★英語Honors Class授業紹介★ TOK Demo Class:

生徒に「物事を考える」「物事を考えさせる」とは、どのようなことなのか？本校は、この大きなテーマに挑戦をしています。日本の教育に必要な視点は、受身の授業から能動の授業への展開と言われながら、様々な学校で試行されていますが、その回答はどこにもありません。それを探し、実行していくことが答えなのかもしれません。

さて、本校の英語クラスの授業内容を一部ご紹介致します。この授業を受ける生徒は、英語で「考えること」と「討論」が主となります。教員は、teacherではなく、facilitatorとして話題を提供したり、知識や情報を必要に応じて与えながらその討論が円滑に進むような働きに徹します。内容をご覧ください。

What is this object?

What is this object?　You’re first response is probably ‘it’s a chair’, and possibly also ‘what a silly question’. But let’s think carefully about it for a moment. Read the following story carefully;

Imagine that in the middle of a big city, there is a house. In the house, there is a large room, with large windows. This room is incredibly light, and it is a warm summer day. At around mid-day, a man enters the room. He looks at this object (pictured above) and thinks ‘Ah yes, here’s something to sit on’. As he has been walking all day, he sits down and rests. After a while he looks at his watch and hurries out of the room. A few hours later, a dog enters the room, looks at the same object (pictured above) and thinks ‘this is somewhere to shelter from the hot sun’. The dog crawls under the object, lies down, and takes a long rest. Later on,  the dog gets up and trots off, out of the room.

Now, reconsider. Is the object above something to sit on, or something to shelter under? Or is it something else? The answer is not immediately clear. After all, why should we say that this is *really* something to sit on if it can also be used to shelter under?  Why are we so sure that it’s a ‘chair’ and not a ‘shelter’. Could it be something else- a weapon, or a potato masher? Perhaps not, but why? Or, imagine that you’ve never even seen or used this object, and never seen anyone else using it. What would it be to you then? It wouldn’t make sense to say either that it’s ‘something to sit on’ or ‘something to shelter under’ because in that situation you would have no experience of doing either of these things, and so no reason to think of the object in those ways.

These, and other challenging questions were discussed in a friendly and open way at the demonstration TOK class held on October 15th. If you are interested in taking one of these classes, and seeing how Kaetsu can help develop your reasoning skills, sign up for the next open day, announced soon on this website!

★【サイエンス科】★　中学３年生ゼミ講座

　今、世の中は情報であふれています。自分の知らないことでも、インターネットからクリック一つで「あっ」という間に知ることができます。しかし、インターネットから知りえた情報が正しく、有益な情報であるとは限りません。どの情報が正しく、必要なものなのかを自身で判断する力が必要です。そのためには、各教科で学んだ知識がなければ、判断することができません。でも、世の中に出ると、国語や数学といった教科に分かれて生活しているわけではありません。自身で得た知識から、総合的に必要に応じて、正しく使うことが求められます。
また、身についた知識が本当に正しいのか、なぜ必要なのか、どのように活用したらより効果的なのか、ということを常に意識することが大切です。意識するだけではなく、確かめたり、試したり、人と意見交換してみたりといった練習が必要です。
本校の「サイエンス」教科は、世の中の様々なできごとを読み解き、自ら問題を発見・解決し、人にきちんと伝えることができる力を中心に中学３年間でトレーニングをします。

　今回は、中学３年生のサイエンス科で実施しているプログラムをご紹介します。中学３年のサイエンスは、大学で一般的に行われている｢ゼミ形式｣で授業を展開しています。4人の担当教員が、それぞれの専門分野に関するゼミを設け、生徒一人ひとりに個別のテーマを設定させて研究しています。この４つのゼミの大まかな研究テーマを紹介します。

★山田研究室（英語科）
　「英語の習得」「英語圏の人々」「帰国生」といった言語や英語教育と、「災害時対応」「世界の経済」といった他国との様々な比較から国際関係について考えています。

★福富研究室（理科）
　「紫外線」「太陽光発電」「カロリー」といった日常的な話題について、世の中にあふれている情報を精査し、データを測定するなどして検証し考えています。

★河合研究室（保健体育科）
　スポーツの「歴史」「戦術」「世界のさまざなま国技」などを取り上げ、スポーツに関するさまざまな「なぜ」について考えています。

★宇野研究室（国語科）
　海外で”COOL JAPAN”と称され、再評価されている「日本の伝統文化」について、実体験をふまえながら考えています。

研究室ごとにテーマは異なりますが、中1・中2で学んだ「課題解決の６ステップ」を踏まえて、一人ひとりが個別の研究課題を追究しています。11月末には中間報告会を行い、来年2月に公開研究発表会を実施する予定です。

【サイエンス課題解決の６ステップ】
①テーマを決める　

②探求方針を決める(仮説をたてる)　

③情報を集める

④情報を分析する　

⑤論理的にまとめる　

⑥振り返る

　　　　　　　　

　本校の帰国生英語クラス「Honors Class」（上級レベル）は、IB（国際バカロレア）を根幹とした英語教育を展開しています。この入試に合格した生徒は、６年間世界標準のシラバスで授業を受けることができます。学習する科目は、次の通りです。特にHumanitiesとTOKは、外部からとても注目されている科目になっています。

① Language Arts　（中高生　週４～５時間）

② Humanities　（中学生のみ　週２時間）

③ TOK (Theory of Knowledge)　（高校生のみ　週２時間）

④ TOEFL, SAT I, SAT II　（放課後　希望者対象）

この試験日程は、次の通りです。第１回の試験を日曜日に設定しましたので、学校を休むことなく受験できます。

第１回：　２０１１年１２月１８日（日）、　第２回：　２０１２年１月３０日（月）

詳細は、↓まで。

　高校３年生　受験対策Writing講座を開講中です。

　高校３年生（１期生）の難関大学進学をめざしている生徒を対象に「受験対策Writing講座」を実施しています。受講している全員が、１００～１５０ワードのWritingができるように授業が構成されています。まずは、テーマに沿ったブレイン・ストーミングからトピックを内容ごとにグルーピングし、その後具体的な体験や事例などをサポート文章にして提出します。

授業担当のイアン・ダニエルズ先生は、その課題を毎日添削して、生徒のWritingスキルの向上をめざしています。この他に、「東大Writing講座」と「早慶Writing講座」も開講しています。さて、Nativeの先生が読んでしっかり理解できる文章(Critical Writing Skills)の書き方を身につけていることが大切です。そのスキルを持っている生徒が、難関大学から求められています。