高校１年生では、１１月７日(水)の総合学習とＬＨＲを利用して、「大学チューターの話を聞く会」を行いました。

今回は東京大学の学生２名と慶應大学の学生２名から「文理選択の基準・動機」「学部専門での研究テーマ」「特徴のある大学での授業」「高１の２学期以降やるべきこと」をテーマに話を聞きました。今が進路決定として重要な時期なので、生徒たちは真剣に聞き、文理選択について意欲的に取り組む雰囲気になっていました。

　今、中学2年のサイエンスでは「意見文（Academic Essay）を書こう」に取り組んでいます。生徒は6つの班に分かれ、２グループが同一テーマを賛成・反対の対立した立場で論証し、説得力ある発表をめざします。一種のディベートになっています。しかし、単元の大きな目標は、根拠を明らかにして自分の意見を持つ方法を学ぶことにあります。最終的には、生徒は個人で意見文を書きます。

　今年のテーマは４つあります。各クラスか下記のテーマから３つを選びます。

・   コンビニエンスストアは深夜営業をやめるべきである

・   日本が消費税を増税したことは正しい

・   日本は原子力発電を廃止すべきである

・   日本は食料自給率を上げるべきである

　現在、授業では、各班がテーマを選択し、頭の中の知識をマッピングし、情報収集を行っています。今年からiPadを導入し、生徒は目的に合わせて情報メディアを使い分けることを学んでいます。

　情報収集の前に、図書館司書が情報メディアの教育の一環として『インターネット検索法』を２時間指導しました。内容は、ブーリアン検索、各種データベース（新聞・統計・事典）の使い方、インターネットの情報の信頼性です。特にウィキペディアについては問題点をみんなで考えていきます。

　情報が収集できたら、情報を整理・分析し、トゥールミン・モデルを利用して、班で説得力ある発表の準備をします。