ごきげんよう。

瀧野川女子学園では学校独自設置科目として、平成27年度より「創造性教育」を行なっています。学年ごとに異なるテーマについて、1年間じっくりと取り組み、学年末にはその成果発表を行います。そして、学年代表となった生徒が全校の前で発表する「創造性教育発表会」を、2月28日(木)に行いました。

【中学生の部】
1年生:理想の街を創ろう Dream Tokyo
2年生:Entertainment Robot
3年生:自由研究
1.広めたいんです。このマーク
2.「好き」のなぞ
3.知っていますか?自分の宗教

1年生は自分たちが思う理想の街を、ジオラマを作って表現します。発表では、実際に街を歩いているようなカメラワークの映像を公開し、手作業で再現したジオラマサイズの帽子や洋服などの小道具もよく見ることができました。

2年生は2チームに分かれて制作した「くももん」と「もっふるん」という名前のロボットについて、工夫した点などの紹介がありました。このロボットは2体とも、3月23日に行われるロボットグランプリの本選に出場することが決まっています。

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3年生は自分の好きなことや興味のあることについて1年間調べ、発表します。一人一人個性ある内容で、普段の生活の中で疑問に感じた「ヘルプマーク」についてや、「好き」という感覚について、どのような状態でそう感じるようになるのか、お墓参りや初詣など宗教と関係ある行事の由来についてなど、大人が聞いても興味が惹かれる内容でした。

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【高校1年生の部】
1.空飛ぶ掃除機
2.掃除スリッパ
3.パックボックス

高校1年生では、まだ世の中に存在せず、自分や社会に必要と感じる商品を企画する「商品企画コンペティション」の発表です。代表者の商品が全て掃除に関係するのは、おそらく「掃除」に対して負担を感じる人が多く、その負担を少しでも改善したいという思いからアイディアがでたのではないでしょうか。

【高校2年生の部】
1.Pasted Perfume
2.Le Lien
3.ばびご×かわいい

高校2年生は「事業化実習」として、グループごとに模擬企業を設立し、自分たちで出資金を出して商品を開発・製作します。そしてあかつき祭(学園祭)で販売し、売り上げからさらに増産してハワイ諸島修学旅行の際にハワイ大学でチャリティーバザーを行います。

どのグループも利益を出し成功に終わりましたが、それ以上に「欲しいと思える商品を企画すること」「買ってもらえる品質のものを作ること」「利益がでるよう販売すること」「出資額から利益が出るように考えること」など、社会の一連の流れを経験し、その難しさや葛藤を感じたようでした。「事業化実習」を経験することで、自分の好きなこと、得意なこと、興味のあることに気づき、より将来のことを現実的に考えられるようになります。

発表のあとは校長先生、副校長先生、東京工業大学名誉教授で本学園の理事である廣瀬茂男先生、東京工業大学教授で本学園の評議員である齋藤滋規先生より講評をいただきました。

そして、今回J:comに取材に来ていただきました。発表者の中から、インタビューを受けた生徒もいます!

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好きなことにとことん取り組んで成長した彼女たちは、自信に満ち溢れ、生き生きした表情でプレゼンしていたのがとても印象的でした。「思いを形にしよう」を体感した生徒たちの発表の様子は、後日公式youtubeに公開する予定です。お楽しみに!

 

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