【東京女学館中高 エストニア文化研修参加生徒より】
7月29日(火)、実質的な最終日です。
11:30にロビー集合で、それまでは休憩してもいいし、お土産を買ってもよい時間でしたが、人によっては制服を着て街にリサーチに行った人もいました。日々アントレプレナーシップ教育の刺激を受けるなかで、前向きにリサーチ活動する人が増えました。
昼食後は、宿泊ホテルの10階会議室を貸し切って、エストニアの有名投資家であり起業家であるJÜRI KALJUNDI(ユーリ・カリユンディ)さんのお話を聞きました。スタートアップの世界では、何かいいアイデアがあっても他の人がすでに考えていることがありうるので、とにかくクイックディシジョンをしないといけないというお話、中高生の間からお菓子販売をしてスタートアップの練習をすることがいい、また人間よりもより良い選択をしてくれるのがAIでシリコンバレーで最も関心が向けられているというお話が印象的です。質疑応答でもユーリさんは大変丁寧に答えてくださいました。
実はユーリさんは毎年9月20日に世界中で一斉に地球を清掃するというWorld Cleanup Dayという国連企画の創始者で、今や国連加盟国の90%以上で行われている活動を運営しています。そういえば、タリンは街のいたるところに緑があり、都市と自然が共存している街だと改めて思い出した。自然を大切にする心は日本人にも通じるところがあると思いました。
ファイナルプレゼンテーションを前に、女学館の先輩である並木さん(今回のエストニア研修を女学館に導入してくれた方)が、自己紹介と女学館生へのメッセージをプレゼンしてくださいました。自分の頭で考え抜く活動、本質を学ぶ活動、先生と生徒のコミュニケーションを深め、それぞれが過ごしやすい学校生活を自分たちで追求していくことを教えてくださいました。
そして最後に5分ずつファイナルプレゼンを行いました。とても緊張しましたが、みんなこの9日間の活動を振り返るように全力でプレゼンをしていました。友人たちの発表内容にそれぞれ学ぶべきポイントがあり、とても参考になりました。これからどのようなフィードバックがいただけるか楽しみです。
実質最終日ということもあり、タリン旧市街にある「Lee」というミシュラン認定レストランに行きました。フルコースでシェフ自慢のエストニア料理を堪能することができました。この研修を通して本当に食事が常に美味でしたが、最終日にふさわしい豪華なコース料理をいただくことができました。