12月21日終業式の翌日から、冬期講習(中1~高2)と高3直前講習が始まり、今日が最終日です。

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1時間目(8時半)~8時間目(17時)まで講座が設置され、生徒も先生も頑張りました。高校生には自習室が設置され、自習室を活用して学習を進めている人もいました。

この頑張りは、必ずや来年の自分の力となることでしょう。継続は力なり。来年も苦手なことからも逃げずに過ごして欲しいと思います。

 

12月15日(火)マングローブ学会参加の中学3年科学研究チャレンジ2チームは、学会後の研究について、琉球大学熱帯生物圏研究センターの渡辺信先生とzoomミーティングを行いました。

何度も失敗を繰り返し、どうしたらよいのだろうと悩み考えていた二人にとって、マングローブ学会で先生方から温かいアドバイスを頂き、次に行うべきことが見えてきました。

この日は、渡辺先生にそれぞれが質問し、より具体的なアドバイスを頂きました。

研究に失敗はつきものです。がっかりする気持ちを乗り越えて、その失敗の原因を探り次の方法を考えることこそが研究なのだと、やっと分かりかけたところです。元気一杯に次の実験の準備を始めています。

また、高校1年継続研究マングローブチームは、次の森林学会発表に向けての方針についてアドバイスを頂きました。

昨年よりマングローブの散布体を使った研究を続けてきましたが、ご指導くださった国際マングローブ生態系協会の馬場先生より、モーリシャスの重油流出事故に関わる情報を頂き、調べていくうちに自分を取り巻く生態系にも視野が広がり、現在新たな視点で様々な本を読み探求しているところです。

 

12月19日(土) マングローブ学会にてモーリシャスの重油流出で汚染されたマングローブ調査について発表された東北学院大学名誉教授の宮城豊彦先生、そして琉球大学の渡辺信先生とのzoomミーティングが行われました。

主にモーリシャスについての宮城先生の学会での発表に基づき、高校1年生と中学3年生の生徒4人が、それぞれ質問させていただきました。

重油流出の影響は、すぐには分からず、これからずっと調査していくことが大切だということや、実験室内だけではわからない、現地に行ってこそわかることがあるということなど、さまざまに気づかされることがありました。

馬場先生からも西表島から情報を頂き、これから高校1年生チームは、先生方とのミーティングを基に、学会に提出する要旨を仕上げていきます。

 

先月、高校生徒会長・副会長から、登下校時のマナーについて呼びかける校内放送を行いました。

生徒数が1500人を超えるため、登下校時には道路に列ができ、近隣の皆様にご迷惑をおかけすることが多くなっています。

さらに、正門の目の前にある道路が工事を行っているため、普段よりも道幅が狭くなっています。

そうした中で、中学・高校生徒会役員で登下校の見守りを行いました。

12月15日は、科学研究チャレンジプログラムの研究活動がありました。

本年度のロボットグループは、
潜水して水中生物を観察する「水中ドローン型ロボット」、
ホワイトボードの板書を消してくれる「自動ホワイトボード消しロボット」、
障害物をよけて自律走行しながら消毒液を散布する「消毒液散布ロボット」
の3チームに分かれて、それぞれ目的の機能を持ったロボットの実現に向けて制作活動を行っています。

この日の活動では、いつもお世話になっている東京都立大学の武居先生に、Zoomにてご指導いただきながらの活動となりました。それぞれのチームの活動を見ていただき、専門家の立場から様々なアドバイスをいただき、とても勉強になりました。

完成までにはいろいろなハードルがありますが、年度末までの残りの期間、チームメイトと協力しながら、今回の先生のアドバイスも役立てて、いい作品を作り上げたいです。

Zoomでやり取りしているところです。

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試運転しているところも見ていただきました。

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ホワイトボード消しロボット

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12月12日(土)オンライン開催となった「第26回日本マングローブ学会大会」に参加しました。

参加したのは、昨年度から継続研究している高校1年生と、中学3年生の科学研究チャレンジプログラムの生徒です。
本校の研究室にて、午前中から世界各国の研究者の発表を聞きました。

午後からは、「中学生・高校生によるマングローブに関する研究発表となんでも相談」、いよいよ私たち山脇生の出番です!次の5チームが発表しました。

(1)マングローブ散布体の分布・初期成長特性(高1継続研究班)

(2)家でマングローブの胎生種子を育てる(中3)

https://youtu.be/VP-3EC2oD5g

(3)マングローブの耐塩性(中3)

https://youtu.be/Sbiz95ofcDw

(4)身近な野菜の耐塩性(中3)

https://youtu.be/7muzAON-TQU

(5)モーリシャス重油流出事故について考える(中3)

https://youtu.be/Dc4dy_YRQCc

 

国際マングローブ生態系協会の馬場先生を始め、多くの先生方に、温かいコメントやこれからの実験についてのアドバイスをいただき、さらに研究を深めていけそうです。

 

その後、モーリシャスの重油流出で汚染されたマングローブの調査から帰ってこられた宮城先生(東北学院大学名誉教授)の発表を、興味深く聞いていました。

学会終了後、来年3月に西表島に行く予定の中学3年生は、高校1年生から現地での調査のポイントなどのアドバイスをもらいました。

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以下、参加した中学3年生の感想を紹介します。

★ 学会に参加するのが初めてだったので、どのように進行するのか、学者さんや学生の方、教授の先生はプレゼンテーションをどのように作っているのか、質問していた先生方はどのようなことに疑問を持っていたのか、などたくさん知ることができた。この発見は、誰にでもあることではなく、普通に過ごしていても見つけられないことなので、とても貴重だと思った。

マングローブの生物層を知るために水を採取してDNAを解析した方や、ゲノム解析の技術を使って不利な突然変異や有利な突然変異、マングローブの増減を千年単位で調べた方や、重油を綿で回収できるかといったら全くそんなことはない、ということを教えてくださった方など、自分もこの研究をしてみたいな、と思える方の報告がたくさんあった。

他にも、外国の方の報告は英語が早く、日本語訳ができなくて大変だったが、インドネシアやスマトラ島でのマングローブの研究を報告していただき、日本以外の散布体の生態系の状態も知れた。

山脇生の報告に対しては今後の研究の参考のために、できそうな実験の紹介やヒントを説明していただき、発表者でない私も参考にできそうなことがたくさんあった。マングローブは、なぜ大切、大切と叫ばれているのか。それは今回の学会の報告から、マングローブのいる地上・地下の生物の一生と生態系の保全、マングローブが群生することで風の影響で壊れないすみかを作ることができるからなのではないかと考えた。

 

★ 実際にモーリシャスに行ってきた方のお話がとても印象的でした。自分は動画でしか知ることが出来なかっから実際に見てきた方の話はとても興味をもてました。

原油だともっと被害が大きくなっていたかもしれないとおっしゃっていたので、油の種類の違いだけで被害の大きさに差があるのが驚きました。一生に1度の体験かもしれないから、マングローブ学会に参加できて良かったです!西表島に行くのがより楽しみになりました!

12月14日(月)に、留学生歓迎会を実施しました。

11月30日(月)より3月末まで高校1年にインドネシアからの留学生1名をお迎えしました。

少しでも早く安心して学園生活を送ってもらいとの想いから、歓迎会を行いたいという意見がでました。11月にはクラスコンペを行い、そこで出た案をもとに、各クラスでおもてなしの企画を準備しました。

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山脇について知ってもらうために、制服や学校生活、部活動について紹介したり、 日本文化に触れてもらうために、着物や年中行事について紹介したり、 留学生との交流を深めるために、全員で千羽鶴づくりやクラッピングをしたりしました。

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来日して間もない留学生のために、写真を見せたり、動画を制作したり、英語字幕をつけたりと、さまざまな工夫を施しました。

高1生にとっても、歓迎会の企画・運営は大きな学びになりました。

留学生も山脇生も楽しむことができ、歓迎会は大成功でした。

冒頭の留学生の挨拶にあった「お互いをよく知り、文化を交換しましょう。」という言葉を忘れず、高1一同この貴重な機会を大切に過ごしていきます。

11月19日(木)の放課後と12月13日(日)に発表会を行いました。

両日ともに天候に恵まれ、たくさんの保護者の皆様、在校生、OGの皆様にご来場いただきました。

 

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今年はコロナの影響を受け部活動の再開も7月からとなり、十分な練習をすることができない中、この発表会に向けて2学期はコツコツと練習を重ねてきました。ペアで踊るダンスなので感染対策から避けなければならない振り付けもあったり、掛け声をやめたり、手を繋ぐので手袋をしたりと様々、やれることを工夫してきました。

また、8月には例年お世話になっていた衣装企画会社がコロナ禍の影響を受け倒産し、新たに衣装を依頼する業者から探すことになりましたが、何とかお世話になる業者も見つかり、無事に高校2年生の自分たちがデザインしたオリジナルの衣装を着ることができました。

今年の高校2年生は最高学年として2割増しのような活躍でした。

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中学3年英語チャレンジクラスは11月22日(日)から24日(火)までの3日間、福島県にあるブリティッシュヒルズで語学研修をしてきました。

1日目は英語でのチェックインに始まり、施設案内、英語の授業と初日から英語を使っての活動が盛り沢山でした。

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2日目はホームステイイングリッシュを学び、グループに分かれてドリームキャッチャー作りをしました。

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朝早く起きて、お庭を散歩したり、休憩時間に英語でティールームに行ってアフタヌーンティーを楽しんだり、ショップでお買い物をしたりとグループごとに満喫していました。

食後はクリスマスライトが輝く中、思い出に残る写真撮影をしたり、パブでバタービールを飲んだり、エナジャイズミーという英語のアクティビティーを楽しんだりしました。

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イギリスの雰囲気溢れる建物や調度品に囲まれながら過ごした3日間、英語の授業中だけでなく、買い物や食事の時など様々な場面で英語を使い、生きた英語を学びました。

コロナ禍の中でも、日本にいながらイギリスを感じ、更に英語への学習意欲を高めることができました。

<<生徒の感想>>

「私はブリティシュヒルズで普段の英語の授業や英チャレで学んでいることを活かすことができたと思います。それと同時に英語を使うことの楽しさや異文化の面白さも学ぶことができました。また、この経験を活かして日々の英語の勉強に取り組み、いつか海外留学をしたときに楽しめるようにしたいです。」

「ブリティシュヒルズでは、なるべく英語を使えるように事前に使えそうな英語を調べたり、目標を立てたりしました。普段の英語の授業とは違い、日常で英語を使うので、新鮮で楽しかったです。もっと英語力が上がったら更に理解できることが増えると思うので、勉強しようと思いました。」

中学3年スタンダード4クラスは、11月23日(月・祝)から25日まで、2泊3日で、京都・奈良に修学旅行に行ってきました。

コロナの影響で5月から延期になっておりましたが、1クラスにつきバス2台の使用や、ホテルの部屋を少人数ずつにする、常にマスクを着用するなどの感染症対策をしっかりと行い、無事に実施することができました。

帰京後から現在までも、全員体調を崩すことなく元気で登校しており、旅行会社やホテルの方なども様々なところで感染対策に力を入れてくださったおかげだと感謝しています。ありがとうございました。

ここからは3日間の様子をご報告します。

 

【1日目】

東京駅に集合し、新幹線で到着後バスに乗り換え、奈良に向かいました。

奈良公園のガイドさんの先導で、興福寺・東大寺の見学をしました。ガイドさんのお話は分かりやすくて面白く、奈良の歴史について深く学ぶことができました。

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このあとは京都に移動し、大江能楽堂で体験と鑑賞をしました。面や装束を身に着けたり、小鼓の音の出し方、能独特の歩き方などを体験させていただき、観るだけではわからない能の世界をじっくり味わうことができました。『敦盛』(ダイジェスト版)の鑑賞ではみんな真剣に見入っていました。

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ホテルは京都駅近くのハトヤ瑞鳳閣さんです。夕食もおいしくいただきました。

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★続きは山脇学園HPでご覧ください。

https://www.yamawaki.ed.jp/2020kyoto/

 

SI部は各班に分かれて研究活動を行っています。

9月に所属した中学1年生には、各班の活動を体験して、その上で所属したい班を決めていきます。
2つ目の体験分野は「数学」です。高村先生と数学の楽しさを学びました。

「あたりまえのことをあたりまえと思わないところから、数学ははじまるんだよ!!」
「点や線は、本当は見えないのだ!という、びっくりする問いかけから始まりました。」
「無作為に打たれたたくさんの点を2枚重ねてずらしていくとなぜか渦が見える!」
「3地点からの最短距離を探せ!」
など、思わず「へぇ!!」となる数学の世界に引き込まれていきました。

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それぞれの実験データをあわせて自然界の法則を予測し、証明して定理を導く。
いつもと違う入り口から入るといつもの数学よりも、もっと面白い数学を知ることができた時間となりました。

以下、生徒の感想(抜粋)
〇普段の数学の授業では習わないことを学ぶことができてとてもおもしろかったです。本当にその定理があっているのか、実際に検証することができてよかったです。

〇3、4、5箇所の点をつなぐ線の最短経路を石けん水の膜がしめしてくれた事にとても驚き感動しました。

〇今回の講座を受けて、数学の楽しさを改めて知ることができました。今までは問題をとくだけで、証明というものをしたことがなかったので、とても勉強になったし、楽しかったです。

〇自然界には、人間に必要なことの答えを導いてくれたりすることに気が付いて面白いと思いました。三角形をつなぐ最短距離は、Yに近い形になることが面白かったです。

 

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