2月1日の第1回適性検査型特別奨学生入試では、多くの受検生が受検していただきました。
本日出題した適性検査型入試問題について、担当者より解き方のポイントなどについてお話させていただきました。
参加した受検生は、真剣に自分の回答と見比べながら、担当者の説明にメモを取るなど受検生の熱意を感じました。
中高一貫校の本番へ向けて、とても良い体験になったと思います。
受検生には、最後の最後まであきらめず志望校合格に向けて頑張ってほしいです。
郁文館高等学校・グローバル高等学校の起業塾と株式会社エコランド様とのコラボレーションプロジェクトがスタートいたしました。
郁文館の生徒の各家庭で使われなくなった雑貨などをカンボジアなどの発展途上国の子どもたちに寄贈し、再利用してもらうというプロジェクトです。
起業塾の生徒が本館入り口近くに回収を設置し、全校朝会等で全校生徒に呼びかけを行いました。
毎日多くの生徒が自宅から文房具やぬいぐるみ・サッカーボールなどを持参し、登校時に回収ボックスに入れています。
SDGs目標10『つくる責任 使う責任』では、リサイクルやリユース(再利用)による廃棄物の排出量の大幅削減がターゲットとして挙げられております。
郁文館の生徒達にはこのようなプロジェクトを通じて3R(リデュース・リリース・リサイクル)とSDGsの意識を更に深めてほしいと思います。
ソーシャル経済メディアNewsPicksは、特定のユーザーのみが閲覧可能な「専用空間」をNewsPicksの中に開設できます。このサービスを、教育現場でも活用するプロジェクトを開始。第一段として、郁文館グローバル高校と郁文館高校e特進クラスに導入しました。生徒や教職員が、NewsPicks内の”学校専用”空間で、注目するニュースをPickし、コメントしあっています。
左から、坪尻さん・増田さん・新田さん・村上さん
この活動に関して、NewsPicks委員会の生徒と担当の木村教頭先生、中嶋先生にインタビューしました。聞き手は、本プロジェクトを推進するNewsPicks蒲原(かもはら)が務めます。
――今日はよろしくお願いします。郁文館グローバル高校は、2年時には全員が1年間留学したりゼミ活動があるなど、生徒の自主性が特徴的な学校だと聞いています。皆さんはどうしてこのプロジェクトに関わろうと思ったのですか?
村上:
NewsPicksを導入する以前から、ほぼ毎朝、全校生徒が講堂に集まって、ニュースを題材に対話するNews In Education(NIE)という活動をしていました。ニュースから学び、自分の意見を持ち発信する力の強化とメディアリテラシーの向上することが大きな目的です。
今回NewsPicksさんと一緒に取り組めるということで「NewsPicks NIE」を新設し、有志の生徒によるNewsPicks委員会も誕生したんです。
坪尻:
私は、もともとニュースへの興味とかってすごく薄かったんです。でもこの学校に入学して、世界って本当に広いのだなと気づかされて。2年生になると留学もするので、それに向けて、世界がどうなっているのかを知っておかないとな、と思ったのがきっかけです。運営に入ると否が応でもやらなきゃいけなくなるので(笑)。
増田:
私は将来、社会の先生になりたいんです。社会の授業って一見つまらないのですが、身近な社会問題とかと結びつけるとすごくおもしろくて。知れば知るほどおもしろくなるので、自分がもっと知る機会をつくりたかったのと、運営を通して企業の方々と触れ合う機会をつくれるのがすごくいいなと思ったんです。
新田:
僕は勉強があまり好きじゃなくて。「もっとおもしろいことをやりたい」って先生にいつも言っていたんです。そうしていたら先生から「こういうおもしろいやつあるけど、入ってみない?」って誘われたのがきっかけですね。
村上:
僕も、もともとは教科書の上だけの勉強がすごく嫌いで。
僕には夢があるんです。いつか、「真のグローバル化」を実現させたいとずっと思っているんです。最初のきっかけはチョコレートを眺めていたときなんですが、カカオ豆を栽培している人や加工している人たちは、最終的にチョコレートに加工された姿をイメージできているのかな、とふと気になったんです。
僕たちは、ちょっと調べればわかる環境にいますが、国境や地域の壁でそれができない人たちがいるなら、国境をぶち壊しにいけるぐらいの人間になりたい。そのためには多様性の正しい理解と、グローバルに通用する教養が必須なんです。だからニュースを通して世界の現状を理解し、議論するNIEに参加しています。
――NewsPicksを導入して、変化したことはありますか?
増田:
このNIEの取り組み自体は以前からあって、もともとは新聞をみんなで読み合っていたんですよ。NewsPicksってホリエモンさんとか、いろんな人のコメントも読めるじゃないですか。コメントも読んで「こんな考え方もあるんだ」とか、事実だけじゃなくて、それに対してどう思っているのかを感じられるようになりました。自分もそう考えられるようにならなきゃなと、ニュースの受け取り方の幅が広がったと思います。
坪尻:
ニュースに対して問題意識というか、興味を持つというのは実感してきています。これまでは家でニュースや新聞を見る機会って、ほとんどなかったんですよ。テレビをつけてもバラエティしか見なかった。
今はNewsPicksで取り扱ったニュースがテレビに出てきたら「ちょっと見てみようかな」と思ったり、パソコンを開いて調べたりするようになりました。目標にしていた「ニュースに興味を持つ」部分に近づいてきてるのかなと思っています。
村上:
あとは自分が変わったわけではないんですけど、普段クラスでは静かな子が、NewsPicksですごくロジカルなコメントをしてくれてたんです。その瞬間、僕はめちゃくちゃおもしろくて。普段はしゃべらないけど、こんなにたくさん考えてるんだなと。
やっぱりクラスでの生活と、その人の思考って違うはずですよね。そのギャップを知ることができて、もっとそういう才能や個性を発揮してもらえる場にしていかないとな、と意識が変わった瞬間でした。
卒業後はアメリカの大学に進学するんですが、9月まで時間があるので、それまでの間はできるだけ学校に来て、2年生とのコミュニケーションを続けていこうと考えています。パッションのバトン――みたいに言うとかっこつけていますが(笑)、きちんと受け継げるように、たくさん話していきたいと思っています。
新田:
僕はこれまでNIEって誰かがやってくれるもので、でもそれがつまらなかったんですよ。NewsPicksと一緒にやることになって「じゃあおもしろくしてやるよ!」って言って入ったんですね。でもやってみると、めちゃくちゃ難しくて。やっぱり外野から言っているだけなのと、実際にやってみるのとでは全然違う。その大変さを知ることができました。今はどうやったらクラスや学年のみんなに貢献できるかを、真剣に考えています。
――今日はありがとうございました。生徒さんたちのお話を伺って、とても自主性にあふれる校風を感じました。
木村和貴氏(以下、木村教頭):
郁文館グローバル高校の位置づけは、とにかく新しいものをまず試す「実験場」のようなところなんです。「グローバル」という名前のとおり、これまでもあまり学校のフレームにこだわらずにやってきました。
我々の学校では、高校2年生が1年間留学する制度があります。高校1年生のうちに、1人でどうやって生きていくかというのを1年かけてしっかりと仕込んで、2年生で解放する。そして3年生になったら1年生をリードする、というようなサイクルが出来上がってきています。
高校生ってなかなか自分の意見は言わないんですよね。でも、留学先で生き残るためには「自分の意見を言うスキル」は不可欠です。なので、これを鍛える仕組みが絶対に必要で、グラウンドを何周走ったというような単純な練習量が重要。それがNiEでした。毎朝とりあえずニュースを読んで、意見を言い合う。それをとにかく毎日繰り返すことで、やっと意見を口にするようになってきました。
――どうやって、その文化が培われてきたのでしょうか?
中嶋一裕氏:
留学ってすごい力を持っていて、海外に行くと意見を言う力が急激に伸びるんですよね。それを高校2年生の1年間やってきた彼らがいるので、3年生になると教師側が質問をするなどの工夫しなくても話してくれます。
留学を経験した3年生がリードすることで、1年生はモデルケースを見ているわけです。彼らに憧れて雄弁に語りはじめる、それを見ながら触発されて、しゃべるのが苦手な子たちも自然としゃべっていく――初めは驚きました。何でこんなに勝手に動いてくれるんだろうって。私の今までの経験では、まずはグループワークの仕方から構築しなければならないのですが、議論を進められる文化が自然と出来上がりつつあると感じています。
――NewsPicksを導入しようと思ったきっかけを教えてください。
木村教頭:
この取り組みは、もともとは私がNewsPicksアカデミア会員だったことから始まりました。
私は『教養としてのテクノロジー』という本が好きなのですが、NewsPicksはまさに落合陽一さんなど、テクノロジーに造詣が深いオピニオンリーダーが集まるソーシャルメディアという認識でした。NewsPicksさんと何か一緒にやろう! となったときに、学校専用のタブ(注:生徒・教職員だけが見れる専用空間)も設けていただけるという話になり、これはメディアリテラシーの醸成にも良いなと思って、今に至ったという経緯です。
―― 導入してみてどうですか?
中嶋先生:
NewsPicksで学校専用タブを開設しても、やっぱり読む層と読まない層は分かれますね。でもそれをどう改善していくかも生徒の自主性に任せていて、そのやり取りがとてもおもしろい。苦労といえば苦労ですが、その過程も含めて楽しめていますね。
普段生徒となかなか会話しないベテランの教員が記事にコメントをしたら、生徒がすごく喜んで、「先生、あのニュース面白かったですね」と話しかけるようになりました。今まで話さなかった教員と生徒の関係性が近くなる、コミュニケーションツールにもなっていると実感しています。
木村教頭:
学校というのはどうしても閉鎖された空間なので、NewsPicks導入によって風穴が空いたという感覚は間違いなくあります。デザイン性もいいですし。生徒だけでなく教職員も嬉しいと思っていて、やる気になっている職員もけっこういます(笑)。
中嶋先生:
生徒たちにはやっぱり、どんどん外とつながっていってほしいですね。外に連れて行くと、学内とは全然違った顔をするんですよ。
その意味では、これからは生徒にもっと発信者になってほしい。学校って本当に閉ざされているので。今は学内限定の専用タブにコメントを投稿していますが、将来的にはNewsPicksに記事として、ゼミや留学の様子をレポートとして投稿し、それが一般ユーザーの方にも読まれたらどうなるのか試してみたい。そういったリテラシー教育を実践していきたいと思っています。
木村教頭:
まだ全然具体化していない話なんですけど、他の学校の方もこの専用タブに入ってもいいんじゃないかと思ってるんです。アフリカやアジア、インドに行っている生徒のゼミ活動の報告場所をNewsPicksにしてもいい。この仕組みをどんどん広げていけば、学校と社会がもっとつながっていくんじゃないかと思っています。
この12月、1年間留学していた2年生が帰ってきました。彼らは新たな「NewsPicks NIE」の担い手として活動を始め、年明けから留学する1年生は、留学先からも継続してNewsPicksを活用する予定です。そして4月には新入生を迎え、新たな「NewsPicks NIE」が始まります。
※こちらの記事は教育新聞からの転載記事となっております。
https://www.kyobun.co.jp/feature1/pf20191014_01/
足立区立足立小学校にて、本校の口永良部島ゼミ生による訪問授業を12月14日に行いました。
郁文館グローバル高等学校の協働ゼミとしては初めての試みでしたが足立小学校6年生の3クラスにご協力いただき、40分間の授業を行いました。
授業の冒頭で口永良部島を紹介させていいただきました。口永良部島の生活について小学生からは「信号機がない場所なんて・・・」「コンビニないの?」と自分たちの生活の違いに大変驚いていました。
このような話題提供を皮切りに小学生が口永良部島に興味を持ってもらうことができました。
今回の訪問授業では「あなたにとっての幸せとはなんですか」というテーマで授業をさせていただきました。
今年度郁文館グローバル高等学校では「豊かさとは何か」というテーマで協働ゼミの活動をしております。
小学生にも日常で感じる幸せについて考えてもらい、本校の生徒と話し合いました。
友達と話す時間・ゲームをしている時間・学校の体育時間など一人ひとり違う幸せな時間が各グループの小学生から出てくる中で協働ゼミ生徒から「どうしてその時間が幸せなのか」と問いかけ、その理由について更に深く考えてもらうという授業を展開していきました。
グループでの話し合いのあとは、自分が考える幸せな時間とその理由について各グループの代表者がクラス全員の前で発表してもらいました。
小学生の素直な発想に高校生が驚かされつつも、和やかな雰囲気の中授業をすることができました。
ご協力いただきました足立小学校6年生のみなさん、ありがとうございました。
口永良部島の周知とその生活から考える『豊かさ』についての研究を1年間通して行っていますが、今回の訪問授業では高校生や大人だけでなく、小学生ならではの視点を研究に取り入れることができました。
今年度の協働ゼミの活動はこれが最後になりますが、引き続き考察を深めていきます。
郁文館中学校の受験生恒例イベントである『過去問解説授業』を12月7日に開催し、約60名の小学生に参加していただきました。
受験生には前年度に出題された入試問題を事前課題として解いてもらい、当日答え合わせからスタートします。その後教科担当者の教員より入試問題の解説と問題の出題傾向についてお話させていただきました。
どの教室でも教員からの質問に『ハイッ!』と手を挙げて答える受験生が多く、教員の解説についてきちんとノートに書く姿に感心しました。また、受験生にはこの過去問解説授業を通じて、郁文館でどんな授業をしているのかを知っていただく良い機会になったと思います。
入試まで残り2か月を切りました。
受験生には、最後の最後まであきらめず志望校合格に向けて頑張ってほしいです。
郁文館高校1年生を対象とした理事長講座を11月に開講いたしました。
今回の理事長講座のテーマは、「夢達成のための進路選択について」です。
高校1年の秋は進路選択やいわゆる文系理系の選択を考えるこの時期でもあります。渡邉理事長は初めに、夢に日付を入れることの大切さを自身の実体験をもとに説明しました。
次に、世界人口の増加と日本人口の減少やグローバル化、AI等の技術革新を例にこれからの日本が置かれる厳しい状況を解説しました。
大企業に就職すれば安心、という時代の終わりがすぐそこまでやってきている今の社会において、生徒たちが将来社会で生きていくために必要なことは「一流の人材になること」であると強調してお話しされました。
一方で、渡邉理事長は、会社の利益だけを追い求めるような人間にはなって欲しくない、という想いも語られました。地球温暖化を始め、大気汚染や水不足、エネルギー問題など、世界を取り巻く問題は一層深刻化しています。そういった問題を国や会社の成長とともに解決していくことが今後求められるということを聞き、生徒たちも郁文館がSDGs日本一を目指す理由がよく理解できたようでした。
郁文館では、自身も社会で活躍しながら世界の問題を解決していけるような一流の人材を育むために、日ごろからこのような場を設けております。
最後に、生徒の感想をご紹介いたします。
・自分が知らないうちにこんな大変なことになっていたことを知り、これからは小さなことから地球に寄り添っていきたいと感じました。
・安全な職業や会社などないことを知り、自分の将来について危機感を感じました。文系理系に関して、進学クラスか特進クラスか、またなぜその進路に進むのか、将来の人生設計についても理由をしっかりと考えたい。
・今日のお話を聞いて焦りを覚えたと同時にこれからの自分の人生に希望を持つことが大切だと思いました。そして今自分が何をすべきか明確になりました。
・理事長先生のお話で、今から自分が学ぶべき教養や知るべき事実に気づくことができました。
・自分の夢のために今何をするべきか、これからの日本では、どのような人材が必要になるかなど知ることができました。夢の逆算などこれからの生活に役立てていきたいと思います。
郁文館中学校ではグローバル力向上を目指し、中学3年次に留学をするカリキュラムがあります。グローバルリーダー特進クラスでは6週間のニュージーランド留学に生徒が挑戦します。郁文館夢学園では1人1校の留学を10年以上前から行っており、すべての生徒が成長できる留学を目指してきました。
この度、ニュージーランド大使館が主催する『ニュージーランド教育フェア』にて留学体験を話す機会をいただきました。こちらの写真は本校中学三年生の鹿野泰世君がこの夏、留学でお世話になったAQUINAS COLLEGEの先生とともに留学体験談を語っている様子です。
また、本校1階には、今年のニュージーランド留学の様子をまとめた『GL留学ブース』を展示いたしました。
生徒主体でブースの設営や写真の選定を行い、ニュージーランドで読んでいた新聞を下地に、現地校での学校生活の様子や、お世話になったホストファミリーと撮った思い出の写真などを掲載しました。
11月7日に、中学3年生にとっては中学校生活最後となる理事長講座がおこなわれました。
今回のテーマは「高校進学への心構え」です。
中学3年生は自分の夢に関する卒業論文も書き上げ、いよいよ高校進学へ向けて進路選択をしていく時期になります。何のために高校へ進学するのかという目的意識の重要性、将来に向けてビジョンの描き方、その際に絶対に覚えておいてほしいポイントなどを、渡邉理事長がこの講座を通じて生徒たちに伝えました。
講座の冒頭では、渡邉理事長が中学生だった頃の生活について触れ、自分はどのような目的意識をもって高校進学をしたのかについて話しました。
「どうしてもやりたい好きなこと、得意なことを見つけること」「1日3時間が起こす奇跡」について、「現在の自分があるのは高校時代に目的意識を持って生活を送ることができたからである」ということについて話し、
「たとえ自分がやりたいことを見つからなくても、見つけようと意識することが大切だ。どうしてもやりたいことなら、どんなに大変でもやり続けられる。それが奇跡を起こす3時間だ。」と、夢を持つことの大切さ、夢を追うプロセスの大切さについてのメッセージを生徒たち届けてくれました。
続いて「夢7原則」のひとつひとつの項目を、具体例を挙げて中学3年生がわかりやすく、そして「自分もやってみよう!」というスイッチが入る形で伝え、生徒たちは普段から持ち歩き、毎日使っている「夢手帳」の本当の意義や良さを改めて感じることができておりました。
その後、今年度から学校全体で特に力を入れて取り組んでいる持続可能な社会を創ることを目的とした「SDGs」について、実例を数多く交えて生徒たちに分かりやすい解説し、生徒たちはこれまで以上にその意義と重要性を多くの側面から感じることができました。
また、講座の随所に渡邉理事長から生徒たちへのプラスαのメッセージがあり、何より渡邉理事長自身の夢についてパワフルに語っている姿から、「世の中に対する高いアンテナと自分の中の確かな価値観」の両方が大事なことなど、今回のテーマ以上の学びを生徒たちは得ることができたと思います。
最後には、恒例の質疑応答コーナーがありました。中学1,2年次は質問することに躊躇していた生徒たちも成長し、具体的な進路や夢に関することから経営に関するものまで様々な質問が飛びだしました。また、今年は「自身の夢とSDGsとの関連性」についての質問が多かったのも興味深い点でした。
生徒たちは改めて「何のために高校に行くのか」という問いを自分に投げかけ、もう一段階深く考えていくきっかけを今回の理事長講座を通じていただきました。中学3年生たちが卒業までの時間をより濃いものとし、充実した高校生活につなげていくことを期待します。
郁文館中学校のグローバルリーダー特進クラスでは、10月30日より、長野県にある本校研修施設【鴻夢館】にて4泊5日のキャンプを行っています。
Leaders Campというこのキャンプでは、普段の受業ではできないたくさんのアクティビティを1年生2年生合同で行います。
この日は鴻夢館付近の自然物で作るアートのアクティビティを行いました。東京ではなかなか見られない自然に身を預け、自分たちの感受性を高めながら生まれた作品の数々からは、子どもたちの創意工夫が見られます。
全員が活躍し、お互いの良さを知ることをテーマに、Leaders Campの中で子どもたちは成長していきます。
また、別日には『約2キロの氷を2時間以内に溶かしてみよう!』というテーマのサイエンス実験が行われました。
手を使わずに如何にして早く氷を溶かすかを炭酸や熱湯、レモンにグレープフルーツ、入浴剤にホッカイロなど30近くもの選択肢があるなかで、生徒たちは仮説を立てながら実験に臨みます。
実験後は理科の先生とネイティブの先生によるフィードバック解説の時間でも、多くの生徒が手を挙げては先生に質問を投げかけていました。
Leaders Campでは、プログラムのほとんどがクラス・学年合同の活動になっています。プログラムを通じてたくさんの生徒たちと交流する中で、子どもたちの主体性と協調性は磨かれていき、夢を叶える力が育っていきます。
10月22日(火)~30日(水)にかけて、郁文館中学校2年生の夢合宿が行われました。
(グローバルリーダー特進クラスは10月25~11月3日の実施)
場所は長野県東御市にある、郁文館夢学園奈良原研修センターの「鴻夢館」です。
今回の夢合宿のテーマは「継続・判断・計画化」です。
生徒全員がこの夢合宿を通じて規則正しい生活習慣を身につけながら、来年度に控えている留学に備えたプログラムなどをこなしていきました。
イングリッシュキャンプでは、ネイティブの先生を招き、オールイングリッシュでコミュニケーションをするという難しいプログラムに挑戦しました。中学2年生教員陣もすべて英語で生徒とコミュニケーションを取りました。最終日には英語でのスピーチを行い、自分の夢について英語で語ることができるようになりました。
予定していた野外調理は、あいにくの雨模様となり、屋内での野菜のカットとなりました。料理が得意な生徒がリーダーシップを発揮するなど、日常の学校生活とは異なる一面が見られました。また、食育も行われ、生徒全員が真剣に聞いていました。
バングラデシュ交流プログラムではアートマイルを作成しました。
アートマイルとは、日本・バングラデシュ両国の生徒が半分ずつ絵を作成し、それぞれをつなぎ合わせたときに1枚の大きな絵になるものです。
EQプログラムでは、クラスごとの特性に合わせたアスレチックを行いました。クラスが一丸となり達成するもの、個人が輝けるものなどがあり、どれも仲間を応援することで連帯感を強められるプログラムでした。
農林業プログラムでは、鴻夢館周辺の生き物観察やジャガイモ掘り体験などをすることができました。自然に触れることができ、自然を守ることの大切さを肌で感じました。また、室内での心理教育は、各クラスで人権擁護の標語を決めました。いじめについての共通認識を深めるとともに、その予防策について考えることができました。
また、農林業実習でお世話になっている農場の方からご厚意でカボチャをいただきました。合宿後半では、ハロウィンが近いこともありカボチャをくり抜きランタンを作成しました。
生徒たちにとって、1週間以上の宿泊は初めての経験でしたので、不安もあったことと思います。しかし、生活習慣も身につけることができ、仲間と声を掛け合い主体的に行動できるようになりました。閉校式ではどの先生も、成長できた生徒たちの様子を褒めていました。
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