ごきげんよう。

先生インタビュー初の前編・後編にわたってお送りするのは、石川先生です!
先生は東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒の美術教諭で、美術部の顧問を務めています。
さっそくお話を聞いてみましょう!

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石川先生(美術)
美術部の“原点”は、進学講習

広報:さっそく、自己紹介をお願いできますでしょうか。

石川先生:美術を担当しています、石川です。中学1年生~3年生の必修授業、高校生は選択1の授業、高校2年生は油彩画ゼミ、デッサンゼミ、高校3年生はデッサンゼミのほかにアート表現ゼミを担当しています。美術は私1人で、中学生から高校生までみています。部活動は美術部で、顧問をしております。

広報:先生は長らく瀧野川にいらっしゃるんですよね。

石川先生:31年目が終わろうとしているのかな? 平成2年からなのでね。実は、この学園に来た当初は美術部には関わっていなかったんですよ。

広報:そうなんですか!

石川先生:当時は国語の先生が顧問でやっていたんです。でも、授業をするなかで「美術系の大学に進学したい」「難関の藝大に行きたい」と話す生徒がちらほらいて、私の経験を活かして何か伝えられないかな、アシストできないかなと考えて、“進学講習”というのを立ち上げたんです。

広報:“進学講習”とは?

石川先生:まだ当時は学園としては取り組んでいなかった、“放課後に受験対策的な授業をする”ということを始めたんですね。美大を目指す生徒たち、そういう「夢」をもつ生徒たちを放課後に集めて、猛特訓しようと。主にデッサンですね。美大の受験にはデッサンの実技試験が必須なので。

広報:いまの美術部の“原点”になるわけですね。

石川先生:そうですね。いまの美術部の基盤となったのは、その進学講習でとことん目標に向かって取り組んできたのが原点ではありますね。で、何年かやってくると、結果がほしくなりますよね。2年目から結果が出始めていたんですけど、3年目くらいから、主要難関美大に現役合格させることができるようになったんです。生徒も保護者の方もとても喜んでくださった。やりがいがありましたね。

 

瀧野川で生徒と出会って、私自身も変わった

石川先生:その特訓をやり始めたことが、私自身にとっても、“教師”そして“生徒”にかなりのめり込んでいくきっかけになったんだと思います。美大に行きたいという生徒たちとコミュニケーションを取るなかで、“教師”というものへのイメージ、自分がいままで思ってきた“教師像”というのかな? 随分と考え方が変わりましたね、瀧野川の生徒と接してきて。

広報:先生になる前はどうお考えだったんでしょう?

石川先生:小さいころから絵を描くのが好きで、そういう時間を大事してきて、自分の「存在感」を一番示せるのが“何かをつくるとき”だったんです。周りの人たちに、“ここに石川がいる!”っていうのを、すべての人に示すことができたのが美術だった、ものづくりだったっていうのがあったんです。

広報:なるほど。

石川先生:なので、できれば何かを製作するなかで、それが職業に結び付いていければいいなっていうのはありました。作家、昔で言うならば画家、造形作家、アーティスト……いろいろな言い方がありますけど、“そっちのほうで”っていう夢を、瀧野川に来た当初はまだ持っていたんです。自分の製作活動を中心に、それを一番にやっていこうと思っていたんです。そういう意味で、正直、教員でずっとやっていこうっていう気持ちはそこまでなかった。だけど、どうも進学講習で生徒たちと出会ったことが私の考えを変えていった。“教師”っていうもの、“先生”っていうものの定義も変わりだした。自分が思っている以上に、生徒との時間っていうのが、私自身にもたくさんの影響を与えていった、っていうのがありましたね。

広報:“先生”をどう捉えてらしたんでしょうか?

石川先生:正直言って、“先生”ってあまり好きではなかったんです、子供の頃は。なので、教師になろうと思ったこともなかった。教員免許を取ったのも、「せっかく大学に行かせてるんだから、大学にいる間に取れる免許は全部取りなさい」という、親との約束だったんです(笑)

広報:(笑)

石川先生:結果的には、それがあったから今があるので、良かったとは思うんですけど、そんな感じの入りだったので……でも、進学講習のときに、授業の形態とは違って生徒にかなりぐっと入り込んでいって。個人指導がもっと深く入っていった感じで。人数も少人数だったのでたくさんコミュニケーションを取ってね、絵だけじゃなくてトータルに。日常生活のことから趣味の話から、何でも話す「人と人との関係」っていうのかな? 「生徒と先生」という関係も大事なんだけど、まずは「人と人との関係」っていうのをすごく強く意識したかな。

広報:生徒と先生である前に「人」であると。

石川先生:“人と会話をすること”“人と繋がること”って、すごく素敵なことがいっぱいあって。でもさっき話したように、最初は自分が教師に向いていると思っていなかったので。自分勝手で、自分の製作活動をしたいっていう気持ちがあったんだけど、瀧野川の生徒と一緒の時間を過ごすなかで、自分の存在理由っていうのかな……? 私の話す言葉一つひとつが生徒たちの中にふぅ~って入っていって、また生徒たちのほうから、何かが返ってくる。言葉にするのは難しいんだけど、何か、役に立っているのかな、と。

広報:投げかけたものが生徒に響いて、それがまた跳ね返ってくる。

石川先生:うん。そういうことが、私の中で何とも言えない気持ちになって。もしかしたら私が思っていた教師像、先生っていうのは、頭の中だけで「教師とはこういうものである」って思っていたけど、実際に現場で、生の生徒たちと本気で向き合って過ごしていく中で、「教師像っていろいろあっていいんだ」と。“私がここにいること”が、生徒たちにとっても、保護者にとっても喜んでいただける部分があるんだ、っていうところを感じて。4年、5年と経っていって……その頃にはもう抜けられなくなっていましたね。

広報:先生自身の“教師像”を見つけられたんですね。

 

美術部の改革、「TAMENTAI」のこと

石川先生:その頃、学園のほうから「せっかく専門の先生がいるんだから、美術部のコーチになってもらおう」って話が出てきて、最初はコーチのはずだったんだけど、「いや、顧問として全部見てもらったらいいんじゃないか」という流れになって、それがきっかけで美術部の顧問になりました。ただ、“進学講習もやってます”、“美術部の顧問もやります”……でも身体は一つ……あれ? と(笑)なので、進学講習と美術部を融合させていったんです。

広報:進学講習と当時の美術部の融合から、いまの美術部が始まったんですね。

石川先生:当時はまだ、趣味の延長線上の、よくある美術教室みたいな雰囲気があって、それは私の思うものと違ったんですね。“こんなの美術じゃない”と思うような感じだったんです。先生が組み合わせたモチーフをみんなで囲んで描く……もちろん授業だったらそういうことはあるけど、同じモチーフを全員が同じようにキャンバスで、油絵で描いて……だから当然、全員同じものが出来上がるわけです。で、それをコンクールに出すと。だけど本当は、個人製作は、自分でテーマを決めてやらないとダメなんです。生徒たち個人個人の世界観って、広がっていかないんです。

広報:なるほど。

石川先生:そういうことがあって最初は敬遠していたんだけど、顧問にっていうお話があって、だけど美大進学のための進学講習を受けもっていたので、二つを融合させることでいまの“美術部の原型”となるものが始まりだした、と。その大きな転機というか、美術部の基盤となった、いまのスタイルで動き出したのは2003年だったかな? 卒業生が、卒業したあとも続けられる美術部「TAMENTAI」を結成したんです。(TAMENTAIのブログはこちら)

広報:すごいですね、卒業してからも一緒に製作を続けられるって。

石川先生:でもいま、この新型コロナのことがあって、言葉は悪いけども、御陀仏状態。やっぱり、交流って、切ると戻すのは大変なんです。だから、すごく危機です。“繋がっている線”って、切っちゃダメなんです。これだけ空白の期間ができちゃうと、辛いですね。だから、新型コロナが落ち着いても、以前のようになるには、また何年もかかると思います。10年以上続いてきたTAMENTAIの活動がストップしたことは、いまの美術部にとって大きいですね。

広報:そうですね……。

石川先生:美術団体で10年以上続くものって、そうそうないんです。なので、私もすごく誇りにしているし、たくさんの卒業生が繋がっていて……年に一度は必ず展覧会を開催してきて、学内だけじゃなくて、学外でも発表していくというスタイルでずっとやってきているんだけどね。「SHIODOMEジャンボリー」(2006)とか、卒業生と私でプレゼンして話をとってきたんです。他は有名なアーティストしか出てないんですよ、そこに得体の知れない学生とおじさんが“創作団体TAMENTAIだ!”って言ってるっていう(笑)

広報:殴り込み! じゃないですけど、そんな感じですね。

石川先生:そうそう。第一回目の「夏休み」(2004)っていう展覧会からずっと発表を続けてきたんだけど、今年の展覧会は中止になっちゃった。残念です。

 

“まっすぐ、思いやりのある人に育ってほしい”

広報:いままでたくさんの生徒を見てきたと思いますけど、瀧野川の生徒の印象はどうですか?

石川先生:美術の授業でみている生徒たち、部活でみている生徒たち、授業は担当していないけどお掃除の時間に会う生徒たち、顔は見たことがあって「何部にいる〇〇さんだな、教えたことはないけど、いつも挨拶してくれる生徒だな」っていう生徒たちがいて、一言に“生徒”って言ってもいろいろなんだよね。

広報:確かに…

石川先生:でも、“美術の授業と部活で会う生徒たち”の印象っていうと……それも美術の授業で会う生徒たち、部活で会う生徒たちでも違いはあるんだけど。授業で会う生徒たちはいろいろいますね、無口な生徒、天真爛漫でにぎやかな生徒もいるし。部活で会う生徒たちっていうのは、繊細な心をもっていて、細くて壊れちゃいそうなくらいデリケートな生徒が多いですね。

広報:感性が豊かなんですね。

石川先生:部活の中では、「人とのコミュニケーションは丁寧に、大事に、気持ちをもって相手と接するんだよ」って指導もしています。なので、非常に“思いやりのある生徒になっていく”っていうのもありますね。日々成長しています。私、人に対して思いやりのない言動や態度をとるのが、すごく嫌なんです。その点、美術部の生徒たちはすごく相手のことを思って、思いやりのある接し方とか、言葉一つにしても大事に選んでお話しするようになりますね。

広報:素晴らしいことです。

石川先生:あと、部活で生徒と私は一緒に笑ったり泣いたりして、よく「家族みたいだね」って言われるんですけど、そのくらい近い関係になりますね。家族ってそうじゃないですか。すごい怒ったり、泣いたり、言い合ったり……それに近いような接し方をしています。自分のこととか相手のことを本当に理解するには、上っ面だけの表面上の付き合いだと、本当の意味でちゃんと繋がることはできないんですよ。形式的な付き合いだと、人と人って繋がることができない。そういう意味で、生徒と教師とはいえ「人」と「人」なので、私にもまだまだ未熟なところはあって完璧な人間ではないけど、だからこそ自分自身をオープンにして、それを見た上で私と向き合ってほしいし、私もみんなのこと知りたいから、いまはまだ恥ずかしくて見せたくない部分もあるかもしれないけど、できるだけ出してもらいたい。せっかくここで、“美術”というものを通じて出会ったわけだから、いい関係になろうね、と言っています。

広報:「人」としての付き合い、とも言えると。

石川先生:そして、まっすぐに向き合おう、と。ねじれていると、いい関係じゃなくなっちゃうんです。だから、「カッコ悪いけど私も全部見せるから」「先生だって完璧じゃないから」って言って、お互いに本音で、まっすぐに向き合うようにしています。“まっすぐな姿勢”っていうのは、絵の世界観にも繋がってくるんですよ。いまって、生徒たちにとっては、“自分の世界観”を探している時期でもあるでしょ? 描く絵にも、そういうのって影響するんです。本人たちのそういった意識が、絵の世界をつくっていく、自分の世界観を見つけたり、つくったりしていくところで、まっすぐでないと。ねじれていると、やっぱりダメです。外見的なものを演出したりするような人は、やっぱり私は芸術には向いていないと思うし。最初は自分自身に“囲い”があったとしても、美術部で出会った生徒たちはだんだんと囲いが取れだします。取れてくると、いい繋がりができてきますね。

 

生徒と保護者の方々にした“約束”

広報:全部さらけ出して、ぶつかっていくと。

石川先生:紙一重な部分はあるよね。それをやっていると、入り込みすぎちゃうから。生徒たちの本当の笑顔とか、本当の悔し涙とか、嬉し涙とか、部活で私は長年見てきているので。家庭でないと見せないような顔を、私には見せますよ。

広報:本当に家族のようです。

石川先生:でも、そのくらい、何ていうのかな……瀧野川に入学してきて、せっかく出会ったのだから、生徒が笑って「最高に充実した学園生活だった!」って言って卒業できるようにしたいし、「ちゃんと面倒見ます」ってお約束したわけだから、入学時に、学校は生徒とその保護者の方に。それはちゃんと、教員として約束を果たさないと、話が違うってことになりますよね。だから全力でやらないと。

広報:熱い指導をなさっているんですね。

石川先生:って言ってもその“全力”が空回りしちゃったら、ご理解にお時間いただくようになってしまうんだけど、私が指導に入り込みすぎちゃったりしたらね(笑)でも、気持ちをもって接していれば誤解も解けるし、必ず理解していただけると思いますね。まっすぐにやっていれば、それは伝わると信じてます、生徒にも、保護者の方にも。長年やってきて、それは実感としてありますね。

後編では石川先生の学生時代のことについてお届けします。近日公開! お楽しみに!

これまでの先生インタビューもぜひご覧ください!

 

 

ごきげんよう。

中高一貫コース2年生が校外学習で訪れる奄美大島冒険旅行。豊かな自然の中でのアクティビティや、そこに住む人々から教わる文化体験など、6つの挑戦が待っています。

新たに“シュノーケリング”、“SUP”、“泥染め”のアクティビティを紹介する動画を公開予定です!ぜひご期待ください。

都会では見られない満点の星空。ぜひ画像をクリックして拡大して見てください

 

 

〜受験生へご案内〜

【中高一貫コース学校説明会】対象:小学4〜6年生
○開催日時:11月28日(土)10:00〜
○内容:全体説明会、授業体験、個別相談会
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

【高等学校説明会&個別相談会】対象:中学1〜3年生
○開催日時:12月12日(土)13:30〜
○内容:全体説明会、授業体験、個別相談会
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

 

ごきげんよう。

志望校を選ぶ基準は受験生によっていろいろあると思いますが、学校選びのポイントとしてぜひ参考にしていただきたい動画を公開しました!

昨年、文部科学大臣がGIGAスクール構想の実現についてメッセージを出し、令和の時代、生徒が一人一台端末を持つ環境は学校のスタンダードになり、それに向けて動き出すといった内容でした。しかし自治体や学校ごとに差があるのが現状で、課題も多く残っているようです。

また、コロナ禍によりオンライン授業の必要性が急浮上し、端末は導入したけれどうまく活用できていないという話も耳にします。

本学園では2010年より教育のICT化に取り組み、一人一台iPadを使って全校全教科で取り組み始めたのが2016年になります。普段の学びからiPadを活用し、クラウドベースに授業が進んでいたため、コロナ休校中もリアルタイムかつ双方向に進むオンライン授業へスムーズに切り替え、時間割通りに学びを止めることはありませんでした。

このように教育環境や理念は学校によって異なります。志望校を選ぶ際には学校一覧やデータBOOKだけでなく、ぜひ実際に学校に足を運んで、どのような教育が行われているのか見聞きしていただきたいと思います。

今年度の学校説明会開催も残り少なくなってきています。説明会ではiPadを使った授業体験も行いますので、まだご参加いただいていない方は、ぜひご予約の上ご参加ください。

 

〜受験生へご案内〜

【中高一貫コース学校説明会】対象:小学4〜6年生
○開催日時:11月28日(土)10:00〜
○内容:全体説明会、授業体験、個別相談会
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詳しくはこちらのページをご確認ください。

【高等学校説明会&個別相談会】対象:中学1〜3年生
○開催日時:12月12日(土)13:30〜
○内容:全体説明会、授業体験、個別相談会
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

 

ごきげんよう。

守衛職員の佐藤さんは、陸上自衛隊中央音楽隊オーボエ奏者として長年ご活躍され、令和元年秋の叙勲において「瑞宝単光章」を授与されました。

【叙勲報告について記事で紹介しています】

今年は新入生歓迎式での君が代斉唱の伴奏や、あかつき祭では吹奏楽部の生徒と一緒に演奏するなど、校内でも守衛としてだけでなく奏者としても活躍されています。

 

時々吹奏楽部の生徒に演奏指導することもあり、その様子を取材しました!

生徒の演奏を注意深く聞き、的確なアドバイスでより良い演奏になっていくのがわかります。

例えば「スタッカートは思ったより長い音なんだよ。」という説明には、「バイオリンだとスタッカートはピッチカートで弾(はじ)くのではなくて、弓で弾いて音を出すから、そういうイメージで」というような具体的な話で、生徒もすぐにイメージできたようで演奏に変化がみられました。

「吹き方をこう変えると音色がこう変わるんだよ」と実際に吹いて違いを見せて、“どうすればそう変わるのか”というのも分かりやすく説明します。

短時間の取材でしたが、その間にもどんどん演奏がよくなっていくのが感じられました。
今回教えてもらった内容を自主練習にも活かして、素敵な合奏につなげてもらいたいと思います。

 

〜受験生へご案内〜

【中高一貫コース学校説明会】対象:小学4〜6年生
○開催日時:11月28日(土)10:00〜
○内容:全体説明会、授業体験、個別相談会
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

【高等学校説明会&個別相談会】対象:中学1〜3年生
○開催日時:11月28日(土)午前の部・午後の部
○内容:全体説明会、授業体験、個別相談会
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

ごきげんよう。

今年のあかつき祭から新設された「あかつき祭大賞」。この大賞にはクリスタルトロフィーが贈られ、団体名が刻まれます。今年の大賞に輝いたのはダンス部!授与式の様子を学園公式youtubeで公開しています。

また、授与式の様子はブログでもご紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。

 

あかつき祭の各団体の公演の様子も学園公式youtubeで公開しています。11/25に新たに軽音楽研究部の動画を公開しました。曲目は「丸の内サディスティック」と「Wherever you are」です。

 

〜受験生へご案内〜

【中高一貫コース学校説明会】対象:小学4〜6年生
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○内容:全体説明会、授業体験、個別相談会
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【高等学校説明会&個別相談会】対象:中学1〜3年生
○開催日時:11月28日(土)午前の部・午後の部
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ごきげんよう。

先週、全体練習についてブログでご紹介した高校3年生のダンス発表について、屋上校庭でのお披露目を予定していましたが、天気の都合により体育館で本日行われました。

例年5月に行なっているスポーツフェスティバルで披露する予定だった、学年全員で踊るパフォーマンス。ダンス係の生徒が中心となって、直前まで立ち位置など修正を加えながら本番を迎えました。

ギャラリーには後輩や先生たちが集まり、3年生の発表を見届けました。

6本の整列の位置から踊り始め、駆け足で大きく人が動いた先には新しいフォーメーションができています。

「花火」のフォーメーションでのパフォーマンスも圧巻です。

コロナ禍により披露する機会が一度なくなり、間が空いて久しぶりに再開した短い練習期間で仕上げてきたのは、さすが高校3年生!と感心しました。

高校3年生が学年みんなで取り組むのはこれが最後になります。思い切り取り組んだ後で気持ちを切り替えて、またそれぞれの進路に向けて頑張ってもらいたいと思います。

 

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ごきげんよう。

2018年度に卒業し、埼玉大学に進学した清水日菜子さんが、ミス埼玉大学のグランプリに輝きました!

現在、埼玉大学 教育学部 養護教諭養成課程の2年生として、養護教諭になるための勉強をしている清水さん。瀧野川女子学園在学中、進路相談の中で“生徒のサポートをしたい”という思いから、現在の進路に進むことにました。

先日お届けした「卒業生の声 第1弾(2018年卒・清水さん)」でも、

「瀧野川女子学園での大学受験が他とは違うんだろうなって思ったのは、先生方がすごくサポートしてくれること。講習をやってくださったり、過去問を用意してくださったり。“一人で受験してる”って感覚にならなかったのはありがたかったです。」

「やり方が分からないときはすぐに先生が教えてくださるし、先生方との距離が近い分、なんでも聞きやすかったので、分からないところを溜め込むこともなく、すぐに質問できて。iPadを使って、私が家にいる時に分からないところを書いておいたら、先生がもし家にいたとしても、隙間時間に返事してくれたり。iPad越しに教えていただける機会がありました。」

とお話してくれた清水さん。
本学園のICTを活かした教育を存分に受けて、いまの進路に進まれました。
いまも“瀧野川式”で学ばれているといいます。

卒業生の活躍は嬉しいことです。これからの飛躍にも期待しましょう!

【清水さんの声はこちら】卒業生の声 第1弾(2018年度卒・清水さん)
【インタビュー動画はこちら】卒業生インタビュー第1弾(2018年度卒・清水さん)

 

〜受験生へご案内〜

【中高一貫コース学校説明会】対象:小学4〜6年生
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○開催日時:11月28日(土)午前の部・午後の部
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ごきげんよう。

今週も先生インタビューをお届けします。19回目となる本日はこの先生!

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前田先生(世界史)

 

中学時代は部活に生徒会にと大忙し
広報:先生、ごきげんよう! よろしくお願いいたします。

前田先生:よろしくお願いいたします。

広報:さっそく自己紹介をお願いいたします!

前田先生:はい。前田です。教科は地歴公民科の世界史です。いまは副教頭と教務主任と高校3年生の学年主任を務めています。

広報:では、前田先生のことをいろいろ聞かせてください。先生は中学、高校時代、どんな生徒でしたか?

前田先生:中学校のときは、部活は3年間バスケットボール部でしたね。部活の先輩きっかけで生徒会長もやっていました。先輩が「生徒会一緒にやらない?」って声をかけてくれたのに、先輩は途中で「やっぱりやめる」って言っていなくなってしまって、取り残された結果、私が生徒会長になりました(笑)

広報:あははは(笑)生徒会ではどんなことしていたんですか?

前田先生:そうですねぇ、日常的な業務でいったら“生徒会新聞”を定期的に発行したりだとかしてましたね。自分たちで取材したりして。あとは、行事で前に出たりだとか……週に1回全校朝礼があったんですけど、そのときは生徒代表で校長先生に挨拶してましたね。「おはようございます」とか言って。生徒会では“前”に出ることが多かったですね。

広報:高校生のときはどうでしたか?

前田先生:高校生のときは、いま思うと中学のときに部活に生徒会にと頑張りすぎてしまって、そういうのはもういいかなと思っていましたね。中学で“やり切った”というか(笑)

広報:燃え尽きてしまったと(笑)

 

“自分だけでなく他者のために生きること”

前田先生:でも、小学生の頃からボーイスカウト活動を続けていて、いまでも縁があるんですけど、高校生のときはそのボーイスカウトの高校青年代、当時のシニアスカウト(現在のベンチャースカウト)の活動に力を入れていましたね。

広報:ボーイスカウトってどんなことをするんですか?

前田先生:年代によって具体的にすることは変わってくるんですけど、ボーイスカウトは基本的には……スカウトっていうのは、軍隊でいう「斥候(せっこう)」なんです。

広報:すみません、“斥候”とは……?

前田先生:斥候っていうのは、少人数でもって本隊より先行して様子を見てきて、その見てきた状況を正確に本隊に報告するっていう役割を果たすことなんです。つまりは、本隊の援助が望めないなかで、自分の力で生活を成り立たせて、任務を果たして、無事に帰ってくるという能力が求められるんです。

広報:なるほど。

前田先生:もともとボーイスカウトをつくったのは、イギリスのベーデン・パウエルっていう軍人出身の人なんです。その人が得た経験だったり知識を少年教育に応用できないかというところからボーイスカウトは始まったんですよ。なので、自分で自立して、いろんな状況に対して準備しつつ対処し、自分はもとより他者のために生きていくっていうことが求められる活動なんです。

広報:深い……。

前田先生:なので、慈善事業的には募金活動もしますし、地域の清掃活動や環境改善活動もします。あるいはキャンプに行って、自分たちの生活をしっかりとできるように訓練したりとかもしますね。身の回りのもので目的を達成する、っていうのかな、そうするにはどうしたらいいのか考えたり、実行したりしますね。

広報:いろんなことができるようになりそうです。

前田先生:そのときはね(笑)

 

“筏(いかだ)”をつくって操縦してみたりした

広報:高校生のときのボーイスカウトの取り組みで、印象的だったものはありますか?

前田先生:私が所属していた団は、“頭よりも体を動かす”っていう団で(笑)知識うんぬんっていうよりは、実際に体を動かしてっていう、なかなか活発な団だったんです。

広報:ほう。

前田先生:高校青年代のときは、例えば“70㎞ハイク”とか。

広報:70キ……

前田先生:夜間通して70㎞は歩くんですよ(笑)中学生のときに“山手線一周ハイク”っていうのをしていまして、その倍の距離なんです。あとは、キャンプはいろんなところに行きましたね。それから、本学園の創造性教育とつながる部分がある活動として面白かったのは、”筏(いかだ)をつくって自分たちで操縦できないか”と、試したことですね。

広報:筏を!

前田先生:福島県の猪苗代湖で、つくった筏を浮かべたんですよ。

広報:浮かびました? 動きました?

前田先生:動いたんですよ。自転車を2台拾ってきて、後輪を外して、パドルにくっつけて、要するに足漕ぎですね、パドルをパタパタしたらそれで進められるんじゃないかという発想でつくってみたんです。筏をつくるのに夏休みいっぱいかかって大変だったんですけど(笑)

広報:すごい!

前田先生:で、浮かべて、漕いで、「すごい進む!」って思ってたんですけど、実際は風に流されていただけで(笑)

広報:あはははは(笑)

前田先生:「じゃあ戻るか」ってなったときに、戻れなくて(笑)水の流れとか、風に逆らったら全然進まなかったんですよ。

広報:でも楽しそうです!

 

父の仕事で成長してきた

広報:では少し話題を変えて……先生になろうとおもったきっかけは何だったんですか?

前田先生:月並みになってしまうかもしれないんですけど、父が国語の高校教師で。言うなればその“働き”で私は成長してきたので、やっぱり仕事として、教員というのが一番具体的で、身近だったというのが一つ。あとは高校のときの世界史の先生の授業が、いま思えば全然理解できていなかったんですけど(笑)、話し方っていうのかな、すごくわかりやすかったんですよ。“わかりやすい気分にさせてくれた”っていうのかな。それで何となく、“自分も”って気持ちになりましたね。

広報:世界史の先生になろうと思ったのも、その先生の影響ですか?

前田先生:そうですね。教員っていう仕事が身近だなって思っていたのと、世界史の授業が印象に残っていたというのがありますね。でも大学進学のときに、強く「先生になろう」と思っていたわけではなくて。まだまだ仕事に対して具体的な感覚はなかったんです。“身近”なのは教員だけど、かと言って強い意志があったわけではなかったんですよね。大学も法学部の政治学科に進んだりして。でもやっぱり、仕事としてイメージできたのが教員だったので教員になりました。

広報:やっぱり身近な人の“働き”っていうのは大きいですね。

 

真正面から物事に取り組める生徒が多い

広報:瀧野川の生徒の印象はどうですか?

前田先生:やっぱり、素直だというのはありますね。そして真面目かなと。授業や行事への取り組み方を見ていても、正面から取り組める生徒が多いですね。それゆえに、勉強のこととか将来のこととかについて真剣に悩みすぎてしまう生徒もいるかな、と思うんですけど、それも真面目だからかなと。そういったところをサポートして、前向きな方向に導いていくのが教員なので、そこは気を配っています。

広報:何事も自分事として考えられるのは、いいことですもんね。

前田先生:授業もICTを導入したことで効率よく進んでいくので、だからこそ、生徒と話す時間を大事にしていますね。

 

「いいな」と思ったら、ぜひ瀧野川に来てほしい

広報:では最後に、受験生にメッセージをお願いいたします。

前田先生:まだ本学園に来たことのない方はぜひ一度来ていただいて、どういう先生がいるのか、先輩たちがいるのか、あるいは学園としてどういう取り組みをしているのかを見て、知っていただいて、体験していただきたいなと思います。それで少しでも瀧野川のことが気になったり、自分の進路の選択肢になったら、それは間違いなく瀧野川に来たほうがいいです。「ここいいな」って思ってもらえたら、ぜひ瀧野川に来てもらいたいです。それだけいいものを提供できるように、準備しているつもりです。

広報:前田先生、ありがとうございました!

 

休日は何をしているんですか? と尋ねると、「小4の娘が算数でつまずいているので、休みの日は娘に教えています」と話してくれた前田先生。ご自宅でも先生をされているようです。大忙しですね。

さて、次回はどんな先生が登場するでしょうか? お楽しみに!
これまでの「先生インタビュー」もぜひご覧ください!

 

 

〜受験生へご案内〜

【中高一貫コース学校説明会】対象:小学4〜6年生
○開催日時:11月28日(土)10:00〜
○内容:全体説明会、授業体験、個別相談会
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

【高等学校説明会&個別相談会】対象:中学1〜3年生
○開催日時:11月28日(土)午前の部・午後の部
○内容:全体説明会、授業体験、個別相談会
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

ごきげんよう。

21日(土)に中学、高校とそれぞれ生徒会の立会演説会を行いました。今回は高校生徒会の立会演説の様子をご紹介します。

立候補者は3分以内の演説を行い、最後にはiPadを使って投票が行われます。ステージには立候補者と応援演説者が登壇していて、緊張した表情で自分たちの順番を待っていました。まずは生徒会長の立候補者から順番に、副会長、書記、会計、議長、副議長と続きます。

立候補者からは、予算の活用について、地域ボランティアについて、学園生活の向上についてなど、様々な公約が掲げられていました。その公約の中で、自分自身の得意とすることを活かしていきたいという思いが伝えられました。

中には本学園を受験する時に、学校説明会で生徒会の先輩を見かけて憧れを持ち、それが受験のきっかけでもあり、入学後は生徒会に入ろうと思っていたという強い思いを述べた生徒もいました。

応援演説者からは、立候補者のどういう点が向いていると思うのか、普段の様子から伺える具体的な話があり、説得力のある演説となっていました。

全ての演説が終わった後、iPadを使ってその場で投票が行われました。

 

一人一人がしっかりとした公約を掲げ、みんなのために学園をもっとよくしたいという思いが伝わってくる立会演説でした。役員だけでなく、みんなが同じ思いで協力し合えたら、もっと活気ある素敵な学園になると思います。

投票結果は24日(火)に掲示されます。結果が分かるまで落ち着かないと思いますが、新しいメンバーがつくる学園の雰囲気がどのように変わるのか、とても楽しみです。

 

〜受験生へご案内〜

【中高一貫コース学校説明会】対象:小学4〜6年生
○開催日時:11月28日(土)10:00〜
○内容:全体説明会、授業体験、個別相談会
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

【高等学校説明会&個別相談会】対象:中学1〜3年生
○開催日時:11月28日(土)午前の部・午後の部
○内容:全体説明会、授業体験、個別相談会
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

ごきげんよう。

大学入試改革の一環として、小論文や面接などで学力を測る総合型選抜を採用する大学が増え、これまでのペーパーテストと調査書で測る入試の形式とは、時期や対策方法も変わってきています。

本学園では新しい大学入試の形を想定し、2010年に教育改革を行い、生徒が実社会で活躍貢献できるような教育に取り組んできました。

そして総合型選抜や学校推薦型選抜を採用する大学が徐々に増えていく中で、これらの選抜方式で、お茶の水女子大学、国際教養大学、筑波大学、東京女子医科大学医学部などの大学に現役で合格しています。本学園での教育が、新しい大学入試に対応していることが、卒業した先輩たちが証明してくれています。

高校1年生は先日、次年度のコース・文理選択についての説明がありましたが、その先となる大学選抜の説明が行われました。

大学選抜の基礎知識として、専願と併願の違い、総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜の違いなど説明がありました。大まかな時期の違いでは、9月から出願・11月に合否発表の総合型、11月から出願・12月に合否発表の学校推薦型、12月から出願・2月に合否発表の一般とあり、入学定員の厳格化によってどんな傾向があるかの話もありました。

特に新しい大学入試の形では、“自分が将来どうなりたいのか”、”なぜこの大学で学びたいのか”といった意志が大切で、ちゃんと自分と向き合うことがまず大切です。そして大学が持つポリシーを調べ、マッチングしていくことが必要です。

最後の質疑応答では、「出願基準に設けている評点基準よりどのくらい高いと良いですか?」「合格実績が多い大学の方が入りやすいですか?」「どんな検定や資格をとっておけば幅広く大学が選べるようになりますか?」など質問がありました。

高校1年の今の段階で、将来就きたい仕事が決まっている生徒は半数〜3分の2くらいでした。すでに進路に向けて大学の出願基準などを調べている生徒もいましたが、自分に必要な知識や経験を積みながら、少しずつ大学選抜の対策準備を進めていってもらいたいと思います。そして卒業した先輩たちのように、自分が望む進路へ年内現役合格で進めるよう、学校も手厚くフォローしていきます!

【2021年度大学入試合格速報はこちら】

 

〜受験生へご案内〜

【中高一貫コース学校説明会】対象:小学4〜6年生
○開催日時:11月28日(土)10:00〜
○内容:全体説明会、授業体験、個別相談会
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

【高等学校説明会&個別相談会】対象:中学1〜3年生
○開催日時:11月28日(土)午前の部・午後の部
○内容:全体説明会、授業体験、個別相談会
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。

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