたくさんの試行錯誤がされたことに気づきました。こんなものが欲しいというアイディアはすぐに浮かんだけれども、どうしたら商品として形にできるのだろう。どうやったらそのアイディアの魅力を他の人たちに伝えられるのだろう。自分が欲しいだけでなく、相手も欲しいと思わせるような伝え方はなんだろう。そんな自問自答を繰り返しながら、立派な発表を作り上げたそうです。この創造性教育の発表を通して、多くの人に高い評価を得られ、自信がついたと話す生徒もいました。

 2月28日には、高校1年生の代表者が学校全体での発表会で、このプレゼンテーションをします。ブラッシュアップされ、もっと面白くなった発表が行われます。ぜひお楽しみに!

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