体験講座「美術館に行こう」で、東京国立近代美術館で開催中のハニワと土偶の近代展を見学してきました。今回は先月出かけた東京国立博物館のはにわ展で、はにわに魅せられた生徒がたくさん参加しました。以下生徒の感想です。
・東京国立博物館『はにわ展』は、かわいくておもしろくて楽しかったのですが、今回は難しかったです。行く前のレクチャーを聞きながら、難しいかもしれないと思ったのがあたりました。土偶やハニワの本物がほとんどなく、明治時代からの土偶やハニワへの分析が多く、戦争との関係性がおおかったからです。
・第二次世界大戦前の国家総動員法で、ハニワが利用されていたとははじめて知りました。彫刻家の高村光太郎はハニワを「その表情の明るさ、単純素朴さ、清らかさ」と賛美し、日本全体でハニワの顔を「日本人の理想」として軍国教育に利用したそうです。ハニワはゆるキャラで、かわいいなと思っていたので、利用方法に驚きました。ハニワって清らかなんだ…。
・彫刻家イサム・ノグチについて説明を受けました。中3広島修学旅行で見学する「原爆慰霊碑」はこの人のデザインで、被爆者が濡れないようにおおいをつくると「家型のはにわ」イメージでつくられたと知り、驚きました。中3広島修学旅行で見てこようと思いました。
・岡本太郎(の作品)を見たことがないといったら、渋谷駅井の頭線へ歩く途中に絵画があるといわれて、皆であれかとわかりました。あの絵も不明な芸術でしたが、今回の作品も「芸術は爆発だ」の言葉がわかるような、よくわからないすごすぎるデザインでした。
・先生が用意していた中学生限定引換券をみせて、ハニワシールなどグッズをもらえたので、展示は難しかったけれども気分が上がりました。小学生のころに作ったハニワといっしょに写真を撮ると可愛かったので良いことにします。